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[コマスポ]4発快勝で前期を2位で折り返す

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2013第87回関東大学サッカーリーグ2部・第9節は26日、東海大学湘南校舎サッカー場で駒澤大vs神奈川大戦が行われた。前期リーグ最終節を勝利で飾りたい駒大は、序盤から相手にボールを支配される時間帯が続くも、堅牢な守備で相手にチャンスを作らせない。すると前半25分MF中村駿(2年=習志野高)のゴールで先制し、いい流れで前半を折り返す。後半は序盤から追加点を奪取し、その後もセットプレーから2点を奪う。終盤、神大に1点返されるものの、大量リードのまま試合を終え、前期リーグを2位で折り返した。

「ボールをつないで、ポゼッションしていくチームに対して縦パス、それからチェンジサイド、これさえちゃんと抑えれば、あとはドリブルしかない」と秋田監督は述べた。序盤から相手は最終ラインでパスを繋ぎ、フリーのスペースへと走り込んできた選手に縦パスを供給する形の戦術で攻め込んできた。しかし、秋田監督言う通り、そのような選手たちに対ししっかりとマークし、最終ラインからのロングフィードも高さを生かした駒大の守備陣がクリアしていき、神大のチャンスを潰していく。

 徐々に相手のポゼッションが落ちていき、駒大ペースとなっていくと前半25分。ディフェンスラインからのロングフィードからFW小牟田洋佑(3年=前橋育英高)の胸で逸らしたボールを中村が拾いシュートし先制する。その後、得点の動きはなく前半を1点リードで折り返す。

 49分、相手ボールをカットしたMF若山瞭太(4年=加藤学園暁秀高)から小牟田にスルーパスが通り、2人ディフェンスの間を強引に突破する。その後、キーパーと1対1の場面を冷静に右足で流し込み、後半開始早々に追加点を奪う。

 勢いの止まらない駒大は63分、右CKを獲得。ファーへと流れたボールは相手にクリアされるも、クリアボールを奪った若山がミドルシュートでゴールネットを揺らし3点目。さらに76分には、再び右CKを獲得、キッカーはMF碓井鉄平(4年=山梨学院高)。碓井の正確なボールはニアへと流れ、それが相手に当たりオウンゴールを誘い出し4点目を上げた。このまま無失点で試合を終えたい駒大だったが、83分、自身のエリア内でボールをクリアし切れず、神大FW星広太(3年=横浜FMユース)に頭で流し込まれ1点返されてしまう。しかし、その後失点せず守りきり試合終了。4-1で神大に快勝し、1位東国大に次ぐ昇格圏内の2位で前半戦を締めくくった。

 前期を2位で折り返したことに対し主将の碓井は「2敗はしてしまったが悪くはなくいい方だと思う」と前向きだが、まだこの結果に満足しきれていないようも捉えられるコメント。昇格圏内とはいえ、まだ折り返し地点。去年の悪夢が再び起こらないためにも、現状に満足せずに戦いに挑んで欲しいところだ。

[写真]今季7得点を挙げた小牟田

(文・駒大スポーツ  清村亮太)
(写真 同 森下和貴)

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