beacon

[C☆voice88]早稲田大DF三竿雄斗「昨年日本一になりましたけれど、関東を取っていない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第88回は早稲田大DF三竿雄斗選手(4年=東京Vユース)です。

 すでに14年の湘南ベルマーレ入り内定が発表され、15日には特別指定された湘南からナビスコ杯で公式戦デビューも果たしている強力SB。得意の攻撃参加から左足でゴールを演出するDFの今年の目標とは?(取材日:4月13日)

―慶應義塾大との早慶戦(2-1で勝利)を振り返って
「相手も結構シンプルにボールを放り込んできたり、ウチも押し込まれる時間帯が多くて、お互い単調な試合になってしまったと思うんですけど、正直なところ、自分たちは勝てればいい。言葉は汚いかもしれないですけど、点を取れて勝てたのは大きいと思います」

―開幕戦は黒星スタート。不安は?
「今年から出始める選手が多くて、慣れるのに時間がかかる。でも慣れてくれば出ている選手は能力の高い選手ばかりだし、ボールもつなげるし、技術も高いですし、試合を重ねるごとによくなっていくと思うので、不安は感じていないです」

―個人的なコンディション、パフォーマンスは?
「コンディションは悪く無いですし、感覚は全然いい。あとはもっと隙を見て攻撃参加して、アシストだったり、点に絡んでいかなければいけない。周りと連係をとってやっていきたい」

―Jクラブへの練習参加した手応え
「自分の左足という部分は全然通用すると思っていますし、あとはフィジカル的な部分で少し劣ると思うんですけど、そこはトレーニングを積めば全然やれると思っている。プロに行ってもある程度やれる自信はある。でも、まだまだだと思う。これからですね」

―日本一を獲った昨年から代が変わり、チームは違うが
「ウチらの中では日本一を取ったけれど、メンバーも変わるし、チャレンジャーという気持ちは変わらないでやっていこうという話はやっています。けれども、周りから見たら『日本一のワセダ』と見られますし、それなりの戦いはしなければいけないと思う。そんなに気負いすぎずにワセダらしく、上手いことをやらなくていいと思うので、ウチらしくサッカーをしていければいい」

―早稲田らしく勝つ
「勝ちに執着するところもそうですし、切り替えのところ、ハードワークをするところもどのチームもやってくると思うんですけど、上回っていかなければ勝てないと思う。それに加えて崩す部分、ポゼッションの部分もやらなければ勝てないと思う」

―主力が抜けてメンバーは変わった
「相手が強くなればなるほど、ウチの悪い時の単調な一発裏蹴って攻撃陣任せという攻撃は通用しないと思う。もっとゴール前の崩しの部分だったり、最後のアイディアというところをもっと突き詰めてやらないと専修や筑波、明治には絶対に勝てないと思う。それをできる選手がFWの2人も、サイドハーフの2枚も、ボランチもできると思うので、練習から意識してやっていきたいと思います」

―チームの目標
「関東リーグ制覇というのは17年間ワセダはやっていないので、そこを第一の目標にしてやっています」

―昨年以上へ
「昨年日本一になりましたけれど、関東を取っていないですし、学芸に負けたり、落としたらいけない試合で落とした試合も結構あった。逆に、取っていけば優勝もできた。全然無理なことだとは思っていないし、自分たちの代では成し遂げたい」

―今年一年はどのような年に
「自分としてはもっと点を取ったり、アシストをしたり欲はありますけれど、その前に最上級生なので、チームが勝つことが一番ですし、チームが勝たなければ何も意味はない。まずは勝利のことを考えてプレーしていますけれど、アシストも点も積極的にやって行きたいと思います。自分のところからアシストしたり、点を取らないと勝てないと言われている。次の筑波戦(1-0で勝利)も決定的な仕事ができたらと思っている」

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
連載:「College star voice」

「ゲキサカ」ショート動画

TOP