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[CL]エジルが劇的同点FK弾も…「死の組」はドルトムントが首位守る

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は6日、各地でグループリーグ第4節1日目を行った。4か国のリーグ王者が同居した「死のD組」ではレアル・マドリー(スペイン)がホームでドルトムント(ドイツ)と対戦し、2-2で引き分けた。もう1試合のマンチェスター・シティ(イングランド)対アヤックス(オランダ)も2-2のドロー。4チームが勝ち点1を積み上げ、ドルトムントが首位を守っている。

 敵地、サンチャゴ・ベルナベウに乗り込んでも臆することなく攻撃を仕掛けるドルトムントは前半9分、MFマルコ・ロイスのスルーパスに抜け出したDFシュメルツァーが左足でシュート。GKが弾いたところにFWレワンドフスキが詰めたが、左足のシュートはゴール上に外れた。レアルも同22分、スルーパスに反応したFWイグアインの右クロスにFWクリスティアーノ・ロナウドが頭で合わせたが、枠を捉え切れなかった。

 均衡が破れたのは前半28分。ドルトムントはDFスボティッチからの浮き球のパスをレワンドフスキが頭で落とし、右45度の角度からロイスが豪快に右足で蹴り込んだ。レアルもすぐさま反撃。前半34分、CKのセカンドボールをつないでMFエジルが左クロスを上げると、DFペペがヘディングシュートを突き刺した。

 1-1の同点で前半終了かと思われたが、終了間際の前半45分にドルトムントが2点目を奪う。GKバイデンフェラーからのロングキックをレワンドフスキが頭でそらし、PA内左に抜け出したMFグロスクロイツの折り返しをMFゲッツェがDFアルベロアと競り合いながら左足でシュートを狙うと、クリアしようとしたアルベロアがオウンゴール。ドルトムントが2-1と勝ち越しに成功し、後半に折り返した。

 レアルはハーフタイムに2選手を交代。イグアインとMFモドリッチを下げ、FWカジェホンとMFエッシェンをピッチに送った。後半開始2分にはスルーパスに抜け出したカジェホンがゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。後半15分にもC・ロナウドのスルーパスからカジェホンが決定機を迎えたが、シュートはGKの好セーブに阻まれた。

 ホームで負けられないレアルは猛攻に出る。しかし、後半34分のC・ロナウドの決定的なシュートはGKバイデンフェラーがまたもビッグセーブ。同41分にはC・ロナウド、FWディ・マリアと細かくつないで最後はカジェホンがシュートを狙うが、ゴールライン上でグロスクロイツがクリア。決定的なピンチをしのいだドルトムントだったが、試合終了間際の後半44分、エジルが右45度の位置から左足で直接FKをゴール右下隅にねじ込み、起死回生の同点ゴールを奪った。

 勝てば「死の組」突破が決まっていたドルトムントだが、土壇場で2-2の引き分けに持ち込まれ、勝ち点1を分け合った。それでも勝ち点を8に伸ばしたドルトムントが首位を守り、勝ち点7のレアルが2位。アヤックスが勝ち点4で続き、マンチェスター・Cは2分2敗の勝ち点2で最下位から脱出できなかった。


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