[早スポ]早稲田大、中央大戦後のコメント
[早稲田スポーツ ゲキサカ版]
JR東日本カップ2013 第87回関東大学リーグ戦 11月9日 茨城・古河市立古河サッカー場
早稲田大2-2中央大
以下、試合後の早稲田大選手コメント
●MF中田航平主将(4年=横浜FMユース)
―きょうの試合、ピッチコンディションが良くない中、お互いにチャンスを作り、2ー2となりました。振り返って
「勝ちたかったので、逆にグラウンドが悪いのは自分たちにとって強みを出せる状況だと思ったので、グラウンドに関してはデメリットは無かったかなと思います。チャンスが多くあった中で、もう1点決めなきゃいけなかったし、逆に失点も防げたと思うので、攻守両面において課題がありますから、切り替えてやっていきたいです」
―中大はサイドの選手の個が強力でしたが、印象は
「後期が始まって2試合目に中大戦があって(◯2-1)、澤田(宗)だったり、右サイドの14番の選手(古橋匡梧)だったり、スピードがある選手というのは分かっていたので、西山(航平、2年=浦和レッズユース)とかが澤田を抑えてくれて、失点はもったいなかったですけど、それ以外は特に悪いシーンは無かったと思います」
―失点は前半終盤と後半序盤ということで、時間帯が気になりますが、いかがですか
「前半、相手もチャンスはありましたけど、自分たちもセットプレーなどでチャンスがあった中で、一瞬の隙というか、自分たちのミスからポジショニングがズレて失点という形で、失点したくない時間帯でしたけど、悪い流れで2失点しなかったのは良かったです。逆に後半の立ち上がりで自分たちが1点取りにいこうと話していた中で失点してしまったのは非常にもったいなかったなと思います」
―その後はより前にいき、プレスがはまる時間もあり、2点返すことが出来ましたが、いかがでしたか
「皆が前に強く向いていた中で、宮本(拓弥、2年=流通経済大柏高)が競り勝って、洋史(MF近藤、3年=名古屋グランパスU18)のところにこぼれて1点奪って、2点目も相手に当たりましたけど、希(MF池西、4年=浦和レッズユース)が強い意志を持って打ったから点が入りました。それも全てトレーニングで彼らがやってきたことがプレーで出ただけだと思うので、偶然ではなく必然の得点でした。ただ、2点取った中で、勝ちきれなかったのは悔やまれるので、そこは修正したいです」
―きょうの結果でリーグ優勝が無くなりましたが、いかがですか
「わずかながら優勝の可能性があり、自分たちはそれを信じて3連勝しようと思っていた中できょう勝てなくて、自分たちの中で最大の目標としていたリーグ戦制覇は無くなりましたけど、インカレもあるので、そのために関東第2代表としていって、決勝で専大と戦うために自分たちは残り2試合勝利しないといけないですし、消化試合じゃないので、勝ち点を積み重ねて出来るだけ専大に近付いた状態でリーグ戦を終えれるようにやっていきたいです」
―試合後、古賀聡監督(平4卒=早稲田実業高)が選手たちに熱く語ってらっしゃいましたが、どのような内容だったのでしょうか
「優勝は無くなったけど、リーグ戦は終わりじゃないし、まだ20節が終わったに過ぎないから、あと2節戦うために支えてくれるや応援してくれるたちに感動を与えるためにも自分たちは戦わなきゃいけないという話をされました」
―次節は桐蔭横浜大戦です。それに向けて
「前期勝ちきれなかった相手でもあるので(△1-1)、やっぱりリーグ戦前後期通して勝ちきれなければ優勝できないチームの証明になってしまいますし、なんとしてでもどんなゲーム内容でも良いですから勝ち点3を積み重ねられるようにやっていきたいです」
●DF三竿雄斗副将(4年=東京Vユース)
―優勝を逃す結果となってしまいました
「前半何回かチャンスがあった中で先制点が取れなかったことと、取られた後のサイドの良い動き出しに対応しきれなくて連続で失点してしまって・・・。何とか追いつきましたけど、集中すべきところで集中できずに一瞬の隙を作ってしまったのはDF陣の問題だと感じています。うまく整理できないですけど、きょうは勝ちが全てだったので本当に残念です」
―失点はいずれもスルーパスを通されての失点でしたが
「DF陣がもうちょっと首を振って、自分のマークだけでなく他のの動き出しを見る必要があると思います。そうすることで相手がどこのスペースを狙っているのか分かりますし、もっと良い対応ができたと思います。トレーニングから一つ一つやっていくしかないですし、勝つために求められる要素だと感じています」
―攻撃面ではチームとして2ゴール以外にも崩せているシーンがありましたが
「正直自分のところからもっと良いクロスをあげられれば、点に繋がる場面はあったなと感じています。こういうグラウンド状況の中でも相手はしっかりやってきているので、本当にグラウンドのせいにはできません。自分の技術が不足しているのが全てだし、反復して練習していくしかないと思っています」
―専大に2試合残したかたちで優勝を決められてしまう結果となってしまいました。専大との差は何であると感じていますか
「大きな差はないとは思います。ただリーグ第10節で対戦したときに感じたのは、決め切るところで決めてくる、守るべきところでしっかり守れる、勝ち方を知っているチームだという印象でした。ハードワークなどに関しては自分たちのほうが上かもしれないですけど、ゴール前での質は一番優れていると感じますし、自分たちに足りない面だと思います」
―今節の結果でインカレ出場も決定しました
「インカレは出て当たり前だと思ってました。だから本当に1位以外は意味はないと思っています。ただそれでも、4年間古賀(聡監督、平4卒=早稲田実業高)さんと一緒にやってきた中で10位、5位、3位と徐々に順位が上がってきていて、やっていることに対しての評価や周りからの見る目は順位で変わっていく面もあるとは思います。リーグ戦の順位だけが関係するわけではないですが、2位という残された最高の結果を出せるようにやっていくことも重要だと思いますし、その目標に向けてチームで一体感を持って取り組んでいきたいです」
―これからインカレという全国の舞台で成功を収めるためには、残りのリーグ戦も重要なものであるとは思いますが
「インカレで優勝するために新しいことをやる必要はないですし、自分たちの積み上げてきたものをもっと表現できるようにすることが求められています。ただいまは内容よりも結果が欲しいです。堂々と勝ちきれたって試合が少ないので、本当に残り2試合で勝ち切って、インカレに結びつけていきたいと思います」
―結果ということですが、そのなかでも無失点での勝利という結果を見せたいのではないのでしょうか
「自分自身いままでサッカーしてきた中で、ここまで失点が続いたことは初めての経験です。DF陣の一として本当に責任を感じていますし、リーグ戦残り2試合を無失点に抑えて、勝利に貢献していけるようにやっていきます」
●GK阿部雄太(4年=渋谷幕張高)
―悔しい引き分けとなりました。いまの気持ちをお聞かせください
「最大の目標だったリーグ戦の優勝がついえてしまったということで、目標を達成できなかった悔しさや観にきてくださった方、ウルトラス、OBの方々に申し訳ないという気持ちが強いです」
