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CLで物議を醸したVARシーンをUEFA公式が解説! パリSGのハンドについては…?

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VARシーンをUEFA公式が解説

 ベスト8に進出する4クラブが6日に決定したUEFAUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)。ラウンド16第2戦では、いくつかの判定が物議を醸したが、この件についてUEFA(欧州サッカー連盟)公式が見解を発表した。

 とりわけ話題となったのは、マンチェスター・ユナイテッドが逆転突破したパリSGとの一戦。ユナイテッドはこの試合のアディショナルタイム、ジエゴ・ダロットがボックス手前から放ったシュートをDFプレスネル・キンペンベに手でブロックされた。VARでのピッチレビューの結果、ユナイテッドにPKが与えられた。これをマーカス・ラッシュフォードが決めたことにより、3-1で勝利したユナイテッドが劇的な形で8強入りを決めている。

 UEFAはこのシーンについて、以下のような見解を伝えた。

「VARが様々な角度から彼(キンペンベ)をチェックした後、レフェリーがオン・フィールド・レビュー(VARの確認)を勧められた。主審はライブでその事象を判断しきることができなかったため、オン・フィールド・レビューが行われた」

「オン・フィールド・レビューで主審は、シュートが放たれた位置から(キンペンベの)距離が短くなかったことと、それにより衝突(ボールが手に当たってしまう)を予測することは不可能なことではなかったと見解した。DFの腕は体から離れていた。体を大きくしたことで、ボールはゴール方向に向かうことを妨げられた。そのため、主審はPK判定を下した」

 また、UEFAは、レアル・マドリーvsアヤックスの後半17分の場面についても見解。アヤックスが3点目を挙げたこの場面、DFノゼア・マズラウィがボールをタッチライン際で奪取したところが起点となった。この際、ボールはタッチラインを割ったかどうか微妙な位置だった。

 この件に関して、UEFAは「VARにより慎重にイメージが分析され、全てのビデオアングルからは、ボールが完全にラインを割った決定的な証拠はなかった。完璧なポジションにいた副審はボールが完全にラインを割ったとは判断しなかった。そのため、オン・フィールド・レビューを実施しなかった。主審は介入することなく、ゴールを認めた」と説明した。

 そのほか、UEFAはポルトvsローマのVARシーンについても言及。サッカーファンが納得できるように理由を説明していく姿勢を強調している。

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