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退場者&負傷者続々…ビジャレアルがアーセナルとの乱戦を制してEL決勝へ前進

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決勝点を記録したDFラウール・アルビオル

[4.29 EL準決勝第1戦 ビジャレアル2-1アーセナル]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝第1戦が29日に行われ、ビジャレアル(スペイン)はホームでアーセナル(イングランド)に2-1で先勝した。第2戦は5月6日にアーセナルの本拠地で開催される。

 両チームは過去にUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)で4回対戦し、アーセナルの2勝2分。セビージャ時代にEL3連覇を果たしたビジャレアルのウナイ・エメリ監督にとっては、2019年11月まで率いたアーセナルとの古巣戦になった。

 ビジャレアルはアーセナルのプレスを受けながら後方からボールをつなぎ、その形から前半5分に先制。GKヘロニモ・ルジからMFダニエル・パレホを経由し、右サイドでフリーとなったDFフアン・フォイスがドリブルで長い距離を持ち上がる。幅を取ってフォイスからパスを受けたFWサムエル・チュクウェゼがPA内右で2人を相手に突破を図ると、流れたボールをMFマヌ・トリゲロスが右足でゴール左下に突き刺した。

 1-0の前半29分には左CKからキッカーのパレホが右足でクロスを供給。FWジェラール・モレノが頭で触ったボールをファーのDFラウール・アルビオルが右足で押し込み、リードを2点に広げた。

 反撃を図りたいアーセナルだったが、後半12分にMFダニ・セバージョスが2枚目のイエローカードで退場。一方、ビジャレアルもフォイスに筋肉系とみられるトラブルがあり、同25分にDFマリオ・ガスパールをピッチへ送り出した。

 数的不利のアーセナルは後半26分、FWブカヨ・サカがPA内右で倒され、PKを獲得する。同28分にPKキッカーを務めたのはFWニコラ・ペペ。左足でゴール中央に沈め、貴重なアウェーゴールを奪った。

 後半32分には、ビジャレアルMFエティエンヌ・カプエが遅れてサカにチャージし、2度目の警告を受ける。カプエはサカと接触した際に負傷し、担架で運ばれて退場となった。

 これで10人対10人になると、アーセナルは後半40分にマラリア感染から復帰したFWピエール・エメリク・オーバメヤンを投入。しかし、スコアが動かないままビジャレアルが2-1で逃げ切った。

 第2戦は5月6日にアーセナルのホームで開催。ビジャレアルは初の決勝進出、アーセナルは2年ぶりのファイナル行きを懸けて戦う。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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