[駒大スポーツ ゲキサカ版]

　JR東日本2013第87回関東大学サッカーリーグ2部・第1節は7日、青山学院大学緑ヶ丘グランドで駒澤大学VS東海大学が行われた。

　なんとしても白星を飾りたい初戦、ツートップにFW小牟田洋佑(3年=前橋育英高)、FW山本大貴(4年=ルーテル学院高)を起用し、得点奪取を図った。前半は右サイドのMF小牧成宣(3年=ルーテル学院高)、DF鈴木啓晃(1年=聖隷クリストファー高)を起点にサイド攻撃を見せる。すると20分、オーバーラップをした鈴木がニアーにクロスを上げ山本が頭で合わせて、狙い通りの形で先制点を奪った。さらに勢いづくと27分、MF碓井鉄平(4年=山梨学院高)のコーナーキックに小牟田がキーパーと競り合いながら頭で合わせる。得意のヘディングで追加点を決めた。前半は無失点で終えたいところだったが34分、東海大のFW峯勇人(3年=柏U-18)が起点となり、MF塩田光(4年=横浜FMユース)にパス、塩田にドリブルから1点を返されてしまう。それでもリードして前半を終えた。

　集中力が求められる後半、前半同様にアグレッシブな戦いを見せる。FW小牟田の高さを生かしセカンドボールを拾い、右サイドからDF鈴木が多数クロスを上げるが得点には結びつかない。しかし79分途中出場のMFキム・デセン(1年=東京朝鮮高)が見せ場をつくる。左サイドでボールを持つと一気に加速し、東海大DFを置き去りにする。ゴール付近で相手に囲まれるも冷静にゴールを奪い、リードを広げる。さらに90分にはキムが東海大DFを引き付け山本にラストパス、これを山本が確実に決めダメ押しの4点目を奪う。後半はDF陣も安定した守備を見せ4-1の快勝を収めた。

　主将の碓井は「初戦が大事だとずっと言っていたので、勝ててよかった。プレスがあまりはまったという感じではなかったが相手の運動量も落ちて、決める人が決めてくれたので楽な展開になった」「2トップがゴールを決めて波に乗れた」と語った。秋田監督は「勝てて良かった。得点も取れた。学生が自主的に話し合うことをやる。ミスは多いが、それが改善されれば相手は早く攻められるのを嫌がる」と話し、開幕勝利への安堵と今季の意気込みを語った。

　今季こそ1部復帰を強いられる駒大にとって、大事な開幕戦を勝利で飾ったことは大きな収穫となった。次節以降も波に乗っていけるか。新戦力が加わり、どのような戦いを見せてくれるか、今後の戦いに注目だ。

(文　駒大スポーツ 山本佑輔)
(写真　同　森下和貴)
PR:駒大スポーツでは、今流行のつぶやきサイト「Twitter」で試合の速報、さらに試合内外で見つけた細かな話題をつぶやいております。「koma_football」で検索して、ぜひフォローをお願いします。