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[EL]16強進出も内容に不満のトゥヘル監督 「満足に思うのは結果だけ」

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 ドルトムントは25日に行われたヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、ポルトに1-0で勝利した。ホームでのファーストレグを2-0としていたドルトムントは、2試合合計スコアを3-0としてベスト16に勝ち進んでいる。

 GKイケル・カシージャスのオウンゴールで勝利した試合について、トーマス・トゥヘル監督は良い印象を持てなかったようだ。「今日の私たちはユニゾンとリズムのないオーケストラのようだった」と、チームのパフォーマンスを酷評している。

 16には2連覇中のセビージャをはじめ、マンチェスター・ユナイテッド、リバプールといった名門も勝ち進んでいる。ドルトムントも優勝候補の一角だが、ドイツ『シュポルト1』に対してトゥヘル監督は前評判は気にしないと話している。

「私たちが優勝の有力候補かどうかは重要なことではない。大事なのは、有力候補のようなプレーを見せることだ。我々全員が今日見せたパフォーマンスに満足していない。満足に思うのは結果だけだ。今日のパフォーマンスは本来のレベルを大きく下回った」

 1-0でリードしたハーフタイムには、MFイルカイ・ギュンドアンとDFマッツ・フンメルスの2人をベンチに下げた。点差が開いたことによる温存かと思われたが、「ギュンドアンは彼のポジションにおいて、私が希望していたとおりのプレーを見せなかった。だから交代したんだ」と、理由を説明した。

 プレーに満足しない指揮官だが、チームの示した姿勢だけは評価した。

「ゴールも我々のプレーを体現したようなものだった。我々は試合を通してものごとを複雑にしていた。ただ一つだけ褒められるのは、低い精度のプレー、欠如しているリズム、ひどい低調ぶりのなかでハートを失くさなかったことくらいだ」

「そのスピリットにより失点は避けられた。もちろんここ数週間素晴らしいセーブを繰り返しているロマン・ビュルキのおかげでもあるがね」

 勝利したチームを引き締めるかのような言葉を投げかけ続ける指揮官は、今後の戦いがさらに厳しいものになると語る。

「ここからは、ピッチ内でより高い精度が求められる。どんなに長い旅も最初の一歩から始まる。次のラウンドでは、より強い相手が待っていることに疑いはない。そこを乗り越えて次に進まなければならないんだ」

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