―0-2からの引き分けでした。試合内容はいかがでしたか
「前半から自分たちのペースで押し込む時間帯もありましたし、相手の背後狙ってセカンドボール拾ってという自分たちのやりたいかたちもできていました。その中で前半40分くらいに失点してしまったんですけど、あれを自分が止めていたら勝てていた試合だったので悔しい気持ちでいっぱいです。後半に関しては立ち上がりに失点して苦しかったんですけど、動きは全然悪くなかったですし、希(MF池西希、4年=浦和レッズユース)中心にやれていました。どうにか逆転したいと思っていたんですができなくて、まだまだ力不足です」
―2点ビハインドでもうまく気持ちの切り替えはできましたか
「ピッチに入ったら失点は関係なしに、瞬間瞬間をやるだけだといつも考えているので、下を向くことなくいまできることは何かを考えてやっていました」
―一方で強烈なシュートをセーブする場面もありました。ご自身のプレーはいかがでしたか
「うちのチームは無失点もしくは最小失点に抑えないと勝つことはできないので、2失点した時点で自分の負けというかそれを達成してはじめて評価される立場だと感じています。セーブできたときも、しっかり寄せてくれるディフェンスの力だと思います。2失点も触っていたのであれは止めなければいけないです」
―これからはインカレへ向けてということになりますが意気込みをお願いします
「まずは観にきてくれる多くのに対して感動を与える場があるんだったら、そこに全力を尽くします。先のこともありますけど、目の前の試合に自分たちが持っているものを全て出し切るということをやっていきます」
●MF池西希(4年=浦和ユース)
―2-2という結果をどうとらえてますか
「0-2から追いついた2-2なのではたから見ればいい結果かもしれないですけど、優勝するためには勝たなくてはいけなかったですし、結果的に専修がきょう勝った(4-0)ので優勝には変わらないですけど、勝たなくちゃいけなかった試合で勝てなかったのが悔しいです」
―グラウンドの状態が良くなかったですが何か対策は
「自分たちのスタイルはシンプルで、素早く相手陣内で守備をスタートさせて、連動した守備でボールを奪って、相手にスペースがある段階でボールを出すことなのでそんなにグラウンド状態は気にならなかったです。自分たちはミスをとにかく気をつけるだけで、むしろ相手がパスを回してくるチームだったので、そのなかでミスが起きるかもしれないのでそこは狙いどころだという話はしてました」
―先制を許す前半でしたが振り返って
「先制される前も危ない場面はありましたけど、自分たちも相手と同じくらいチャンスをつくってたなかでミスからの失点だったので残念でした。ただチャンスはつくれると思ってたのでそんなに落ち込まずやってました」
―後半2点目を失った後のチームのリアクションは
「落ち込む暇もないし、勝つためには点を取んなくちゃいけないので前にパワーを出していこうと思ってました。そんな特に声掛けはしてないですけど、みんな前向いて戦えたと思ってます」
―後半は1ゴール1アシストでしたが
「自分のプレーによってスコアを動かしてチームの点数に貢献できたのは良かったです。もっともっとチームの力になりたいですし、PKかというとこもありましたけど、もっと僕が足を振りぬいたり、シュートの精度を上げたりできればって思う場面があったのでもっと貪欲に、強くなりたいです」
―きょうで専大の優勝が決まりましたがチーム内でどんなことを話しましたか
「そんなみんなとは話してないですけど、きょう専修が勝って優勝が決まってしまったとはいえ、自分たちが取りこぼすことは多かったと思ってます。こないだの明大戦(△1-1)も追いつかれて、国士舘大戦(△2-2)や順大戦(△2-2)も取りこぼして、そこで勝ち点8失ってるって考えたらもっといけたなと思ってますし、もったいないと思ってます。ただ残り2試合も消化試合でないので、支えてくれてる方のためにも本気でがむしゃらに残り全試合全力を出して、少しでも勝ち点差を詰めて終わりたいと思ってます」
―古賀聡監督(平4卒=早稲田実業高)からはどういった話がありましたか
「支えてくれるのためにも全力で戦って勝つことが自分たちの義務ですし、下向いてる暇はないのでもっと強くなろうと。僕も終わった後はショックでしたけど、下向いてても仕方ないのでまたトレーニングで強くなっていきたいです」
―残り2試合に向けての意気込みを
「消化試合じゃないし、支えてくれる方に俺らの戦いぶりで見に来て良かったと思わせるようなプレーを連続したいです」
●FW榎本大希(4年=横浜FMユース)
―試合を終えての感想をお願いします
「優勝へ向けてはこの試合が始まる前から厳しいことは分かっていましたが、とにかく目の前の相手に全力でぶつかることを考えていました。絶対に勝とうという気持ちで入ったので、勝ち切れなかったことが悔しいです。練習から高いモチベーション、良いメンタリティでは入れていました」
―普段通り前線からプレスをかけながらも、なかなか高い位置でボールを奪えずにつながれてしまいました。相手のボールの持ち方に何か特徴はありましたか
「あまりグラウンド状態も良くなかったので、リスキーなつなぎ方はしてきませんでした。しかし奪いづらいつなぎ方ではあったと思います。いつも通り積極的に奪いに行って、カウンターを狙っていました。前半は特にみや(FW宮本拓弥、2年=流通経済大柏高)が競り勝てるシーンが多かったので、それを見てサイドバックの裏のスペースで受けて、仕掛けて、クロスというのを考えていました」
―後半途中からはMF石川拓選手(4年=日本大学高)が前線に入りました。その際はどのような関係性でプレーされていましたか
「本当はもう少し早い時間から、2で近い距離を保ってディフェンスと中盤の間でパス交換しながら攻めたかったのですが、終盤にリードを追う局面ではどうしても難しかったですね。本当にやりたかったことはできずにいるのかなというのが前節も含めての感想です」
―最大の目標であったリーグ戦優勝の望みが絶たれてしまいました。ここまでの戦いを振り返ってみての思いはありますか
「思い返すと、後期に入って順位を上げてきているチームに勝ち切れませんでした。国士大、明大、筑波大、きょうの中大などですね。毎年、後期の上位対決に苦しんできたのですが今季も同じようになってしまいました。どこのチームも後期に修正してくるので苦しい展開になってしまったのかなと思います」
―後期に入ってより早大対策を練ってきたチームもあったのでしょうか
「それは大分あったと思います。ここ数年の戦いを見て、どこがどういうサッカーをするというのは分かっていますが、ボールを奪われた瞬間に裏のスペースを消して来たり、逆になるべく低い位置でつながないようにして来たりするなど、早大の良さを消してくるチームが多かったですね。例えば慶大もそうでしたし日体大も露骨にやってきました。昨季もでしたがそういったチームは増えましたね」
―4年生の榎本選手にとって残された公式戦はあとわずかですが、どういった思いを持ってプレーされていますか
