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城西国際大・小山監督、選手の明海大戦後コメント

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[4.14 千葉大学1部L第1節 城西国際大0-2明海大 城西国際大G]

 平成25年度千葉県大学サッカーリーグ1部春期リーグが14日、「PRINCE TAKAMADO MEMORIAL SPORTS PARK(高円宮殿下記念スポーツパーク)」(城西国際大G)で開幕した。初の1部リーグを戦う城西国際大は昨季1部2位の明海大と対戦し、0-2で敗れた。昨季の2部リーグを全勝で制した城西国際大だが、厳しい船出となった。

小山哲司監督
「選手も緊張していましたね。先発で1年生を6人出したのですが、硬くなっていました」

―4人のうち3人が1年生のDFラインが2失点してしまいました。
「それは関係ありません。ただ先のことを考えてやっています。チームが出来上がっていないという訳ではありませんが、(今日のメンバーが)一番いいメンバーだと思って先発を決めました」

―残念ながら攻撃陣も無得点に終わってしまいました。
「ちょっと攻撃が単発になっていましたね。2つ3つあったチャンスを生かせなかった。やっぱりシュートを入れないと勝てないということです。特に後半は同点に出来るチャンスがあった。そこで追いつくことが出来ていたら、結果は変わっていたのかなと思います。まだまだ甘いということ。これからだと思っています」

―今年は複数のシステムも多様しています。今日の試合でも数パターン試されていました。
「4-4-2からスタートして、途中で4-2-3-1に変えました。最後は3バックでしたしね。何人かの選手の欠場の影響? いやいや、関係ないですよ。今の一番いいメンバーだと思ってやっていますから」

―リーグ序盤から厳しい戦いが続きます。
「望むところです。それの方が選手たちもおもしろいと思います。その方が選手も成長できると思いますよ」

●DF安部勇輝(1年=境高)
「みんな緊張していた。やられたという感じの試合ではなかった。一瞬の気の緩みを突かれた感じです」

―開幕戦、1年生6人が先発しました。
「今年は1年生はいい選手を取ったと言われています。僕たちが底上げをしてこのチームを強くしていかないといけないと思っているので、試合に出させてもらうのであれば、死ぬ気でやろうと思っていました」

―試合前はどんなゲームプランを描いていましたか?
「本当はもっと自分たちで繋ぎたいと思っていた。サイドを突破してクロスというようなイメージはありました。でも蹴ってばっかりになってしまったことは反省です。セカンドボールも拾えなかったですし。そこで慌ててしまって、ずるずるとラインも下がってしまいました」

―その中でも収穫はあった?
「ただ後半はいくつかチャンスも作れていました。スピードがある選手も入ったので、うまく崩してチャンスを作ることができた時間帯もありました。決めきることが出来なかったのは残念です」

―今後に向けて。
「まだ開幕戦なので、次からは全部勝ちたいです。やっぱり関東2部に挑戦したいので、がんばってやっていきたいと思っています」

●FW米澤康太(2年=都城工高)
「立ち上がり、ボールを支配することが出来なかった。緊張もあってか、みんなの動きが硬かった。点も決められましたし。後半も硬さは取れなくて、全体的に運動量も足りなかったと思います。今年初戦という緊張感が一番影響したと思います」

―無得点に終わったことについて。
「今日は残念ながら無得点で終わってしまったのですが、次まで1週間あるので、少しでもチームがレベルアップ出来るように頑張っていきたいと思っています」

―上級生が積極的に声を出していました。
「やっぱり去年1年間戦ってきたというのがあるので、自分たち出場している2年生が声を出さないといけないと思いました。僕たちも緊張しているけど、1年生はもっと緊張していると思ったので、積極的に声を出そうと心がけていました」

―控えメンバーも出場機会を狙っています。
「みんなレベルは変わらないと思っています。1週間でコンディションを上げた選手が試合に出られると思っているので、1日1日を大事にして、レギュラーで出続けられるように頑張りたいと思います」

●MF難波祥平(1年=広島ユース)
「初戦だったので勝ちたかったです。負けてしまいましたが、次もリーグ戦は続くので、次から勝てるようにいい準備をしていきたいです」

―まだチームが出来上がっていないと感じました。
「1、2年生が主体のチーム。他のチームに比べたら3、4年生がいない訳ですけど、サッカーをするのに学年は関係ありません。これからも率先してアピールしていきたいです」

―後半開始から出場しました。監督からの指示は?
「前でボールを受けるように指示がありました。積極的に仕掛けようと考えていました。でも個人的にまだまだ通用しないと感じたので、もっと頑張らないといけないなと思いました」

―相手のプレッシャーは感じた?
「相手は優勝候補と言われるだけあって、強かったです。でも自分たちは常に挑戦者。通用しなかった部分を受け止めて、強くなっていきたいです」

―今後に向けて。
「初戦は負けてしまいましたが、トータルで勝てばいいので、1部優勝を目指してやっていきたいと思っています」

●MF加藤潤也(1年=米子北高)
「いい時間帯に決められてしまった。前半は自分たちが支配できなかった。蹴ってばかりになってしまった。もっと冷静になって繋ぐことを心がければよかったと思います」

―複数ポジションをこなしました。
「いつもトップ下をやっていたので、ボランチの時も前目のポジションを取るようにと言われていたのですが、押し込まれて間延びしてしまったので、全然持ち味が出せなかった。攻撃にからもうとしたのですが、全然できなかった。後半、トップ下に入ってからは(DFとDFの)間で受けることを意識していたのですが、それも出来なかった。悔しいです」

―無得点に終わったことについて。
「個人的には、今日はシュートを1本も打つことが出来なかった。シュートを打つ意識をもっと出していきたいです。ラストパスの精度も悪かったですし。上げていけるように練習からしっかりやっていきたいです」

―城西国際大のサッカーに慣れた?
「コンパクトにサッカーをしろというのはいつも言われています。今日は出来ていなかったので、意識してやっていきたいです」

―緊張があったという意見もありますが。
「僕はあまり緊張はなかったのですが、難しい試合になってしまいました。上の学年の人で試合に出ることが出来ない選手もいます。自分が出た時には責任をもって、ピッチで一生懸命やらないといけないと思っています」

(取材・文 児玉幸洋)

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