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[コマスポ]駒大、今こそ「勝利」にこだわる時!

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第87回関東大学サッカーリーグ戦2部第19節は2日、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で駒澤大が東京農業大と対戦する。前節の神大戦ではFW小牟田洋佑(4年=前橋育英高)の先制弾で試合の流れを掴み、その後も果敢にゴールに迫るが追加点を決めきれず前半を1-0で折り返す。後半は逆に神大ペースの苦しい時間が続く。GK大石健太(4年=磐田北高)の好セーブで何度か危機を免れるもついに失点を許してしまう。勢いづいた神大に追加点を献上してしまいそうになるが相手の決定力のなさに助けられ1-1で試合終了。雨でピッチの状態が悪く攻撃が限られたとはいえ、残り4節で連勝を止め勝ち点1に止めた駒大イレブンは肩を落とした。

 主将のMF碓井鉄平(4年=山梨学院高)は「全体的に間延びしていることが多かった。そういうところはしっかりとDFラインと話をして直していきたい」と試合を振り返った。雨でグラウンドがぬかるんでいたことによりいつものサッカーが出来なかったとも話したが、今回の失点はその間延びで気の緩んだとこを突かれた結果だろう。ここのところ無失点で勝利をおさめていたが、改めてDFを見つめ直すいい機会だ。一方で秋田監督は攻撃陣に対して厳しくコメント。後半開始早々立石に代わり吉岡に変えた理由については「今日は小牟田がほとんど競り勝っていたが、そのセカンドボールをほとんど拾えなかったから。あのうちの3本に1本でも拾えていたらチャンスになった」と話した。確かに、前半は駒大ペースだったがなかなか前にボールをつなぐことが出来ず攻めきれない場面が多々見られた。秋田監督にボールの動き出しを読むのが早いと評価され、交代要員として起用されたFW吉岡雅和(1年=長崎総合科学大附高)は、後半ドリブルで持ち込み積極的にシュートを打つなど、得点には至らなかったが良い活躍を魅せた。「勝負にこだわってやっていかないと去年のようになってしまうので、勝つということを大前提にやっていきたいと思う」と秋田監督が話すように、残り4節でどれだけ勝ち点3を取れるかが昇格と優勝への道にかかっている。駒大イレブンは監督の期待に応えることは出来るか。予想される混戦をどう戦い抜くか注目したい。

 対する次節の対戦相手の東京農業大学は18節終了時点で勝ち点「30」、順位が5位となっている。勝ち点差もそれほど迫っておらず、5節で対戦した際も3-2で逆転勝利をおさめたが、17節の東海大戦で先制点を決めたMF今野順(4年=市立川崎高)に試合の流れを作らせないように注意したい。運動量豊富なサイドアタッカーの攻撃の手を緩めることは出来るか。

 次節は駒大ホームで相手を迎え撃つ。観客の声援も糧に、なんとしてでも勝ち点3を掴み取りホームで喜ぶ駒大イレブンの姿が見たい。その勝利はきっと「昇格」と「優勝」のゴールに大きな希望を与えてくれるだろう。

(文 駒大スポーツ 小金沢遥)
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