「ずっと優勝へ向けてやってきましたし、残り2試合勝って2位で終えることが使命であると思います。個人的には得点ランキングで3位(今節終了時点)にいるので、残りの試合でできるだけ点を取って1位を狙いたいんですけど…きょうは(得点王を争う他大の選手の状況は)どうでしたか?とりあえず14得点というのが得点王になる基準の数字なので、そこまではいきたいです」
―今後の戦いへ向けて
「昨季もリーグ戦で専大に敗れて優勝の可能性がなくなった後、日体大にしっかり勝ち切ってインカレに良い形でつなげることができました。目標はついえてしまいましたが、今回も同じように残り2試合勝って、絶対に2位で終われるようにしたいです」
●MF近藤貴司(3年=三菱養和SCユース)
―今節は2-2のドローとなりました
「先制点を奪われたのが痛かったですけど、2点目を取られて正直やばいと思った時も誰一諦めていなかったし、その中で同点にまでもっていけたのは良かったです。でも勝たなければいけない試合だったので、改めて自分の力不足を感じた試合でした」
―先制点を取られる試合は久しぶりだったと思います。立ち上がりに関してはいかがでしょうか
「今週1週間は中大が立ち上がりに強いっていうのをみんなで認識していたので、立ち上がりに関しては試合前にもう一度確認してから挑みました。(立ち上がりは)悪くは無かったと思うんですが、一瞬の隙というか、相手にうまく隙を突かれて失点してしまったので、もったいなかったです」
―前半のご自身のプレーについて
「自分のところも何回か突破できそうな場面があった中で、センタリングがうまくいかなかったりだとか、最後の質のところを自分自身もっと上げていかないと、得点やアシストはできないなと感じました」
―1点を追って前半を終えましたが、後半に向けては
「特にこうしようとかはなかったんですが、自分たちは勝たなければいけないという状況で、エネルギーを出せば絶対いけるとか今まで積み上げてきた自信もあったので、後半絶対いけると思っていました。本当に、自分が勝たせられなかったのが痛かったです」
―後半の早い時間に中大に追加点を挙げられてしまいました
「あのシーンは自分と西山(DF西山航平、2年=浦和レッズユース)と政幸(DF奥山政幸、2年=名古屋グランパスU18)のところの関係で、うまくファーストを決められなくて、それでうまく裏に流されて失点してしまいました。前段階で自分がもっと集中していれば、一瞬の隙を突かれることも無かったです。自分が防げた失点だったので本当に申し訳ないです」
―2点を奪い同点で流れは早大にきていました。3点目に結びつかなかったのは
「観戦してくれている選手たちだったり、ウルトラスの方たちも盛り上げてくださって最後行け行けという状態だった中で、攻め込んではいたと思うんですがシュートまでいけてなかったと思うし、自分自身突破もできていなかったので、そういったところでまだまだ質を高めていかなければいけないなと感じました」
―今節の中大の印象はこれまでと変わりましたか
「これまでだったら守備の部分は結構緩くて、ラストはこっちが行け行けという感じだったんですが、きょうはいつもよりも行ける雰囲気だったのに、ここ数試合から中大の守備が良くなってきてなおかつ攻撃の質も伴っていました。厄介な相手だというのは分かっていたんですが、自分のところやサイドのところから崩せなかったのが痛かったです」
―ご自身のきょうのプレーについては
「攻撃に関しては、前半何回か西山と良い関係がつくれました。後半はあまり見せ場をつくれなかったし、中に攻め入ることは意識していたんですがそこにボールが来ないということはまだまだ要求が足りないということだと思います。守備のことは、マッチアップした左SBが高瀬優孝君だったんですけど、やっぱりスピードがありました。ある程度対応はできたんですが、ボールを取り切るという部分や寄せきるという部分についてはレベルアップしていなければ上には通用しないと思いました」
―チームとしてはゴール前の精度が課題となりましたか
「そこは自分たちサイドハーフやFWの課題でもあるんですが、練習の中では結構いけてる部分はあったんですが、こういう大事なゲームでいかに自分の力を出せるかというところが大切なので、そこで力を発揮できないというのはまだまだ自分自身の力が足りてないと思っています」
―守備に関して、失点の多い試合が続いています
「失点してしまうともちろん厳しい状況にはなってしまうんですが、そこを跳ね返す攻撃力があれば問題は無いと思いますし、攻守両面でよりレベルアップしていかなければ、この後の残り2節、桐蔭横浜大や専大の試合もそうですし、インカレで優勝していくってなった時に、もっと力をつけなければいけないのかなって思います」
―今節の総括としては、やはりもっと点が欲しかったというところでしょうか
「自分自身前半にはヘディングのチャンスがありましたし、後半も決してチャンスが無かったわけではないので、もっとそこをいかに決めきるかだったりアシストするかといったところが、自分自身の力量が懸かっていると思うので、より成長できたらなと思います」
―今節の専大の勝利により関東リーグでの優勝を逃してしまいました
「チームが始動してから関東リーグの優勝を最大の目的としてやってきたなかで、自分自身振り返ってみてもちょっとしたケガでチームを離脱してしまったり関東リーグでも得点やアシストを全然できなかったりで、そういった意味でも全然チームに貢献できなかったからこそ優勝できなかったと思っています。ここで下を向かず、自分がもっとレベルアップしてチームを勝利に導くというところもより明確になったので、突き詰めてやっていきたいです」
―関東リーグも残り2節となりました。次節の桐蔭横浜大はどのように戦っていきますか
「チームとしてはいつも通り運動量高く強度を高くやっていって、相手を上回っていけば絶対に勝てると思っています。チャンスは絶対に来ると思っているので、自分自身チャンスを決めきることやアシストをこだわってやっていきたいです」
●MF近藤洋史(3年=名古屋U18)
―いまのお気持ちは
「素直に勝ちたかったという気持ちだけですね。0―2になる場面もありましたけど、みんな諦めていなかったですし、そこから追い付くことができたことは評価できましたけど…。目標は勝ち点3を取ることだけだったので、勝ち切れなかったことはすごく悔しい気持ちでいっぱいです」
―2点のリードを追い掛ける展開となりました
「0-1から0-2になったとき、本当に気持ち的に厳しい状況でしたけど、これは絶対に諦めちゃいけないと思いましたし、何とか自分が点を取ってチームを勝利に導こうと思いました。そこで気持ちが折れずに、強い気持ちを持って、次のプレーからもう一回気持ち入れなおしてやろうと思いました」
―その中で反撃の1点目となるループシュートを決められましたが、振り返って
「自分のところにボールが転がってきて、フリーでっていう中で。偶然でなくて自分の強い気持ちがあったから、そうやってボールが転がってきたんだと思うし、チャンスをしっかりとゴールに決めることができて良かったと思います」
―同点に追い付くことはできましたが、勝ち越しまでは至りませんでした
「あと一歩のところでシュート行けなかったし、ゴールを奪えなくて、もう少しのところだったと思うんですがその少しが遠かったです。あの勢いのまま本当に勝ち切りたかったですけど、勝ち切れず残念です」
