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城西国際大、東京情報大戦後の監督・選手コメント

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[10.6 平成25年度千葉県大学サッカーリーグ 1部秋期リーグ第5節 東京情報大0-7城西国際大 城西国際大G]

 城西国際大は6日、平成25年度千葉県大学サッカーリーグ1部第5節の東京情報大戦を、ホームグラウンドのPRINCE TAKAMADO MEMORIAL SPORTS PARK(高円宮殿下記念スポーツパーク)で行った。前半から順調に得点を積み重ねた城西国際大は、今季最多タイの7得点を挙げ、7-0で大勝。後期初完封勝利を飾った。

以下、試合後の城西国際大・小山監督、選手コメント

小山哲司監督
―結果的には大勝で終わりましたが、後半の内容には不満が残りました。
「得点は入りましたが、前半も内容は良くなかった。後半さらに悪く見えたのは甘さからくるものだと思います。5点取ったことで気が緩んでしまっていた。サッカーは90分で決着が付くスポーツ。怪我人が出たり、退場者が出ることもあるし、何があるか分からない。後半もしっかりプランを実行してくれないと、これから先のチームのことを考えてもダメだと思う」

―今日はボランチに1年生コンビが入りました。これまでキーマンだった橋本渉選手をベンチスタートさせました。
「橋本が外れたのはパフォーマンスが落ちていたから。本人ともキチンと話をして決めたことです。出場した2人については、きょうの内容ではまだ評価できません。これから先、練習試合とかを通して評価していきたいと思います」

―今日のゲームでは井之元和之選手がハットトリックを決めて結果を残しましたが、FWの選択も迷われている印象です。
「FWは本来、1試合で1点でも取ってくれれば本当にいいFWだと思います。ただゴールへ向かう姿勢だとか、動きだしを私はFWの選手には求めています。来年もいい選手が入ってくる予定ですし、まだまだ競争ですね」

―どんどん新しい選手を使われていることで、控えの選手たちの意識も高まっています。
「それはいいことだと思います。みんな力がある選手たちですし、成長を見せてくれれば、どんどん使っていきたいと思います」

●GK平山優樹(2年=長崎日大高)
「1人1人がバラバラで、チームでプレー出来ていなかった。僕自身は後期初出場だったのですが、自分自身のプレーにも納得はいっていません」

―GKのポジション争いは激しい。
「僕自身、このままではダメだと思います。みんな高いレベルにいると思うので、練習からしっかりやって、負けないようにしたいです」

―今年1部リーグを経験して、チームの成長度はどう感じていますか?
「日々、良くなっているとは思います。ただ大事な試合を落としてしまったり、勝ち星を伸ばせていないので、点を決めるとか、簡単に失点しないとか、しっかりチームとしてやっていかないといけないと思います」

―そこはみんなが感じている部分だと思う。
「そうですね。最近はシュート練習も増えていますし、きょうのように攻撃陣が先に点を取れれば、楽に試合を進めることが出来ると思います」

―後期も延期分も含めると残り3試合になりました。
「まずは勝つこと。個人的にも試合に出て、失点しないこと。チームとしてしっかり戦うことをテーマにやっていきたいと思います」

●DF梅野健太郎(1年=福岡U-18)
「前半はチームとしては良かったのですが、個人的には悪かったです。攻撃的に行けませんでした。後半は意識していたつもりですが、相手ペースになってしまいました」

―後半、少し押された要因は?
「前半に点が入りすぎて、後半こちらの気が緩んでしまったことが要因。そこを打開できなかったのも悪かったと思います。ハーフタイムに監督から『もう一回締め直せ』と言われましたが、大量リードから来る気の緩みが出てしまいました」

―DFとしては後期では初の無失点試合となりました。
「無失点で終えたことはよかったと思います。来年に繋げるという意味でも残り試合もしっかり戦いたいと思います」

―初出場する選手もどんどん出てきています。
「チーム内でライバルも結構多いです。毎日刺激を受けながら練習できているのでいいことだと思います」

●MF雨宮幸太郎(1年=甲府U-18)
「前半は悪くはなかったと思うのですが、後半は前から来られるようになって、みんな個で対応してしまった。それでチームが崩れてしまって、悪い方に流れていってしまいました」

―今日は初めて田中崚平選手とダブルボランチを組んで出場となりました。
「1年同士で普段から仲もいいです。コミュニケーションは問題ありませんでした。プレー面でも悪くはなかったと思います」

―これまでレギュラーだった橋本選手がベンチスタートとなりました。競争も激しい。
「これまで(橋本)渉くんが核だと言われてきましたが、渉くんがいなくても出来るチームを目指したいと思っています。渉くんに負けないようにこれからも頑張っていきたいと思います」

―理想のボランチ像はありますか?
「まずは中盤でしっかり潰して、パスを回りに出せる選手です。結果的に自分もゴールに絡む、ゴールを取れるチームの中心的選手を目指していきたいです」

―プレースキックも全部蹴っていました。
「きょうはチャンスも作れたので良かったと思います。このチームは長身の選手が多いので、蹴るほうもあわせやすいです」

―今日の試合内容を踏まえた残り3試合の戦い方について。
「まずはチームとして最後まで戦い抜くことが大事だと思います。しっかり戦って今後に繋がるようなサッカーをしていきたいです」

●MF黒木利樹(1年=宮崎日大高)
「初先発だったのですが、木曜日の紅白戦でトップチームの選手とはある程度馴染んでいたので、緊張することなくゲームに入ることが出来ました。僕はBチームから上がってきた選手なので、紅白戦から結果を意識してやってきました。得点を増やせば出番も回ってくると思っていたので、(きょうも)得点も決めることが出来てすごく嬉しかったです」

―後半、チームとして少し苦戦してしまいました。意識していたことは?
「前半はサイドに自分が張っていました。後半は中で起点を作ろうとしたのですがうまくいかなかった。サイドに起点を作ろうとしても今度はボールをうまく引き出すことが出来ませんでした」

―選手間のコミュニケーションはどうでしたか?
「練習試合とかでやっているのでそこは全く問題ありませんでした」

―入学して半年。大学生活、サッカーには慣れましたか?
「こちらの生活にはもう慣れました。城西国際大のサッカーも競争が激しくて刺激があります。今は得意なポジション(両サイドのMF)で使ってもらえているのですが、それ以外でもきっちりと仕事ができるようにやっていきたいです」

―1週間後、また試合はあります。
「1週間の中でスタメンが決まるので、週末に向けてコンディションを上げていきたいです。残り試合、1試合1試合無駄にせず、大事に戦っていきたいです」

(取材・文 児玉幸洋)

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