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千葉1部参入の城西国際大の新シーズンが始動、監督・選手コメント

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 昨秋の千葉県大学サッカーリーグ2部リーグを全勝で制し、圧倒的な強さで1部昇格を果たした城西国際大が、新シーズンをスタートさせた。本格強化に乗り出して3年目。新たに目標を「1部リーグ優勝、関東2部リーグ昇格」としたシーズンが幕を開けた。

以下、監督・選手コメント

小山哲司監督
―新シーズンがスタートしました。
「やるからには優勝したいと思っています」

―3月のキャンプを行うメンバーと学校に残って合宿をする2チームに分けましたが、意図は?
「キャンプメンバーがやはり中心にはなってくると思う。ただ、まだ1か月も経っていないから、本当に分からない部分も多い。まだ見極めが出来ていないので、大まかに分けた部分はあります」

―新入生も37人が入部しました。
「やっとみんな揃ったという感じですね。(新入生は)みんなに期待しています」

●DF岸秀忠(1年=広島皆実)
―入学の決め手は?
「昨夏、怪我したときにリハビリでここに来ました。環境も良かったですし、先輩もすごく良くしてくれました。サッカーをするにはここが一番の環境だなと思って入学を決めました。ここは2年生が主体の若いチーム。早い段階で監督にアピールしやすいといった面も考慮しました。この環境をどう生かせるかは自分次第だと思っています。サッカーに集中できるという点ではすごくいい環境だと思います」

―自分の特長は?
「自分は左SBなのですが、攻撃参加が好きなので、そこを見てほしいです」

―大学生活への不安はありますか?
「大学の授業が始まれば生活もまた変わると思います。高校の時は実家から通っていたので、寮生活は初めてですが、今は充実していて楽しいです」

―今季の目標を最後に。
「1年間怪我なくトップチームに関わって、公式戦の出場時間をいかに伸ばせるかが目標です。チームとしては今年、千葉(1部)を獲って、関東2部に上がることが目標なので、絶対それは達成したいと思っています」

●FW加藤潤也(1年=米子北)
―入学の決め手は?
「すごく環境が良かったのが一番です。夏には決めていました。サッカーに打ち込むのはここが一番だと思ったので、選びました」

―決める時、誰かに相談した?
「高校の先輩の花本(敏生=2年)くんにもアドバイスをもらいました。僕のプレースタイルはここのプレーに合っていると言ってもらった。それも決め手になりました」

―寮生活は初めて?
「僕は高校の時も寮生活でした。でもサッカーのための時間をもっと作りたかった。サッカーでいい結果が出せるように頑張っていきたいです」

―得意なプレースタイルは?
「僕はトップ下なのですが、(DFとDFの)間でボールを受けたりして、チャンスメークしながら、シュートまで持ち込むというプレーが自分の得意なプレーだと思っています。間で受けるというのを特に意識しています。自信はあります」

―今季にかける意気込みを。
「今のままでは県1部では勝てないと思います。1年生が底上げしてチーム力を上げないといけないと思う。1年生だから試合は出なくていいとは全員が思っていないはず。どんどん試合に絡んでいけば、チームも強くなると思います。貪欲にポジションを狙っていきたいです」

●MF内村一哉(1年=鹿児島実)
―入学の経緯は?
「高校の監督から勧められたのがきっかけです。夏に練習参加をして、雰囲気を見てこの大学がいいなと思い、決めました」

―名門高の鹿児島実業出身。この学校のレベルはどのように感じていますか?
「練習の質も高いです。高校とあまり変わらないレベルの練習が出来ていると思います」

―自分のプレーの特長は?
「一番はゴールに絡むプレーがしたいです。主にトップ下やサイドハーフでプレーしていますが、自分としてはトップ下が一番プレーしやすいです。一番やりたいポジションでもあります。開幕戦のレギュラーを目指して頑張りたいです」

―最後に今季の目標を。
「年間を通してレギュラーでやっていくことが目標です。チームとしては関東2部に昇格することです」

●DF廣瀬智行(1年=北海道大谷室蘭)
―入学の決め手は?
「環境が良かったのが一番です。夏に練習試合で来た時にいいなと思いました」

―選手のレベルについては?
「やっぱり大学生だし、みんなうまいです。フィジカル的にも自分はまだまだだなと感じています。ただ、同学年にもレベルの高い選手が多いので、その中で切磋琢磨できるのは、スキルを磨くうえでプラスだと思います」

―大学生活は楽しみですか?
「出身も室蘭なので、初めて北海道を出ます。寮生活も初めてなのですが、充実していて不安はないです。高校の時のチームメイトも数名ですが東京に出てきています。この大学には高校時代キャプテンだった小栗(和也)も入学しました。みんなで頑張っていきたいです」

―最後に目標を。
「レギュラーとして出場してチームに貢献したいです。チームとしては千葉1部で優勝して、関東2部に参入したいです」

●MF鯉沼将希(1年=東京Vユース)
―城西国際大進学を選んだ理由は?
「第一は(小山)監督が誘ってくれたことです。プロになるために、レベルアップしたいという思いが強かったですし、この大学で頑張れば、(Jクラブの)目に留まるのではないかという思いが強かった。先輩に話を聞いても、(Jクラブに)練習参加しているという話を聞いていたので、自分にもチャンスがあるんじゃないかと思いました」

―ユース出身ですが、環境についてはどのように感じていますか?
「他と比べてもここまで施設が良い大学はないと思います。ユースと比べても、むしろいいんじゃないかと思えるくらいの環境なので、とてもいいところに来たなと感じています」

―自分のプレーの特長は?
「SHでのプレーを一番得意としています。両サイドできます」

―東京Vユースからは今年は同期6人がトップチームに昇格しました。
「いずれは絶対に抜いてやるという思いはあります。でも今回上がれなかったのも事実。少しでも早くプロになりたいと思っています」

―ユースでは実績を残せなかった。
「最初の頃は出ていたのですが、怪我が多かった。それで段々と出れなくなった。自分は今までサッカーをやっていて半分くらいは怪我で離脱しているんじゃないかと思います」

―4年間の青写真は出来ていますか?
「今年は千葉1部で優勝して、関東2部に昇格したい。最終的には今の2年生が4年生になった時に関東1部で戦っているのが、自分の中のイメージです。総理大臣杯にも関東2部だと出場する権利が生まれる。だから最低でも今年は関東2部に上がりたいと思っています」

(取材・文 児玉幸洋)

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