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[関東1部]「構えた瞬間から入る自信はありました」川崎F入り内定の中央大FW安柄俊が鮮烈FK弾

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[10.20 関東大学リーグ1部第17節 中央大1-1神奈川大 味スタ西]
 
 川崎フロンターレ加入内定の中央大FW安柄俊(4年=東京朝鮮高)が「2年の時以来」というFK弾を叩き込んだ。負傷明けでコンディションが回復途上の安はこの日、後半14分から交代出場。そのわずか3分後、左中間で得たFKで右足を振りぬくと、壁の上を巻いてゴールを捉えた一撃はGKも反応できないスーパーゴールだった。

「ボールをセットして眺めた感じでどっちに蹴るか決めているんですけど、きょうは構えた瞬間から入る自信はありました。きょうは移動中にファン・ペルシーのFKをユーチューブで見ていた。いいイメージがあったのかもしれないです」とイメージ通りの会心の一撃だった。

 ただしこの日は1-1で引き分け。チームは5位に後退した。出場31分間でシュート5本を放った安も「2点目を取れなかったので、悔しいです」と反省していたが、リーグ戦残り5試合、全日本大学選手権出場圏内の4位以内へ負けられない試合が続く。「ここからあと5試合は上位との対戦が多い。一個一個勝っていけば自分たちが上に行けることも見えてくると思う。まずは週明けの練習からしっかりチームとしても個人としても意識を高めて練習して週末の試合に臨みたい。来年に自分はプロに行く事になっているんですけど、中大できるのは今しかない。このメンバーで勝って、できるだけ長く一緒にサッカーしていきたい。自分は点取ることにこだわって、点以外でも前線からの守備でも、他のプレーでも、チームを引っ張ってその中でしっかり点を取れる選手になれればチームも勝てると思います」。自らのゴールでチームを勝たせて、来年1月6日の全日本大学選手権決勝まで勝ち続ける。

(取材・文 吉田太郎)

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