―シーズン最大の目標であり、悲願であった関東リーグ優勝を逃がしました。専大との差はどう考えていますか
「自分たちが優勝争いに関わるには1試合平均勝ち点2は取らなきゃいけないという話は前から言われていて。ということは22試合で勝ち点44取らなければなんですが、自分たちはまだまだ勝ち点が遠く及んでいないので、きょうの試合前から残り3試合全勝しなきゃいけないと44届かない、自分たちのプライドを懸けて取ろうっていう強い気持ちを持って、臨んだんですけど引き分けてしまって。専大という相手はもちろんいるんですけど、自分たちが勝ち点を取れないっていうことが原因だったんじゃないかと思います」
―監督からはどんな言葉があったのでしょうか
「本当に最後まで自分たちを応援してくださるたちや、多くのたちに支えてもらってサッカーできているのでそういった方々のためにも、あと残り2試合、必ず勝たなければいけないですし、自分たちが下を向いている姿を見せるわけにはいかないので、顔を上げて行こうっていう話でした」
―全勝しなければいけない中で、最近は勝ち切ることができない試合が続きますが
「やっぱり先制されると厳しいですし、きょうも2点リードされてしまって厳しい状況に立たされてから後半自分たちの時間にゴールを奪ってっていう試合でしたけど、やっぱりもっと中大が入りのところで強いというのは分かっていたので、前半のところで先制点を取りたかったし、守備のところで相手を察知すること、そういったとことはずっと課題として出ているので修正していきたいです」
―インカレ出場を確定させましたが、インカレへの思いは
「昨年優勝しているので連覇というのが目標ですけど、いまはインカレのことは考えていなくて、関東リーグの残り2試合戦うっていうことを考えています」
―では来週の桐蔭横浜大戦へ向けて、意気込みをお願いします
「優勝は無くなってしまいましたけど、見に来てくれる方々や、応援してくれる方のために、自分自身全力でプレーしたいと思います」
●DF奥山政幸(2年=名古屋U18)
―試合を振り返って
「前半に点を取られてしまったことで、今までの組織的な守りが崩れてしまった感はありました。ただそこからは点を取られてはしまいましたが、諦めずに逆転するぞという気持ちでプレーしていたので同点止まりだったことは悔しいです」
―失点シーンについては
「1点目は自分がカットをしたあとにドリブルをしていったところに取られてしまったのが原因です。その後できたスペースも埋めることができませんでした。2点目については相手のフリーの状況が生まれてしまった後に、自分の反応が遅れたことが失点につながったので、そのような面の状況判断ができていればな、と思います」
―得点シーンについては
「両方の得点が相手の選手を恐れずに競り合いに打ち勝てたということが良かったです。どの選手も体を張っていた結果だと思います」
―後半途中からポジションがCBからSBに移りましたがそのことについては
「自分がSBに入った時は1点ビハインドだったので、何が何でも点を取りに行くことを考えました。ただ、対面になる選手が強力な選手だったので、周りの選手との連携をうまく取るということを意識しました」
―芝がかなり荒れていてピッチコンディションが悪かったと思いますが
「アップで入った時点でイレギュラーが起こることは想定していました。ただ、自分たちは縦にロングボールをつなぐサッカーをしているので、あまり影響はないように感じました。むしろ中大はつなぐサッカーをしてくるチームなので、しっかりプレッシャーをかけ、相手の良さを消すことを考えてプレー出来ました」
―中大の印象は
「いつもよりはつなぐことはできなかったと思うのですが、自分たちのプレッシャーをかわした時にスピードを上げて両サイドのレベルの高い選手で攻めるという戦術は脅威でした。ただ、1対1の状況を作らせずに、相手に突破されてもその後を停めるということを考えられたのは良かったです」
―リーグ戦の優勝の消滅、インカレ出場の決定という結果を受けての次節への意気込みをお願いします
「優勝はなくなってしまいましたが、一番優勝に近い2位というポジションを確保しなければなりません。インカレで優勝するためにも、残りの試合を何が何でも連勝したいです。そのために、消化試合とは考えずに、死に物狂いでプレーするつもりです」
●DF金澤拓真(2年=横浜FMユース)
―いまのお気持ちはいかがてすか
「そうですね。本当に優勝だけ目指して、ぜんいんで取り組んだ中で、きょうの敗戦と専修の結果で、優勝がなくなりましたので。試合にずっと出てた身なので、チームのみんなに申し訳ない気持ちと、あと本当にいつも支えてくださいる、OBの方であったり、応援してくださる早稲田ーツもそうですし、ULTRASの方々、自分の両親に申し訳ない気持ちです」
―中央の印象はいかがてした
「個個の攻撃能力が高くて、サイドの選手のボール動かす能力だったり、本当にそういった攻撃のスキルが高い印象でした」
―2失点という結果について
「そうですね。後期入って無失点で終わった試合がない中で、いま自分たち守備陣の中で毎試合終わってから修正はしてるんですけど、失点がなくならなかったことがこの結果となった原因だと思うので、失点減ららないとまだ順位はわかりませんが、このままインカレ出てもこんな感じだと優勝できないので、この先の試合では失点がなくならないように頑張りたいです」
―次の試合に向けて一言お願いします
「まだ関東リーグ戦終わったわけではないので、一つでも上の順位を目指して、みにきてくださる方や応援してくださる方の期待に少しでも答えるように頑張りたいです」
●FW宮本拓弥(2年=流通経済大柏高)
―きょうの試合を振り返って
「僕たちは優勝を目指してこの1戦に臨んだんですが、最終的に結果として2-2に引き分けてしまい非常に悔しいと思います」
―きょうの試合前のチームの雰囲気は
「みんなの気持ちやふるまいもすごく生き生きとしていて中大に勝ってやるという雰囲気でしたので、そういう点に関していえば相手より上回っていたんじゃないかと思います」
―0-2を追い上げる形でしたがFWとしてどんな気持ちでやっていましたか
「0-2にされてから、自分が何としても点をとってやろうという気持ちだったんですが、なかなか今日も点を決められなくて結果MFの2が点をとってくれて2-2になって、チームも勢いがついて3-2になるんじゃないかと思ったんですが、僕も今日1対1があって、そういうところを抜いて決められればと。まだまだ僕はレベルアップする必要があるなと思いました」
―試合後、古賀監督(古賀聡監督、平4卒=早稲田実業高)からはどんなお話がありましたか
「試合後は、まだあと2試合あるんでもっと自分たちはレベルアップしてまだインカレ優勝というのが目標に残っているのでまだまだ関東リーグ気を抜かずに2試合勝ってインカレに臨みたいということです」
―次節は前期苦戦した桐蔭横浜大との1戦になります
「桐蔭横浜大も気を抜いたら一瞬でやられる相手ですし簡単には勝てないと思いますから、気持ちを強く持って、自分たちはインカレ優勝するんだという気持ちで戦っていきたいと思います」
