久保建英が欧州CLデビュー!! ソシエダはインテルに終盤失点、20季ぶり白星お預け
MF
[9.20 欧州CLグループD ソシエダ 1-1 インテル]
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は20日、グループリーグ第1節を行い、MF久保建英所属のソシエダ(スペイン)は昨季準優勝のインテル(イタリア)と1-1で引き分けた。4-3-3の右ウイングで念願の欧州CLデビューを果たした久保は、厳しいマークの中でも安定したプレーを続けたが、チームは交代後の後半42分に失点。2003–04シーズン以来20季ぶりとなるCLでの白星はお預けとなった。
昨季のラ・リーガで4位に躍進し、10シーズンぶりに欧州CLの舞台にたどり着いたソシエダ。前回出場時の2013-14シーズンはグループリーグで1分5敗と1勝も出来ずに終わっており、グループ2勝4分で決勝トーナメント進出を果たした初出場時の03-04シーズン以来となる白星をかけて初陣に臨んだ。
試合は立ち上がりからソシエダが圧倒した。前半2分、まずはMFアンデル・バレネチェアのクロスからMFブライス・メンデスがヘディングシュートを狙うと、直後にはバレネチェアが左ポスト直撃のシュート。そして同4分、B・メンデスが高い位置でDFアレッサンドロ・バストーニからボールを狩ると、そのまま左足で決めて先制点を奪った。
その後はインテルも落ち着きを取り戻し、ボールを動かしながら試合を進めるが、ソシエダも局面でのデュエルとプレスバックを怠らず、熱量の高いせめぎ合いが続く。久保は右サイドでMFカルロス・アウグストとMFヘンリク・ムヒタリアンと2枚のマークがついてくる中、球離れよく関わりながら黒子役に徹していた。
その後もソシエダが優勢に試合を進める中、前半37分には新加入のDFキーラン・ティアニーが果敢なボール奪取でカウンターを牽引し、自らミドルシュート。同40分にはセットプレーのこぼれ球からようやく久保が高い位置でボールを受けると、縦突破から右足クロスを送り、DFロビン・ル・ノルマンに合わせたが、ヘディングシュートは枠を外れた。
さらに久保は前半45分、いったんペナルティエリア内でパスを受け、厳しいマークで味方に戻したが、鋭い動き直しでMFマルティン・スビメンディのスルーパスを引き出し、ゴール左斜め前から強烈なシュート。これはGKヤン・ゾマーに阻まれたが、時間を追うごとに決定機にも絡めるようになり、良い流れでハーフタイムを迎えた。
後半もソシエダが優勢を保ち、開始3分にB・メンデスの直接FKがゾマーを強襲。さらに同4分、左CKを久保がゴール前に送ると、MFミケル・メリノがフリックしたボールにFWミケル・オヤルサバルが詰め、ヘディングで押し込もうとした。だが、これもゾマーがスーパーセーブ。久保を起点にビッグチャンスが生まれるも、追加点は奪えなかった。
なおも攻めるソシエダは後半6分、中盤で相手をかわしたスビメンディを起点に前進し、右サイドに展開すると、久保がカットインから左足シュート。これは力が入りすぎたか、枠を大きく外れた。それでも久保は同15分、久保は果敢な動き出しでボールを奪うと、オヤルサバルとの連係でドリブル突破。MFヘンリク・ムヒタリアンのファウルを誘い、イエローカードを出させた。
後半21分にはスタジアム内が騒然とする事象が起きた。空中戦を競り合ったインテルMFニコロ・バレッラがB・メンデスに挟まれた足を抜こうとしたが、その行為が危険なものと見られ、主審にレッドカードを提示される。これにはバレッラが猛抗議。結果的にはVARが介入し、オンフィールドレビューの末にカードは取り消されたが、危うく試合の行方を大きく左右する誤審となるところだった。
ソシエダはこの中断でも勢いを失わず、後半24分、久保の左CKからメリノがヘディングシュート。だが、これもクロスバーをかすめて枠を外れる。同27分には久保、オヤルサバルが揃ってベンチに下がり、DFアルバロ・オドリオソラとFWウマル・サディクが登場。本職右サイドバックのオドリオソラはそのまま右ウイングに入り、守備的な布陣となった。
ところが後半34分、ソシエダは途中出場のFWマーカス・テュラムに縦パスを収められると、スピードを活かした攻撃で左サイドを崩され、クロスからFWラウタロ・マルティネスにゴールを割られる。しかし、そこでVARが介入。インテルのオフサイドが映像で確認され、命拾いとなった。
それでも後半42分、なかなか攻めに出られないソシエダは立て続けにエリア内にクロス攻勢を浴び、守備陣が中途半端なクリアに終始すると、ミドルシュートの流れ弾をL・マルティネスに決められて失点。そのまま試合はタイムアップを迎え、痛恨の失点により10季ぶりの欧州CL初陣は引き分けスタートとなった。
