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パリSG、終了間際のPKで追いつかれA組首位陥落…ワイナルドゥム一時逆転2発も3連勝ならず

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FWドミニク・ショボスライのPKで同点

[11.3 欧州CLグループA第4節 ライプツィヒ 2-2 パリSG]

 UEFAチャンピオンズリーグは3日、グループリーグの第4節を各地で行い、A組のパリSG(フランス)はライプツィヒ(ドイツ)と2-2で引き分けた。終了間際の3連勝を逃し、グループ首位から転落した。

 ここまで2勝1分で首位のパリSGと、3連敗中で最下位のライプツィヒによる対決。パリSGはFWリオネル・メッシが左脚の負傷で出場を見送られ、4-3-3システムの3トップにはFWキリアン・ムバッペ、FWネイマール、FWアンヘル・ディ・マリアが並んだ。

 試合は前半8分、勝たなければ敗退が決定的となるライプツィヒが先にスコアを動かした。左サイド深くでFWアンドレ・シウバがボールを奪い、左足でゴール前に鋭いクロスを送ると、2列目からMFクリストファー・エンクンクが反応。最後はダイビングヘッドで押し込んだ。

 さらにライプツィヒは前半12分、エンクンクからのパスを受け、最終ライン裏に抜け出したA・シウバがMFダニーロ・ペレイラに倒されてPKを獲得。リードを広げるチャンスを迎えた。だが、A・シウバのキックはGKジャンルイジ・ドンナルンマに阻まれ、1点差のままとなった。

 するとこれで勢いを取り戻したパリSGは前半21分、ネイマールの中央突破からムバッペが左サイドを抜け出し、折り返しのボールにMFジョルジニオ・ワイナルドゥムが押し込んで同点。リバプールから今季加入したワイナルドゥムはこれが加入後初ゴールとなった。

 なおも止まらないパリSGは前半39分、ディ・マリアからの左コーナーキックをDFマルキーニョスが頭で折り返すと、またしてもワイナルドゥムがヘディングシュート。一度はオフサイドの判定が下されたが、VARの介入でオフサイドはなかったことが確認され、逆転ゴールが認められた。

 厳しくなったライプツィヒは後半、選手交代を有効に使って攻撃陣にフレッシュなメンバーを送り込む。後半19分にはムバッペの単独突破でカウンターを食らうが、GKペーテル・グラーチが落ち着いたセーブで危機を救った。

 それでも後半27分、カウンターから右サイドを突破したライプツィヒはエンクンクのクロスにFWドミニク・ショボスライがワンタッチで合わせるも、シュートはわずかに左外。ようやく訪れた絶好機を決めることができなかった。

 ところが後半終了間際、ライプツィヒはセットプレーの波状攻撃から途中出場のMFダニ・オルモがペナルティエリア内にフィードを送ると、DFプレスネル・キンペンベとエンクンクが交錯。一旦はプレーが流されたが、VARが介入した結果、ライプツィヒにPKが与えられた。

 後半アディショナルタイム2分、この日2度目のPKをショボスライが決めて同点。そのまま試合はタイムアップ。ライプツィヒは初の勝ち点1でわずかに決勝トーナメント進出の可能性を残した一方、勝ち点を落としたパリSGはマンチェスター・C(イングランド)にグループ首位の座を譲った。

 パリSGは24日の第5節でマンチェスター・Cと直接対決。ライプツィヒはクラブ・ブルージュ(ベルギー)と対戦する。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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