JR東日本カップ2013 第87回関東大学リーグ戦 11月9日 茨城・古河市立古河サッカー場
早稲田大2-2中央大
以下、試合後の早稲田大選手コメント
●MF中田航平主将(4年=横浜FMユース)
―きょうの試合、ピッチコンディションが良くない中、お互いにチャンスを作り、2ー2となりました。振り返って
「勝ちたかったので、逆にグラウンドが悪いのは自分たちにとって強みを出せる状況だと思ったので、グラウンドに関してはデメリットは無かったかなと思います。チャンスが多くあった中で、もう1点決めなきゃいけなかったし、逆に失点も防げたと思うので、攻守両面において課題がありますから、切り替えてやっていきたいです」
―中大はサイドの選手の個が強力でしたが、印象は
「後期が始まって2試合目に中大戦があって(◯2-1)、澤田(宗)だったり、右サイドの14番の選手(古橋匡梧)だったり、スピードがある選手というのは分かっていたので、西山(航平、2年=浦和レッズユース)とかが澤田を抑えてくれて、失点はもったいなかったですけど、それ以外は特に悪いシーンは無かったと思います」
―失点は前半終盤と後半序盤ということで、時間帯が気になりますが、いかがですか
「前半、相手もチャンスはありましたけど、自分たちもセットプレーなどでチャンスがあった中で、一瞬の隙というか、自分たちのミスからポジショニングがズレて失点という形で、失点したくない時間帯でしたけど、悪い流れで2失点しなかったのは良かったです。逆に後半の立ち上がりで自分たちが1点取りにいこうと話していた中で失点してしまったのは非常にもったいなかったなと思います」
―その後はより前にいき、プレスがはまる時間もあり、2点返すことが出来ましたが、いかがでしたか
「皆が前に強く向いていた中で、宮本(拓弥、2年=流通経済大柏高)が競り勝って、洋史(MF近藤、3年=名古屋グランパスU18)のところにこぼれて1点奪って、2点目も相手に当たりましたけど、希(MF池西、4年=浦和レッズユース)が強い意志を持って打ったから点が入りました。それも全てトレーニングで彼らがやってきたことがプレーで出ただけだと思うので、偶然ではなく必然の得点でした。ただ、2点取った中で、勝ちきれなかったのは悔やまれるので、そこは修正したいです」
―きょうの結果でリーグ優勝が無くなりましたが、いかがですか
「わずかながら優勝の可能性があり、自分たちはそれを信じて3連勝しようと思っていた中できょう勝てなくて、自分たちの中で最大の目標としていたリーグ戦制覇は無くなりましたけど、インカレもあるので、そのために関東第2代表としていって、決勝で専大と戦うために自分たちは残り2試合勝利しないといけないですし、消化試合じゃないので、勝ち点を積み重ねて出来るだけ専大に近付いた状態でリーグ戦を終えれるようにやっていきたいです」
―試合後、古賀聡監督(平4卒=早稲田実業高)が選手たちに熱く語ってらっしゃいましたが、どのような内容だったのでしょうか
「優勝は無くなったけど、リーグ戦は終わりじゃないし、まだ20節が終わったに過ぎないから、あと2節戦うために支えてくれるや応援してくれるたちに感動を与えるためにも自分たちは戦わなきゃいけないという話をされました」
―次節は桐蔭横浜大戦です。それに向けて
「前期勝ちきれなかった相手でもあるので(△1-1)、やっぱりリーグ戦前後期通して勝ちきれなければ優勝できないチームの証明になってしまいますし、なんとしてでもどんなゲーム内容でも良いですから勝ち点3を積み重ねられるようにやっていきたいです」
●DF三竿雄斗副将(4年=東京Vユース)
―優勝を逃す結果となってしまいました
「前半何回かチャンスがあった中で先制点が取れなかったことと、取られた後のサイドの良い動き出しに対応しきれなくて連続で失点してしまって・・・。何とか追いつきましたけど、集中すべきところで集中できずに一瞬の隙を作ってしまったのはDF陣の問題だと感じています。うまく整理できないですけど、きょうは勝ちが全てだったので本当に残念です」
―失点はいずれもスルーパスを通されての失点でしたが
「DF陣がもうちょっと首を振って、自分のマークだけでなく他のの動き出しを見る必要があると思います。そうすることで相手がどこのスペースを狙っているのか分かりますし、もっと良い対応ができたと思います。トレーニングから一つ一つやっていくしかないですし、勝つために求められる要素だと感じています」
―攻撃面ではチームとして2ゴール以外にも崩せているシーンがありましたが
「正直自分のところからもっと良いクロスをあげられれば、点に繋がる場面はあったなと感じています。こういうグラウンド状況の中でも相手はしっかりやってきているので、本当にグラウンドのせいにはできません。自分の技術が不足しているのが全てだし、反復して練習していくしかないと思っています」
―専大に2試合残したかたちで優勝を決められてしまう結果となってしまいました。専大との差は何であると感じていますか
「大きな差はないとは思います。ただリーグ第10節で対戦したときに感じたのは、決め切るところで決めてくる、守るべきところでしっかり守れる、勝ち方を知っているチームだという印象でした。ハードワークなどに関しては自分たちのほうが上かもしれないですけど、ゴール前での質は一番優れていると感じますし、自分たちに足りない面だと思います」
―今節の結果でインカレ出場も決定しました
「インカレは出て当たり前だと思ってました。だから本当に1位以外は意味はないと思っています。ただそれでも、4年間古賀(聡監督、平4卒=早稲田実業高)さんと一緒にやってきた中で10位、5位、3位と徐々に順位が上がってきていて、やっていることに対しての評価や周りからの見る目は順位で変わっていく面もあるとは思います。リーグ戦の順位だけが関係するわけではないですが、2位という残された最高の結果を出せるようにやっていくことも重要だと思いますし、その目標に向けてチームで一体感を持って取り組んでいきたいです」
―これからインカレという全国の舞台で成功を収めるためには、残りのリーグ戦も重要なものであるとは思いますが
「インカレで優勝するために新しいことをやる必要はないですし、自分たちの積み上げてきたものをもっと表現できるようにすることが求められています。ただいまは内容よりも結果が欲しいです。堂々と勝ちきれたって試合が少ないので、本当に残り2試合で勝ち切って、インカレに結びつけていきたいと思います」
―結果ということですが、そのなかでも無失点での勝利という結果を見せたいのではないのでしょうか
「自分自身いままでサッカーしてきた中で、ここまで失点が続いたことは初めての経験です。DF陣の一として本当に責任を感じていますし、リーグ戦残り2試合を無失点に抑えて、勝利に貢献していけるようにやっていきます」
●GK阿部雄太(4年=渋谷幕張高)
―悔しい引き分けとなりました。いまの気持ちをお聞かせください
「最大の目標だったリーグ戦の優勝がついえてしまったということで、目標を達成できなかった悔しさや観にきてくださった方、ウルトラス、OBの方々に申し訳ないという気持ちが強いです」
