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[スポ東]後期リーグ初白星、4ゴールで首位の貫録みせつける

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[9.22 第86回関東大学後期2部リーグ第13節 東洋大4-1拓大]

 前節の開幕戦、辛うじて勝ち点1は得たものの勝ちきれなかった東洋大は、今節11位の拓大と対戦した。前半は野崎のゴールで1-0、後半は最後に失点を許すも三田、野崎、川森がゴールし、4-1で後期リーグ初勝利を飾った。

東洋大4-1(1‐0)拓大
<得点者>
野崎桂太(39分)、川森有真(47分)、野崎桂太(57分)、三田尚央(80分)

<出場メンバー>
▽GK
松下理貴(4年=柏U-18)
▽DF
久保田大智(4年=F東京U-18)
郡司昌弥(1年=柏U-18)
市川恵多(4年=前橋商業高)
松本怜大(4年=札幌U-18)
▽MF
黒須大輔(3年=習志野高)
石川俊輝(3年=大宮ユース)
桑田直徹(3年=大宮ユース)
川崎諒(4年=柏U-18)
77分→年森勝哉(3年=F東京U-18)
▽FW
川森有真(2年=広島ユース)
85分→佐々木雅人(2年=西武台高)
野崎桂太(4年=大宮ユース)
72分→三田尚央(3年=F東京U-18)

 立ち上がりは、両チームともになかなかボールを安定して保持することができない。そんな中、4分に相手陣内左サイドで石川から川森へとボールを回し、そのまま川森が強烈なファーストシュートを放つも、これはバーに阻まれる。その後、拓大にペナルティーエリアの外から度々ミドルシュートを放たれたが、運よくゴールの枠を外れた。

 すると、16分に黒須がゴール前へ駆け上がり、相手のファールを誘う。FKを得た東洋大は、キッカーの黒須が枠を捉えるものの、惜しくも相手GKにセーブされてしまう。続く18分には野崎がゴール前中央からミドルシュートを打つもジャストミートしない。その後は、なかなか攻撃のチャンスを生み出せないままフィールドプレーヤー全員が自陣に引いて守る時間帯が続く。しかし、37分に攻め上がるタイミングをうかがっていた黒須がボールを持ち、野崎を通じて桑田がシュートを放つ。相手GKにセーブされてしまったが、久々に攻撃のリズムが見えてきた東洋大は、続く39分にゴール前の混戦の中で黒須、桑田とボールを繋ぎ、最後は野崎が押し込み見事なゴール。一体感のあるパスワークを見せつけ、そのまま前半を1-0で終えた。

 厳しい日差しと分厚い雲のある不安定な空模様の下で迎えた後半、47分に野崎が落としたボールを川森が思い切りよく振り抜き、これがゴールへと吸い込まれていった。このゴールをきっかけにして、完全に自分たちの本来の攻撃のペースを掴んだ東洋大は、56分、黒須が相手DFのパスをカットし、そのままゴール前中央でシュートを打つも、これはわずかにゴール左へ逸れてしまう。しかし直後の57分、左サイドで石川からの絶妙なスルーパスを受けた野崎がそのままボールを流し込み、この試合2点目のゴール挙げた。

 その後もボールを支配する東洋大に対し、拓大も反撃を見せようとするが、堅い東洋大ディフェンスはフィニッシュまで持って行かせない。左サイドでリズムのよいパス回しを見せていた東洋大は、80分に市川、松本を経由して最後に途中出場の三田がシュートを放ち、ダメ押しの4点目を追加する。アディショナル3分の表示が出てすぐ、セットプレーから失点を許すも、4-1でゲームを終えた。

 終盤に失点を喫したものの、快勝といえる戦いをみせた東洋大は、次節、下位ながら独特のリズムを持った平国大と対戦する。今節では出場停止になっていた馬渡も復帰することが見込まれ、よりプレーのバリエーションが増すこととなるだろう。大量得点で勝った次の試合こそ、慎重に戦い、しっかりと勝ち点3を積み上げたいところである。

[写真]2得点を挙げる大活躍をみせた野崎

(文 スポーツ東洋 白石有香)
(写真 小俣勇人、国府翔也)

[次節試合予定]
第14節・9月30日平国大戦(13:50@青学大G)

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