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2点ビハインドのHT、クロップは選手になんと伝えた?「コーチに良い場面が1つもないと言われて…」

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リバプールユルゲン・クロップ監督

 リバプールユルゲン・クロップ監督が、ビジャレアル戦を振り返った。

 3日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグで、ビジャレアルと対戦したリバプール。ホームでのファーストレグを2-0で制していたが、敵地では前半だけで2失点を喫してアドバンテージを失う。それでも後半からルイス・ディアスを投入したリバプールは、そのコロンビア代表FWのゴールもあって3-2と逆転勝利。2戦合計5-2でファイナル進出を決めた。

 試合後、クロップ監督は会見で0-2とビハインドで迎えたハーフタイムに選手たちへなんと声をかけたか問われると、以下のように答えている。

「前半よりも良いプレーをしろ!とね。 いや、本当は……通常ならこういった状況で試合への入り方が見つけられないときは、自分たちが何をしなければいけないかを少し説明できるような場面を選手に見せるんだ。だからアシスタントコーチに『自分たちが最初にやりたかった方法でできた場面を1つだけ見せてくれ』と言った。すると彼は『何も見つけられなかった』と答えたんだ。それは明らかだったね」

「スタートは我々にとって本当に難しかった。ビルドアップもうまくいかず、スペースも見つけられない。突然ロングボールを蹴って無理にプレーしようとしていた。前半は明らかに悪かったから、何をすべきか、どこを強化すべきか、どこで賢く動くべきかを伝えたよ。3トップも固定されすぎていて柔軟性がなかったから、相手に問題を与えるためにはミックスする必要があったね」

 また、試合の流れを変えたディアスについて「大きなインパクトを与えてくれたよ。でも、気に入らないのは(交代した)ディオゴ・ジョタが問題だったという話が広まってしまうこと。彼が問題なのではなく、前半は11の問題があったんだよ。前半は自分たちではなかったが、後半は自分たちであった。ルイスのゴールは素晴らしいもので、最高のパフォーマンスだったね」と賛辞を送っている。

 これでリバプールで3度目のCLファイナルへ進んだクロップ監督だが、「最高だね。正直、初めてのような気分だよ」としつつ、ビジャレアルへ敬意を評している。

「私にとってはクラブにおける世界最高の大会だ。すべてを愛している。今夜もね。ビジャレアルにリスペクトを。本当に素晴らしいスタジアムだし、ウナイ・エメリも、相手選手たちもすべてが素晴らしかった。我々にとって非常に難しかったが、最終的には決勝進出に値すると思う。だからこそ本当に素晴らしいことだと感じている。選手たちは本当によく頑張ってくれた」

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