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城西国際大・小山監督、選手の千葉商科大戦後のコメント

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[11.18 千葉大学2部L第11節 城西国際大4-1千葉商科大 城西国際大G]

 平成24年度千葉県大学サッカーリーグ秋期 2部リーグは4日、第11節を「PRINCE TAKAMADO MEMORIAL SPORTS PARK(高円宮殿下記念スポーツパーク)」(城西国際大G)で行い、城西国際大は千葉商科大を4-1で下した。1試合未消化ながら、10連勝で勝ち点を30に伸ばした城西国際大は、来季の1部昇格が決定。2位の帝京平成大が了徳寺大学との最終戦を1-1で引き分けたため、優勝も決定した。23日には全勝優勝をかけて、第5節の延期分、東洋学園大学戦を戦う。

小山哲司監督
「全然動けていませんでしたね。なんでこんなに体が重たいのかなと思うくらい運動量がなかった。今の時期はトレーニングでそこまで追い込んでもいない。ボールに対するサポートだとか、いろいろやるべきことが本当に出来ていなかった。きょうの試合のようなことをさせているつもりはないんだけどね。本当に体が動いていなかったですね」

―今日は風も強かったです。
「風の影響を受けたのは相手もいっしょ。ただ相手は何回もロングボールを蹴ってきた。それを拾ってポンポンポンといけばいいのに、なんかこう足が止まってしまってボールが動かない。足を動かさないでボールを貰おうとするからミスも生まれる。足もと足もとでパスを回そうとしたところで崩すことは出来ないよね」

―押し込まれる時間帯も多く、結構ピンチも多かった。
「多かったね。PKが入っていたら分からなかった。まあ、よかったんじゃないかとも思いますよ。こういうことも経験しないとわからないからね」

―しかし、今日の試合で一応の目標であった来季1部昇格は決まりました。
「まだもう1試合、第5節で延期になった試合があるので総括はまだ出来ません。23日にある試合でもう少ししっかりした試合をして終えたい。このままじゃ全然ダメだと思う」

●GK平山優樹(1年=長崎日大高)
―ナイスなPKストップでした。
「きょうは止められる予感がありました。あれを決められていたら(試合もどうなるか)分からなかった。止めることが出来てよかったです」

―あのプレーがなければ今日の試合は分からなかった。
「正直、2部で負けていたら話にならないと思うので、1部昇格という目標を達成できてよかったと思います」

―今日の試合に臨むにあたって心がけていたことは?
「きょうの相手は2部の中では強い方ということで、気持ちを引き締めて試合のは入った。でも途中でうまくいかないところもあったのですが、自分は絶対点を与えないという気持ちでいました」

―GKの立場で見ていて、今日チームが良くなかった原因はどこだと思いますか?
「ボールばかりに目を奪われてしまっていた。その次の動きが全く見れていなかった。それで行くのが遅れたりしていたので、後からボールを追ってしまう形が多かった。きょうダメだったのはそのへんですね」

―監督は運動量を指摘されていました。
「確かに今日は運動量もありませんでした。相手も昇格がかかっているので結構プレッシャーをかけてきたが、それよりも自分たちのプレーが今日は出来ていなかった」

―風で平山選手のキックも流れてしまっていました。
「風が強い中でのキックは難しい。風の中でのプレーは苦手なところではあります」

―目標である優勝して来季1部昇格を決めました。
「今のままでは来年はダメだと思う。また一から鍛え直したい。来年の目標は1部優勝。優勝できるようにこれからもチームみんなで頑張りたい」

―来季への意気込みを。
「全体の運動量と、あとは守備の部分で軽くなってしまう時間帯がある。少し強いチームとやるとその辺が目立ってしまう。その辺を来年までに改善していきたいと思います。(個人としては)スタメンだけは奪われないように頑張ります」

小嶋慶蔵(1年=長崎日大高)
「きょうは後半途中から出て、2点を取ることが出来た。個人的な結果には満足しています。1点目は香川がヒールで落としてくれたので、シュート打つだけでした」