―0-2からの引き分けでした。試合内容はいかがでしたか
「前半から自分たちのペースで押し込む時間帯もありましたし、相手の背後狙ってセカンドボール拾ってという自分たちのやりたいかたちもできていました。その中で前半40分くらいに失点してしまったんですけど、あれを自分が止めていたら勝てていた試合だったので悔しい気持ちでいっぱいです。後半に関しては立ち上がりに失点して苦しかったんですけど、動きは全然悪くなかったですし、希(MF池西希、4年=浦和レッズユース)中心にやれていました。どうにか逆転したいと思っていたんですができなくて、まだまだ力不足です」
―2点ビハインドでもうまく気持ちの切り替えはできましたか
「ピッチに入ったら失点は関係なしに、瞬間瞬間をやるだけだといつも考えているので、下を向くことなくいまできることは何かを考えてやっていました」
―一方で強烈なシュートをセーブする場面もありました。ご自身のプレーはいかがでしたか
「うちのチームは無失点もしくは最小失点に抑えないと勝つことはできないので、2失点した時点で自分の負けというかそれを達成してはじめて評価される立場だと感じています。セーブできたときも、しっかり寄せてくれるディフェンスの力だと思います。2失点も触っていたのであれは止めなければいけないです」
―これからはインカレへ向けてということになりますが意気込みをお願いします
「まずは観にきてくれる多くのに対して感動を与える場があるんだったら、そこに全力を尽くします。先のこともありますけど、目の前の試合に自分たちが持っているものを全て出し切るということをやっていきます」
●MF池西希(4年=浦和ユース)
―2-2という結果をどうとらえてますか
「0-2から追いついた2-2なのではたから見ればいい結果かもしれないですけど、優勝するためには勝たなくてはいけなかったですし、結果的に専修がきょう勝った(4-0)ので優勝には変わらないですけど、勝たなくちゃいけなかった試合で勝てなかったのが悔しいです」
―グラウンドの状態が良くなかったですが何か対策は
「自分たちのスタイルはシンプルで、素早く相手陣内で守備をスタートさせて、連動した守備でボールを奪って、相手にスペースがある段階でボールを出すことなのでそんなにグラウンド状態は気にならなかったです。自分たちはミスをとにかく気をつけるだけで、むしろ相手がパスを回してくるチームだったので、そのなかでミスが起きるかもしれないのでそこは狙いどころだという話はしてました」
―先制を許す前半でしたが振り返って
「先制される前も危ない場面はありましたけど、自分たちも相手と同じくらいチャンスをつくってたなかでミスからの失点だったので残念でした。ただチャンスはつくれると思ってたのでそんなに落ち込まずやってました」
―後半2点目を失った後のチームのリアクションは
「落ち込む暇もないし、勝つためには点を取んなくちゃいけないので前にパワーを出していこうと思ってました。そんな特に声掛けはしてないですけど、みんな前向いて戦えたと思ってます」
―後半は1ゴール1アシストでしたが
「自分のプレーによってスコアを動かしてチームの点数に貢献できたのは良かったです。もっともっとチームの力になりたいですし、PKかというとこもありましたけど、もっと僕が足を振りぬいたり、シュートの精度を上げたりできればって思う場面があったのでもっと貪欲に、強くなりたいです」
―きょうで専大の優勝が決まりましたがチーム内でどんなことを話しましたか
「そんなみんなとは話してないですけど、きょう専修が勝って優勝が決まってしまったとはいえ、自分たちが取りこぼすことは多かったと思ってます。こないだの明大戦(△1-1)も追いつかれて、国士舘大戦(△2-2)や順大戦(△2-2)も取りこぼして、そこで勝ち点8失ってるって考えたらもっといけたなと思ってますし、もったいないと思ってます。ただ残り2試合も消化試合でないので、支えてくれてる方のためにも本気でがむしゃらに残り全試合全力を出して、少しでも勝ち点差を詰めて終わりたいと思ってます」
―古賀聡監督(平4卒=早稲田実業高)からはどういった話がありましたか
「支えてくれるのためにも全力で戦って勝つことが自分たちの義務ですし、下向いてる暇はないのでもっと強くなろうと。僕も終わった後はショックでしたけど、下向いてても仕方ないのでまたトレーニングで強くなっていきたいです」
―残り2試合に向けての意気込みを
「消化試合じゃないし、支えてくれる方に俺らの戦いぶりで見に来て良かったと思わせるようなプレーを連続したいです」
●FW榎本大希(4年=横浜FMユース)
―試合を終えての感想をお願いします
「優勝へ向けてはこの試合が始まる前から厳しいことは分かっていましたが、とにかく目の前の相手に全力でぶつかることを考えていました。絶対に勝とうという気持ちで入ったので、勝ち切れなかったことが悔しいです。練習から高いモチベーション、良いメンタリティでは入れていました」
―普段通り前線からプレスをかけながらも、なかなか高い位置でボールを奪えずにつながれてしまいました。相手のボールの持ち方に何か特徴はありましたか
「あまりグラウンド状態も良くなかったので、リスキーなつなぎ方はしてきませんでした。しかし奪いづらいつなぎ方ではあったと思います。いつも通り積極的に奪いに行って、カウンターを狙っていました。前半は特にみや(FW宮本拓弥、2年=流通経済大柏高)が競り勝てるシーンが多かったので、それを見てサイドバックの裏のスペースで受けて、仕掛けて、クロスというのを考えていました」
―後半途中からはMF石川拓選手(4年=日本大学高)が前線に入りました。その際はどのような関係性でプレーされていましたか
「本当はもう少し早い時間から、2で近い距離を保ってディフェンスと中盤の間でパス交換しながら攻めたかったのですが、終盤にリードを追う局面ではどうしても難しかったですね。本当にやりたかったことはできずにいるのかなというのが前節も含めての感想です」
―最大の目標であったリーグ戦優勝の望みが絶たれてしまいました。ここまでの戦いを振り返ってみての思いはありますか
「思い返すと、後期に入って順位を上げてきているチームに勝ち切れませんでした。国士大、明大、筑波大、きょうの中大などですね。毎年、後期の上位対決に苦しんできたのですが今季も同じようになってしまいました。どこのチームも後期に修正してくるので苦しい展開になってしまったのかなと思います」
―後期に入ってより早大対策を練ってきたチームもあったのでしょうか
「それは大分あったと思います。ここ数年の戦いを見て、どこがどういうサッカーをするというのは分かっていますが、ボールを奪われた瞬間に裏のスペースを消して来たり、逆になるべく低い位置でつながないようにして来たりするなど、早大の良さを消してくるチームが多かったですね。例えば慶大もそうでしたし日体大も露骨にやってきました。昨季もでしたがそういったチームは増えましたね」
―4年生の榎本選手にとって残された公式戦はあとわずかですが、どういった思いを持ってプレーされていますか
