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[コマスポ]連勝を懸けた一戦、雪辱なるか

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第87回関東大学サッカーリーグ戦2部第12節は15日、日立市民運動公園陸上競技場で駒澤大と平成国際大と対戦する。前節の法大戦では、FW松本大輝(4年=大津高)を中心とした強力な法大攻撃陣を粘り強い守備で抑え込み、見事2-0の完封勝利を収めた。このいい流れのまま2連勝を果たし、1位の東国大に喰らいついていきたいところだ。

 前節の法大戦、前半は、両者ともにゴール前まで迫るものの、決定打には至らず、0-0で折り返す拮抗した展開となった。しかし、後半に入ると、55分 DF田中雄一(4年=前橋育英高)のクロスをDF伊藤槙人(3年=浜名高)がヘディングで合わせ、先制点を獲得する。その直後の57分にも、田中が上げたクロスをFW吉岡雅和(1年=長崎総合科学大附高)がFW小牟田洋佑(3年=前橋育英高)に落とすと、そのまま小牟田がシュートをゴールに突き刺し、追加点を挙げた。その後も、駒大は果敢にゴールを狙う一方で、法大の速い攻撃にも耐え、無失点で勝利を飾った。

 以前から課題とされていた失点を0に抑えることができたのは、駒大の弱点でもある立ち上がりから集中し、我慢強い守備を行った賜物だろう。パスを繋いで一気に攻め込む法大に対しても、徹底したマークやスライディングなど身体を張った守備で、早い段階から攻撃の芽を摘み取る地道な努力を怠らなかった。その積み重ねが今回の無失点に繋がったといっても過言ではない。また、CBを務める伊藤が空中戦で圧倒的な強さを見せたことも重要なポイントだろう。ポストに助けられたシーンもいくつかあったものの、このまま集中力を切らさず最後まで粘る守備を続けていけば、駒大の高い得点率を誇る攻撃陣と相まって、1部昇格も確実なものとなりうるはずだ。

 対する平国大は、第7節で戦うも、まさかの逆転負けを喫し苦杯を嘗めさせられた相手。また、10節終了時点では10位だったが、11節で朝鮮大を倒したことから一気に7位へと浮上したチームでもある。特に注意すべき選手は得点ランキングで4位のFW星子直哉(2年=浦和東高)だ。自身の高さを生かしたヘディングでゴールを量産するだけでなく、ドリブルで切り込むなど自身で仕掛けていく積極性も持ち合わせているため、充分な警戒が必要となる。駒大と対戦した第7節でも、2得点を挙げており、この若きエースをどう封じ込めるかで試合の命運が分かれることは必至だ。しかし、「前線からプレスにいけば、これからも無失点で抑えられる」と田中が語るように、前節でつかんだ守備への手応えを今節にも生かせれば、勝利は自ずと見えてくるはずだ。

(文 駒大スポーツ 森 綾香)
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