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「愚かだ」逆転負けのパリSGをベンゲルが非難

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逆転負けを喫したパリSG

[4.28 欧州CL準決勝 パリSG 1-2 マンチェスター・C]

 マンチェスター・シティに敗れたパリSGに対し、アーセン・ベンゲル氏が「愚かだ」と非難の言葉を浴びせた。イギリス『メトロ』が同氏のコメントを伝えている。

 28日のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝第1戦でホームにシティを迎えたパリSG。前半15分にCKからDFマルキーニョスがヘディングを決め、幸先よく先制に成功した。

 だが、ハーフタイムが明けると状況が一変する。後半19分にシティのMFケビン・デ・ブライネに同点弾を許すと、同26分にはMFリヤド・マフレズの直接FKが壁の間を抜けてネットを揺らし、逆転ゴールを献上。さらに退場者も出すなど一気に崩れ、1-2で第1戦を落とした。

 フランス人のベンゲル氏は『ビーイン・スポーツ』を通じ、マフレズのFKに対するパリSGのディフェンスを批判している。

「(マフレズのFKで)DFが背を向けていることから、パレデスとキンペンベの間を通されている。壁の中にいる選手たちが壁を開けるのに、なぜ地面に選手を横たえるのか」

「個人的に(パリSGの)2失点目は、あのレベルでは許されないと思っている。彼らが背を向けるのを見るのは初めてではない。シティはそれを利用した」

 また、パリSGの後半の崩壊は規律の悪さが原因だとも指摘している。

「1-1となった後、彼らは完全に崩壊した。愚かな方法で感情的かつ攻撃的になってしまったんだ」

「今夜、非常に興味深かったのは、1-1になったときにパリSGが精神的に崩壊したことが見て取れたことだね」

「これは彼らがリーグ戦で8敗した結果でもあり、このような状況で影響を及ぼすものだ」

 パリSGは現在、3連覇中のリーグアンで首位リールと勝ち点1差の2位と、絶対王者の姿を見せられずにいる。

 ベンゲル氏は「リーグ戦で無敵だった昨季とは違うんだ。自信を失っているのがよく分かる」と、国内リーグでの苦戦がシティ戦のナーバスな試合運びにつながったと分析した。

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