「ずっと優勝へ向けてやってきましたし、残り2試合勝って2位で終えることが使命であると思います。個人的には得点ランキングで3位(今節終了時点)にいるので、残りの試合でできるだけ点を取って1位を狙いたいんですけど…きょうは(得点王を争う他大の選手の状況は)どうでしたか?とりあえず14得点というのが得点王になる基準の数字なので、そこまではいきたいです」
―今後の戦いへ向けて
「昨季もリーグ戦で専大に敗れて優勝の可能性がなくなった後、日体大にしっかり勝ち切ってインカレに良い形でつなげることができました。目標はついえてしまいましたが、今回も同じように残り2試合勝って、絶対に2位で終われるようにしたいです」
●MF近藤貴司(3年=三菱養和SCユース)
―今節は2-2のドローとなりました
「先制点を奪われたのが痛かったですけど、2点目を取られて正直やばいと思った時も誰一諦めていなかったし、その中で同点にまでもっていけたのは良かったです。でも勝たなければいけない試合だったので、改めて自分の力不足を感じた試合でした」
―先制点を取られる試合は久しぶりだったと思います。立ち上がりに関してはいかがでしょうか
「今週1週間は中大が立ち上がりに強いっていうのをみんなで認識していたので、立ち上がりに関しては試合前にもう一度確認してから挑みました。(立ち上がりは)悪くは無かったと思うんですが、一瞬の隙というか、相手にうまく隙を突かれて失点してしまったので、もったいなかったです」
―前半のご自身のプレーについて
「自分のところも何回か突破できそうな場面があった中で、センタリングがうまくいかなかったりだとか、最後の質のところを自分自身もっと上げていかないと、得点やアシストはできないなと感じました」
―1点を追って前半を終えましたが、後半に向けては
「特にこうしようとかはなかったんですが、自分たちは勝たなければいけないという状況で、エネルギーを出せば絶対いけるとか今まで積み上げてきた自信もあったので、後半絶対いけると思っていました。本当に、自分が勝たせられなかったのが痛かったです」
―後半の早い時間に中大に追加点を挙げられてしまいました
「あのシーンは自分と西山(DF西山航平、2年=浦和レッズユース)と政幸(DF奥山政幸、2年=名古屋グランパスU18)のところの関係で、うまくファーストを決められなくて、それでうまく裏に流されて失点してしまいました。前段階で自分がもっと集中していれば、一瞬の隙を突かれることも無かったです。自分が防げた失点だったので本当に申し訳ないです」
―2点を奪い同点で流れは早大にきていました。3点目に結びつかなかったのは
「観戦してくれている選手たちだったり、ウルトラスの方たちも盛り上げてくださって最後行け行けという状態だった中で、攻め込んではいたと思うんですがシュートまでいけてなかったと思うし、自分自身突破もできていなかったので、そういったところでまだまだ質を高めていかなければいけないなと感じました」
―今節の中大の印象はこれまでと変わりましたか
「これまでだったら守備の部分は結構緩くて、ラストはこっちが行け行けという感じだったんですが、きょうはいつもよりも行ける雰囲気だったのに、ここ数試合から中大の守備が良くなってきてなおかつ攻撃の質も伴っていました。厄介な相手だというのは分かっていたんですが、自分のところやサイドのところから崩せなかったのが痛かったです」
―ご自身のきょうのプレーについては
「攻撃に関しては、前半何回か西山と良い関係がつくれました。後半はあまり見せ場をつくれなかったし、中に攻め入ることは意識していたんですがそこにボールが来ないということはまだまだ要求が足りないということだと思います。守備のことは、マッチアップした左SBが高瀬優孝君だったんですけど、やっぱりスピードがありました。ある程度対応はできたんですが、ボールを取り切るという部分や寄せきるという部分についてはレベルアップしていなければ上には通用しないと思いました」
―チームとしてはゴール前の精度が課題となりましたか
「そこは自分たちサイドハーフやFWの課題でもあるんですが、練習の中では結構いけてる部分はあったんですが、こういう大事なゲームでいかに自分の力を出せるかというところが大切なので、そこで力を発揮できないというのはまだまだ自分自身の力が足りてないと思っています」
―守備に関して、失点の多い試合が続いています
「失点してしまうともちろん厳しい状況にはなってしまうんですが、そこを跳ね返す攻撃力があれば問題は無いと思いますし、攻守両面でよりレベルアップしていかなければ、この後の残り2節、桐蔭横浜大や専大の試合もそうですし、インカレで優勝していくってなった時に、もっと力をつけなければいけないのかなって思います」
―今節の総括としては、やはりもっと点が欲しかったというところでしょうか
「自分自身前半にはヘディングのチャンスがありましたし、後半も決してチャンスが無かったわけではないので、もっとそこをいかに決めきるかだったりアシストするかといったところが、自分自身の力量が懸かっていると思うので、より成長できたらなと思います」
―今節の専大の勝利により関東リーグでの優勝を逃してしまいました
「チームが始動してから関東リーグの優勝を最大の目的としてやってきたなかで、自分自身振り返ってみてもちょっとしたケガでチームを離脱してしまったり関東リーグでも得点やアシストを全然できなかったりで、そういった意味でも全然チームに貢献できなかったからこそ優勝できなかったと思っています。ここで下を向かず、自分がもっとレベルアップしてチームを勝利に導くというところもより明確になったので、突き詰めてやっていきたいです」
―関東リーグも残り2節となりました。次節の桐蔭横浜大はどのように戦っていきますか
「チームとしてはいつも通り運動量高く強度を高くやっていって、相手を上回っていけば絶対に勝てると思っています。チャンスは絶対に来ると思っているので、自分自身チャンスを決めきることやアシストをこだわってやっていきたいです」
●MF近藤洋史(3年=名古屋U18)
―いまのお気持ちは
「素直に勝ちたかったという気持ちだけですね。0―2になる場面もありましたけど、みんな諦めていなかったですし、そこから追い付くことができたことは評価できましたけど…。目標は勝ち点3を取ることだけだったので、勝ち切れなかったことはすごく悔しい気持ちでいっぱいです」
―2点のリードを追い掛ける展開となりました
「0-1から0-2になったとき、本当に気持ち的に厳しい状況でしたけど、これは絶対に諦めちゃいけないと思いましたし、何とか自分が点を取ってチームを勝利に導こうと思いました。そこで気持ちが折れずに、強い気持ちを持って、次のプレーからもう一回気持ち入れなおしてやろうと思いました」
―その中で反撃の1点目となるループシュートを決められましたが、振り返って
「自分のところにボールが転がってきて、フリーでっていう中で。偶然でなくて自分の強い気持ちがあったから、そうやってボールが転がってきたんだと思うし、チャンスをしっかりとゴールに決めることができて良かったと思います」
―同点に追い付くことはできましたが、勝ち越しまでは至りませんでした
「あと一歩のところでシュート行けなかったし、ゴールを奪えなくて、もう少しのところだったと思うんですがその少しが遠かったです。あの勢いのまま本当に勝ち切りたかったですけど、勝ち切れず残念です」