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UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は20日、グループリーグ第1節を行い、MF久保建英所属のソシエダ(スペイン)は昨季準優勝のインテル(イタリア)と1-1で引き分けた。4-3-3の右ウイングで念願の欧州CLデビューを果たした久保は、厳しいマークの中でも安定したプレーを続けたが、チームは交代後の後半42分に失点。2003–04シーズン以来20季ぶりとなるCLでの白星はお預けとなった。
昨季のラ・リーガで4位に躍進し、10シーズンぶりに欧州CLの舞台にたどり着いたソシエダ。前回出場時の2013-14シーズンはグループリーグで1分5敗と1勝も出来ずに終わっており、グループ2勝4分で決勝トーナメント進出を果たした初出場時の03-04シーズン以来となる白星をかけて初陣に臨んだ。
試合は立ち上がりからソシエダが圧倒した。前半2分、まずはMFアンデル・バレネチェアのクロスからMFブライス・メンデスがヘディングシュートを狙うと、直後にはバレネチェアが左ポスト直撃のシュート。そして同4分、B・メンデスが高い位置でDFアレッサンドロ・バストーニからボールを狩ると、そのまま左足で決めて先制点を奪った。
その後はインテルも落ち着きを取り戻し、ボールを動かしながら試合を進めるが、ソシエダも局面でのデュエルとプレスバックを怠らず、熱量の高いせめぎ合いが続く。久保は右サイドでMFカルロス・アウグストとMFヘンリク・ムヒタリアンと2枚のマークがついてくる中、球離れよく関わりながら黒子役に徹していた。
その後もソシエダが優勢に試合を進める中、前半37分には新加入のDFキーラン・ティアニーが果敢なボール奪取でカウンターを牽引し、自らミドルシュート。同40分にはセットプレーのこぼれ球からようやく久保が高い位置でボールを受けると、縦突破から右足クロスを送り、DFロビン・ル・ノルマンに合わせたが、ヘディングシュートは枠を外れた。
さらに久保は前半45分、いったんペナルティエリア内でパスを受け、厳しいマークで味方に戻したが、鋭い動き直しでMFマルティン・スビメンディのスルーパスを引き出し、ゴール左斜め前から強烈なシュート。これはGKヤン・ゾマーに阻まれたが、時間を追うごとに決定機にも絡めるようになり、良い流れでハーフタイムを迎えた。
後半もソシエダが優勢を保ち、開始3分にB・メンデスの直接FKがゾマーを強襲。さらに同4分、左CKを久保がゴール前に送ると、MFミケル・メリノがフリックしたボールにFWミケル・オヤルサバルが詰め、ヘディングで押し込もうとした。だが、これもゾマーがスーパーセーブ。久保を起点にビッグチャンスが生まれるも、追加点は奪えなかった。
なおも攻めるソシエダは後半6分、中盤で相手をかわしたスビメンディを起点に前進し、右サイドに展開すると、久保がカットインから左足シュート。これは力が入りすぎたか、枠を大きく外れた。それでも久保は同15分、久保は果敢な動き出しでボールを奪うと、オヤルサバルとの連係でドリブル突破。MFヘンリク・ムヒタリアンのファウルを誘い、イエローカードを出させた。
後半21分にはスタジアム内が騒然とする事象が起きた。空中戦を競り合ったインテルMFニコロ・バレッラがB・メンデスに挟まれた足を抜こうとしたが、その行為が危険なものと見られ、主審にレッドカードを提示される。これにはバレッラが猛抗議。結果的にはVARが介入し、オンフィールドレビューの末にカードは取り消されたが、危うく試合の行方を大きく左右する誤審となるところだった。
ソシエダはこの中断でも勢いを失わず、後半24分、久保の左CKからメリノがヘディングシュート。だが、これもクロスバーをかすめて枠を外れる。同27分には久保、オヤルサバルが揃ってベンチに下がり、DFアルバロ・オドリオソラとFWウマル・サディクが登場。本職右サイドバックのオドリオソラはそのまま右ウイングに入り、守備的な布陣となった。
ところが後半34分、ソシエダは途中出場のFWマーカス・テュラムに縦パスを収められると、スピードを活かした攻撃で左サイドを崩され、クロスからFWラウタロ・マルティネスにゴールを割られる。しかし、そこでVARが介入。インテルのオフサイドが映像で確認され、命拾いとなった。
それでも後半42分、なかなか攻めに出られないソシエダは立て続けにエリア内にクロス攻勢を浴び、守備陣が中途半端なクリアに終始すると、ミドルシュートの流れ弾をL・マルティネスに決められて失点。そのまま試合はタイムアップを迎え、痛恨の失点により10季ぶりの欧州CL初陣は引き分けスタートとなった。
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
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