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[スポ東]3位・筑波大に勝利 残留に向けて大きな勝ち点3奪取!

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[11.9 第87回関東大学サッカーリーグ戦・前期1部リーグ第20節 東洋大2-1筑波大]

 1部残留に向け後がない東洋大は、後期リーグ無敗と好調の筑波大に挑んだ。前半9分に黒須が先制点を挙げるが、終了間際にセットプレーから失点し、追い付かれる。後半に入ると押し込まれる展開が続く。しかし60分に黒須がPKを沈めリードを奪う。結局、そのまま逃げ切り2対1で勝利を収め、大きな勝ち点3を手にした。

東洋大2-1(1-1)筑波大

<得点者>
9分 黒須
60分 黒須

<出場メンバー>
▽GK
浅沼優瑠(3年=成立学園高)
▽DF
馬渡和彰(4年=市立船橋高)
郡司昌弥(2年=柏U-18)
71分→鈴木健士(4年=札幌U-18)
藤井悠太(4年=武南高)
筑井駿(3年=前橋育英高)
▽MF
石川俊輝(4年=大宮ユース)
桑田直徹(4年=大宮ユース)
黒須大輔(4年=習志野高)
79分→斉藤昂太(3年=八千代高)
年森勝哉(4年=FC東京U-18)
▽FW
仙頭啓矢(1年=京都橘高)
川森有真(3年=広島ユース)
84分→小山大貴(2年=大宮ユース)


 前節は立ち上がりの失点がゲームプランを崩してしまったが、今節は前線から激しいプレッシャーをかけ、相手に自由を与えない。攻撃では後方から積極的に縦パスを通し、リズムをつかんでいく。すると9分、仙頭から右サイドの馬渡へ展開し、黒須にボールが渡ると豪快なシュートを決め、待望の先制点を奪う。その後も攻める姿勢は崩さない。13分には筑井のクロスを川森が受けるも、シュートは打てず。さらに、仙頭から黒須へ絶妙なスルーパスが通るがオフサイドの判定となる。なかなか得点が奪えずにいると、徐々に押し込まれる時間が長くなる。パスミスも増え、幾度もピンチを迎えるが、郡司、藤井が体を張った執念のディフェンスを見せ、得点を許さない。なんとか耐え続けたが、45分にCKから一瞬の隙を突かれ失点し、同点で前半を終えた。

 後半に入り、いきなりピンチが訪れる。中央を崩され、GKと1対1の状況になるが浅沼のファインセーブで難を逃れた。すると、守備陣の奮闘に前線の選手が応える。60分、黒須がペナルティエリア内で粘りを見せ、そこからPKを獲得するとこれを冷静に決め、勝ち越しに成功。黒須は真っ先に応援席に走り、チームメイトと喜びを爆発させた。リードを奪うも、その後は相手の猛攻を受ける。サイドを何度も突破されたが、藤井、石川を中心にクロスを跳ね返し、決定機を作らせない。相手のパス回しに対しても、誰一人として球際の厳しさを緩めず、プレッシャーをかけ続ける。決死のディフェンスが続き、足がつる選手が続出するが、応援席から「最後まで頑張れ!」と選手を鼓舞する言葉が投げかけられた。88分にはCKからゴール前で混戦になるが、ボールに必死に食らい付きシュートを打たせない。そして試合終了のホイッスルが鳴り響き、2対1で上位のチーム相手に貴重な勝利を収めた。

 粘り強く相手の攻撃を耐えしのぎ、ワンチャンスをものにできたことがこの試合の勝因と言える。さらに「東洋大サッカー部が一つになって戦えた」と古川監督が話すように、ピッチに立つ11人だけでなく、ベンチの選手、応援席、スタッフ全員がこの試合の1勝のために一丸となれた。ここまで積み重ねてきた結束力で次節、残留を争うライバル・慶大に立ち向かう。

[写真]1部残留に望みをつなげる2得点を挙げた黒須

(文 スポーツ東洋 横井喬)
(写真 国府翔也 村田真奈美)

[次節試合予定]
第21節・11月17日慶大戦(13:50@横浜市三ツ沢公園陸上競技場)

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