―シーズン最大の目標であり、悲願であった関東リーグ優勝を逃がしました。専大との差はどう考えていますか
「自分たちが優勝争いに関わるには1試合平均勝ち点2は取らなきゃいけないという話は前から言われていて。ということは22試合で勝ち点44取らなければなんですが、自分たちはまだまだ勝ち点が遠く及んでいないので、きょうの試合前から残り3試合全勝しなきゃいけないと44届かない、自分たちのプライドを懸けて取ろうっていう強い気持ちを持って、臨んだんですけど引き分けてしまって。専大という相手はもちろんいるんですけど、自分たちが勝ち点を取れないっていうことが原因だったんじゃないかと思います」
―監督からはどんな言葉があったのでしょうか
「本当に最後まで自分たちを応援してくださるたちや、多くのたちに支えてもらってサッカーできているのでそういった方々のためにも、あと残り2試合、必ず勝たなければいけないですし、自分たちが下を向いている姿を見せるわけにはいかないので、顔を上げて行こうっていう話でした」
―全勝しなければいけない中で、最近は勝ち切ることができない試合が続きますが
「やっぱり先制されると厳しいですし、きょうも2点リードされてしまって厳しい状況に立たされてから後半自分たちの時間にゴールを奪ってっていう試合でしたけど、やっぱりもっと中大が入りのところで強いというのは分かっていたので、前半のところで先制点を取りたかったし、守備のところで相手を察知すること、そういったとことはずっと課題として出ているので修正していきたいです」
―インカレ出場を確定させましたが、インカレへの思いは
「昨年優勝しているので連覇というのが目標ですけど、いまはインカレのことは考えていなくて、関東リーグの残り2試合戦うっていうことを考えています」
―では来週の桐蔭横浜大戦へ向けて、意気込みをお願いします
「優勝は無くなってしまいましたけど、見に来てくれる方々や、応援してくれる方のために、自分自身全力でプレーしたいと思います」
●DF奥山政幸(2年=名古屋U18)
―試合を振り返って
「前半に点を取られてしまったことで、今までの組織的な守りが崩れてしまった感はありました。ただそこからは点を取られてはしまいましたが、諦めずに逆転するぞという気持ちでプレーしていたので同点止まりだったことは悔しいです」
―失点シーンについては
「1点目は自分がカットをしたあとにドリブルをしていったところに取られてしまったのが原因です。その後できたスペースも埋めることができませんでした。2点目については相手のフリーの状況が生まれてしまった後に、自分の反応が遅れたことが失点につながったので、そのような面の状況判断ができていればな、と思います」
―得点シーンについては
「両方の得点が相手の選手を恐れずに競り合いに打ち勝てたということが良かったです。どの選手も体を張っていた結果だと思います」
―後半途中からポジションがCBからSBに移りましたがそのことについては
「自分がSBに入った時は1点ビハインドだったので、何が何でも点を取りに行くことを考えました。ただ、対面になる選手が強力な選手だったので、周りの選手との連携をうまく取るということを意識しました」
―芝がかなり荒れていてピッチコンディションが悪かったと思いますが
「アップで入った時点でイレギュラーが起こることは想定していました。ただ、自分たちは縦にロングボールをつなぐサッカーをしているので、あまり影響はないように感じました。むしろ中大はつなぐサッカーをしてくるチームなので、しっかりプレッシャーをかけ、相手の良さを消すことを考えてプレー出来ました」
―中大の印象は
「いつもよりはつなぐことはできなかったと思うのですが、自分たちのプレッシャーをかわした時にスピードを上げて両サイドのレベルの高い選手で攻めるという戦術は脅威でした。ただ、1対1の状況を作らせずに、相手に突破されてもその後を停めるということを考えられたのは良かったです」
―リーグ戦の優勝の消滅、インカレ出場の決定という結果を受けての次節への意気込みをお願いします
「優勝はなくなってしまいましたが、一番優勝に近い2位というポジションを確保しなければなりません。インカレで優勝するためにも、残りの試合を何が何でも連勝したいです。そのために、消化試合とは考えずに、死に物狂いでプレーするつもりです」
●DF金澤拓真(2年=横浜FMユース)
―いまのお気持ちはいかがてすか
「そうですね。本当に優勝だけ目指して、ぜんいんで取り組んだ中で、きょうの敗戦と専修の結果で、優勝がなくなりましたので。試合にずっと出てた身なので、チームのみんなに申し訳ない気持ちと、あと本当にいつも支えてくださいる、OBの方であったり、応援してくださる早稲田ーツもそうですし、ULTRASの方々、自分の両親に申し訳ない気持ちです」
―中央の印象はいかがてした
「個個の攻撃能力が高くて、サイドの選手のボール動かす能力だったり、本当にそういった攻撃のスキルが高い印象でした」
―2失点という結果について
「そうですね。後期入って無失点で終わった試合がない中で、いま自分たち守備陣の中で毎試合終わってから修正はしてるんですけど、失点がなくならなかったことがこの結果となった原因だと思うので、失点減ららないとまだ順位はわかりませんが、このままインカレ出てもこんな感じだと優勝できないので、この先の試合では失点がなくならないように頑張りたいです」
―次の試合に向けて一言お願いします
「まだ関東リーグ戦終わったわけではないので、一つでも上の順位を目指して、みにきてくださる方や応援してくださる方の期待に少しでも答えるように頑張りたいです」
●FW宮本拓弥(2年=流通経済大柏高)
―きょうの試合を振り返って
「僕たちは優勝を目指してこの1戦に臨んだんですが、最終的に結果として2-2に引き分けてしまい非常に悔しいと思います」
―きょうの試合前のチームの雰囲気は
「みんなの気持ちやふるまいもすごく生き生きとしていて中大に勝ってやるという雰囲気でしたので、そういう点に関していえば相手より上回っていたんじゃないかと思います」
―0-2を追い上げる形でしたがFWとしてどんな気持ちでやっていましたか
「0-2にされてから、自分が何としても点をとってやろうという気持ちだったんですが、なかなか今日も点を決められなくて結果MFの2が点をとってくれて2-2になって、チームも勢いがついて3-2になるんじゃないかと思ったんですが、僕も今日1対1があって、そういうところを抜いて決められればと。まだまだ僕はレベルアップする必要があるなと思いました」
―試合後、古賀監督(古賀聡監督、平4卒=早稲田実業高)からはどんなお話がありましたか
「試合後は、まだあと2試合あるんでもっと自分たちはレベルアップしてまだインカレ優勝というのが目標に残っているのでまだまだ関東リーグ気を抜かずに2試合勝ってインカレに臨みたいということです」
―次節は前期苦戦した桐蔭横浜大との1戦になります
「桐蔭横浜大も気を抜いたら一瞬でやられる相手ですし簡単には勝てないと思いますから、気持ちを強く持って、自分たちはインカレ優勝するんだという気持ちで戦っていきたいと思います」