beacon

好機量産の久保建英がムバッペを追い切れず失点…ソシエダ、CL決勝T初戦でパリSGに完封負け

このエントリーをはてなブックマークに追加

FWキリアン・ムバッペが先制ゴール

[2.14 欧州CL決勝T1回戦 パリSG 2-0 ソシエダ]

 UEFAチャンピオンズリーグは14日、決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、MF久保建英所属のソシエダ(スペイン)はパリSG(フランス)に0-2で敗れた。久保は前半に多くのチャンスを演出したが、味方が決め切れずにいると、後半にセットプレーでFWキリアン・ムバッペにつき切れずに1失点目に関与。持ち味を発揮していただけに苦しい一戦となった。

 久保にとっては自身初、ソシエダにとっては20シーズンぶりの欧州CL決勝トーナメント。FWキリアン・ムバッペ、FWウスマン・デンベレらを擁するパリSGのホームに乗り込んだ。システムは4-3-3で久保は右ウイングに入った。

 試合はソシエダがいい立ち上がり。開始1分、ハイプレッシャーからMFアンデル・バレネチェアが競り勝ち、FWアンドレ・シウバが惜しいミドルシュートを放った。前半6分にはMFマルティン・スビメンディが中盤で奪われ、パリSGのカウンターがスタート。だが、圧巻のスピードで切り裂いたムバッペのシュートはGKアレックス・レミロが阻んだ。

 その後はパリSGにリズムが動きそうになったが、ソシエダは冷静なブロック守備とボール保持で主導権を渡さない。前半15分、MFブライス・メンデスのFKからMFミケル・メリノが良い形で折り返したり、18分にはようやく右サイドの高い位置でボールに触れた久保が果敢なカットインシュートを狙ったりと、次々に良い形を作った。

 久保は時間を経るごとにボールに関われる機会が増え、前半22分には左足クロスからA・シウバの惜しいヘディングシュートを演出。同41分には今度は縦突破を仕掛け、右足クロスからチャンスメークを試みた。これはDF{{ダニーロ・ペレイラ]}に阻まれるも、同45+1分にはメリノがクロスバー直撃のミドルシュートを放つなど、勢いを持ったまま前半を折り返した。

 後半はさらに拮抗した展開となり、互いに決定機は少ない展開。ところが後半9分、ソシエダは久保のボールロストから攻め込まれると、ボールをカットしたはずのDFアマリ・トラオレもプレッシャーを受けて奪われ、大きなピンチを招く。だが、FWブラドリー・バルコラのシュートはレミロがなんとか弾き切った。

 それでも流れが悪いままの後半13分、セットプレーから失点した。デンベレの右CKを中央で競り勝てずにDFマルキーニョスにそらされ、ファーにボールを送られると、これにムバッペが反応。ワンタッチで押し込まれた。トラオレの負傷でソシエダは一時的に10人になっており、ムバッペのマーカーは久保。ボールが来る前の競り合いで入れ替わられ、久保にとっても苦しい形で先制点を献上した。

 その後もパリSGのペースが続くと、後半35分に追加点。左サイドでデンベレに振り回され、サイドに展開されると、MFファビアン・ルイスのスルーパスにバルコラが抜け出す。最後はA・トラオレが一気に振り切られ、バルコラの独走を許し、そのまま決め切られた。

 その後はパリSGが左サイドバックにDFリュカ・エルナンデスを投入してきた中、久保のドリブル突破も封じ込められ、より厳しい展開に。ソシエダはMFアーセン・ザハリャン、MFベニャト・トゥリエンテス、FWウマル・サディクを入れつつ攻勢を試みたが、枠内シュート0のままタイムアップを迎えた。

 2点が必要なソシエダの第2戦は3月5日に行われる。

●チャンピオンズリーグ(CL)23-24特集
●ラ・リーガ2023-24特集
●海外組ガイド
▶【CL準々決勝】冨安のアーセナルはバイエルンと対戦!レアルvsシティも...CL・EL見るならWOWOWで!

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

TOP