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ベイルがデビュー弾も…レアルはドローで開幕4連勝ならず

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[9.14 リーガ・エスパニョーラ第4節 ビジャレアル2-2レアル・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラは14日、第4節1日目を行い、レアル・マドリーは敵地でビジャレアルと対戦し、2-2で引き分けた。推定で史上最高額の移籍金1億ユーロ(約130億円)でトッテナムから加入したMFガレス・ベイルは先発でリーガデビュー。前半39分には移籍後初ゴールを決めたが、チームは2-2の引き分けに終わり、開幕4連勝を逃した。

 今夏の移籍市場で世界中の注目を集めた“1億ユーロの男”がさっそく魅せた。立ち上がりからビジャレアルにチャンスをつくられ、GKディエゴ・ロペスが再三、好セーブを見せながら前半21分に先制点を許したレアル。苦しい試合展開の中、ベイルがいきなり結果を残した。

 前半39分、MFルカ・モドリッチのスルーパスに反応したDFダニエル・カルバハルがPA内右へ抜け出し、ゴール前にクロス。走り込んだベイルが滑り込みながら右足で捉え、スライディングシュートでゴールに押し込んだ。デビュー戦ゴールが貴重な同点弾。後半3分には強烈な左足ミドルでゴールを襲ったが、惜しくもクロスバーの上に外れた。

 注目のポジションは右サイドハーフだった。トッテナムではトップ下や両SBなど複数なポジションをこなしてきたウェールズ代表MF。この日のレアルはFWカリム・ベンゼマを1トップに置き、2列目に右からベイル、MFイスコ、FWクリスティアーノ・ロナウドと並べた。ダブルボランチはモドリッチと、今季ソシエダから加入し、ベイル同様、新天地デビューとなったMFアシエル・イジャラメンディ。しかし、新戦力が多数、顔をそろえた影響もあり、なかなか効果的な崩しを見せることはできなかった。

 ベイルは後半15分、スピードに乗ったドリブルで右サイドを駆け上がり、ゴールラインぎりぎりからクロス。これは味方につながらず、同17分にMFアンヘル・ディ・マリアと交代した。同時にイジャラメンディに代えてMFサミ・ケディラを投入。すると後半19分、ベンゼマのシュートがGKに弾かれたこぼれ球をC・ロナウドが押し込み、2-1と逆転に成功した。

 しかし、1部復帰のシーズンで開幕3連勝と好調なビジャレアルも簡単には引き下がらない。後半25分、MFカニのミドルシュートはGKディエゴ・ロペスに弾かれたが、跳ね返りをFWジオバニ・ドス・サントスが押し込み、2-2の同点に追いついた。

 レアルは勝ち越しゴールを目指し、果敢にゴールを狙うが、後半29分のディ・マリア、同34分のモドリッチのミドルシュートも枠を捉え切れない。ビジャレアルも後半36分にカニが強烈なミドルシュートを放つが、GKディエゴ・ロペスのファインセーブに阻まれた。試合は最後まで攻め合う激しい攻防が続いたが、2-2のままタイムアップ。互いに開幕からの連勝は3でストップし、勝ち点1を分け合う結果となった。


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