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2年生MFが2発!東邦が注目校・神村学園を撃破し、初戦突破!

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東邦高は2年生MF山端寧生が2得点。強敵・神村学園高を下し、2回戦へ進出した

[7.29 インハイ1回戦 東邦高 2-1 神村学園高 忠和公園多目的広場A]

 東邦が注目校撃破――。夏の高校サッカー日本一を争う令和5年度全国高校総体(インターハイ)「翔び立て若き翼 北海道総体 2023」男子サッカー競技が29日、開幕した。東邦高(愛知)と神村学園高(鹿児島)との1回戦は、東邦が2-1で勝利。東邦は2回戦で矢板中央高(栃木)と戦う。

 U17アジアカップでMVPと得点王の2冠を獲得したU-17日本代表MF名和田我空(2年)と同大会で3アシストと活躍したU-17日本代表左WB吉永夢希(3年)、得点王候補のU-17日本高校選抜FW西丸道人主将(3年)らを擁する神村学園の注目の初戦。だが、前半にリードを奪ったのは東邦の方だった。

 東邦は注目CB朴勢己主将(3年)を中心に、日頃から磨き上げてきた個々の力で相手の攻撃に対抗。押し込まれてはいたものの、決定打を打たせず、良い形でボールを奪って攻め返す。そして、スペースを突くエースMF森一琉(3年)や2年生の左SH山端寧生(2年)が躍動。森がドリブルシュートを枠へ飛ばしたほか、サイドからの崩し、相手のミスを突く形で決定機を作り出す。

 そして、27分、突破力を示していた山端がカットインから右足シュートを決めて先制。この後、神村学園はU-16日本代表MF福島和毅(1年)を中心に落ち着いてボールを繋いで押し込む。そして、吉永の前方のスペースを活用。吉永は徹底マークされる中でも仕掛けてラストパスやシュートへ持ち込み、名和田や西丸がゴールを目指すが、1点が遠い。

 逆に東邦は山端が左サイドを突破し、ラストパスにFW廣江優(2年)が飛び込むなど追加点のチャンスを作る。そして、後半7分、左サイドから仕掛けた山端がPKを獲得。これを自ら右足で決めて2-0と突き放した。

 神村学園は強引な仕掛けでボールを奪い返されるシーンが目立つ。16分、MF平木駿(3年)が決めて1点差。さらにミドルシュートなどで同点を目指すが、東邦の朴やGK池田エンヒ(2年)に阻まれるなど追いつくことができない。ラストプレーで迎えた決定機も西丸の左足シュートが枠を外れて試合終了。愛知県1部リーグ所属の東邦がプレミアリーグ勢を破り、2回戦へ進出した。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2023

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