―きょうは苦しい試合展開となってしまいました。
「もっと簡単にパスを回せばサイドとかに運べたけど、みんな難しく細かく崩そう、きれいな形で崩そうとしていた。きょうの相手は手ごわい相手だったので、パスが引っかかってしまった。その辺がまだまだだなと思います」

―途中出場で気を付けたことはありましたか?
「前半は結構押されていたが、後半は相手も疲れてきた。外から見ていた印象よりは楽に得点も決めることができました」

―1部昇格が決まりました。来季へ向けてレベルアップが求められます。
「個人的には前線で試合に出れているにも関わらず、得点が少なかった。来年は新入生も入ってきて競争も激しくなるし、結果を残していきたいと思っています。チームとしても簡単なシュートを外してしまうことが多い。来年1部に上がるとチャンスも少なくなってくると思うので、確実に決めることが大事だと思っています」

溝口大気(1年=室蘭大谷高)
「きょうは風が強かったのでロングボール主体でいこうと話していた。でもセカンドボールが拾えなかったのでズルズルいってしまって、自分たちらしいサッカーが出来なかった」

―どのあたりがダメだったのでしょうか?
「ロングボールを入れるのはよかったのですが、なかなか前でボールが収まらなかった。多分そのことで選手が前に出ていけなかったのではないかなと思います。あと風を意識しすぎてもっと簡単の回せばいいところを逆に回せなかったのかなと思います」

―きょうは守備でも崩される場面も多かった。
「相手の蹴ってきたボールに対してなかなか対応が出来なかった。跳ね返したとしてもセカンドボールが拾えなかった。きょうはそこに尽きると思います。もっとDFラインで連動して声をかけるべきでした」

―ともあれ優勝、昇格が決まりました。
「でもまだあと1試合残っています。やはり全勝で1部に上がるということを目標にしてきたので、次の最後の試合を頑張りたいと思います」

―来春には新入生も入ってきてレギュラー争いも激しくなると思います。
「新しい選手も入ってくるし、リーグのレベルも上がるので、今のままじゃいいサッカーをすると言うことは難しいと思う。幸いまだ時間はありますし、チームとしても個人としてもレベルアップして、来年活躍したいと思っています。今は怪我人がいるので、自分はSBのレギュラーとして試合に出ることが出来ていると思っているので、もっとレベルアップして、来年活躍できるように頑張るだけだと思っています」

●GK海上久斗(3年=保善高)
「去年負けてしまって1部に上がれなくて、今年は1年生が頑張ってくれて、キャプテンの(湯本)直矢も試合で走り切ってくれたので、優勝に関してはとてもうれしいです」

―これだけ1年生が活躍するチーム。上級生としてこの1年間どう過ごした?
「そこは悔しい思いが大きいですが、1年生はサッカーにかける思いが強い。サッカーにかける情熱を持ってサッカーをやっているので、試合に出ている1年生はもちろん応援している。僕らも日々の練習を頑張りたいです」

―残念ながら競技をやめてしまった同級生もいたと聞きました。
「監督に続けることで大きなものが手に入るというお話を一度されました。その言葉を信じて自分はやっています。出来ない理由を探すのではなく、出来る理由を探せと言われました。それが今の自分のモチベーションになっています」

―これだけ1年生が多い中で、上下関係はしっかり出来ている?
「ちゃんとしているところもあるのですが、適度にふざけ合うことも出来ています。1年生が主力だからといって関係が難しくなっていることは全くありません。みんなでふざけあいながら、楽しくやれています」

●DF尾澤謙太(1年=正則学園高)
「昇格が決まったことは素直にうれしいです」

―来年は自分もやってやるぞという思いはありますか?
「少しはありますが、実は自分は審判もやっているんです。そっちを目指していきたいなという思いが今はあります」

―チームの快進撃を外から見ていた感想は?
「みんな本当に日に日にうまくなっていった。当たり前ではないですが、これぐらいはみんなやってくれると思っていました」

―1年生の中だけでも競争意識は激しそうですが?
「AチームとBチームの上げ下げも激しい。気を抜くと落ちるので、そのことでみんな気を張って練習から取り組めていると思います。来年はもっとレベルが上がるので、みんなで切磋琢磨しながら頑張っていきたいです」

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