UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は7日、各地でグループリーグ第4節2日目を行い、3連勝中のバルセロナ(スペイン)は敵地でセルティック(スコットランド)と対戦し、1-2で敗れた。今大会初黒星を喫したバルセロナは8月29日のレアル・マドリーとのスペインスーパー杯第2戦(1-2)以来、今季公式戦2敗目。バルセロナが欧州CLのグループリーグで敗れたのは09-10シーズン以来、3シーズンぶりとなった。

　4連勝で一気にグループリーグ突破を決めたいバルセロナだが、苦しい展開を強いられた。前半8分、FWメッシが中央から左サイドのDFジョルディ・アルバに展開。ワンツーの形でマイナスのパスを受けると、左足で狙ったが、ゴール上へ外れた。すると前半21分、セルティックはMFマルグルーの右CKからファーサイドのMFワニアマが豪快なヘディングシュートを突き刺し、先制点を奪った。

　1点ビハインドとなったバルセロナは猛攻に出る。前半29分、右サイドからメッシがドリブルで中に切れ込み、MFイニエスタに預ける。そのままゴール前に走り込んだメッシにパスが通り、左足でシュート。しかし、ここはクロスバーを直撃し、同36分、DFダニエウ・アウベスの右クロスに合わせたFWアレクシス・サンチェスのヘディングシュートも右ポストを弾いた。

　0-1で折り返した後半も1点が遠い。後半15分にはサンチェスが立て続けにシュートを狙うが、GKがセーブ。同25分、アルバとのワンツーからメッシが放ったシュートもGKのビッグセーブに遭い、セルティックの粘り強いディフェンスをこじ開けられなかった。

　後半38分、メッシの直接FKがGKにキャッチされると、ここからのカウンターだった。GKからのパントキックをMFシャビがクリアし損ね、ボールはそのままバルセロナのゴール前まで流れる。抜け出したFWワットが落ち着いて右足でゴール左へ流し込み、セルティックが2-0と追加点を奪った。

　猛攻に出るバルセロナは後半ロスタイム、FWペドロのシュートをGKが弾いたこぼれ球にメッシが詰め、1点を返すと、その後も怒涛の攻撃を仕掛けるが、同点ゴールはならず。セルティックが2-1で逃げ切り、大金星を挙げた。

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