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ラストプレーでGKが同点ヘッド!! 鎌田大地が失点に絡んだラツィオ、アトレティコとのCL初戦は劇的ドロー

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ラツィオが劇的ドロー

[9.19 欧州CLグループE第1節 ラツィオ 1-1 A・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループE第1節が19日に開催され、日本代表MF鎌田大地が所属するラツィオ(イタリア)は、ホームでアトレティコ・マドリー(スペイン)と1-1で引き分けた。鎌田は開幕4試合連続スタメン中のセリエAに続き、この日も右インサイドハーフで先発出場。後半17分までプレーした。第2節は10月4日に行われ、アトレティコは本拠地でフェイエノールト(オランダ)、ラツィオは敵地でセルティック(スコットランド)と対戦する。

 国内リーグで波に乗り切れていない両チームが顔を合わせたグループEの初戦。セリエAで現在15位のラツィオは4-3-3、ラ・リーガ7位のアトレティコは5-3-2の布陣でスタートした。

 攻撃的な入りを見せたアトレティコに対して押される時間が続いたラツィオだったが、速いテンポのパスワークで徐々にリズムをつかみ、前半12分には鎌田が右足でグラウンダーのミドルシュート。しかし、これはGKヤン・オブラクにセーブされた。

 試合が動いたのは前半29分。アトレティコの右ウイングバックを務めるDFナウエル・モリーナが高い位置でロングボールを受け、キープからマイナスにパスを出す。フリーのMFパブロ・バリオスが右足で低い弾道のミドルシュートを放つと、鎌田の左足に当たり、GKイバン・プロベデルの逆を突いてゴール右に決まった。

 20歳のバリオスはアトレティコのカンテラで育ち、昨年10月にトップチームデビュー。今季はMFコケの負傷もあってラ・リーガ開幕から4試合連続で出番を得ている。欧州CLでは、昨季に続く通算2試合目での初得点となった。

 不運な形で先制を許したラツィオは前半38分、負傷したDFルカ・ペッレグリーニに代え、DFマヌエル・ラッツァーリを緊急投入。そのまま0-1で折り返すと、後半7分に左CKのクロスからボールをつなぎ、鎌田が左足でミドルシュートを放つ。相手にブロックされたこぼれ球をペナルティエリア右のFWチーロ・インモービレが拾い、最後はDFパトリック・ガバロンが右足で狙うも、シュートは右外のサイドネットを直撃した。

 さらに後半11分、GKオブラクのパスをカットした流れからインモービレに決定機が訪れる。しかし、至近距離から右足で打ったシュートはオブラクに阻まれた。

 ラツィオは後半17分に鎌田とMFフェリペ・アンデルソンを下げ、MFマテオ・ゲンドゥージとMFグスタフ・イサクセンをピッチへ。2枚替えで状況の好転を試みる。

 しかし、アトレティコは後半21分、FKからのこぼれ球を拾ったFWアルバロ・モラタのシュートが相手に当たって右ポストを叩くなど、追加点を目指して攻撃の手を緩めない。

 そのままのスコアで最終盤を迎えると、ホームのラツィオがドラマを起こした。後半アディショナルタイム5分、左CKの二次攻撃からMFルイス・アルベルトが右足でクロスを供給。攻め上がっていたGKプロベデルがヘディングで押し込み、ラストプレーで1-1のドローに持ち込んだ。

 3シーズンぶりの欧州CLに臨んだラツィオの初戦は劇的な幕切れ。昨季グループリーグでアウェー3戦全敗だったアトレティコは、ほぼ手中に収めていた勝利を逃す結果となった。

スタメン出場したMF鎌田大地

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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