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[デンチャレ]昨年の悔しさ胸に…関東Bの中央大MF古橋が2戦連発

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 昨年の悔しさを胸にプレーすると2戦連続ゴールの活躍をみせた。関東大学選抜Bチームの中央大MF古橋匡梧(中央大2年=興國高)が15日に行われた関東Aとの練習試合、0-1で迎えた後半33分に同点ゴールを決めた。7日に行われたソニー仙台戦(2-2)に続いての得点に、試合後は「2戦連続で点を取ることができて、ホッとしてます」とハニかんだ。

 強い風が吹き荒れる中、風上に立った後半に攻め込んだ関東選抜Bだが、なかなかゴールは生まれない。もどかしい時間が続いていたが、後半33分にようやくゴールネットを揺らした。PA正面で身体を張ったFWジャーメイン良(流通経済大1年=流通経済大柏高)が落としたボール。反応した古橋が冷静に右足を振りぬくと、ボールはゴールへ吸い込まれた。

 得点シーンについて、古橋は「ジャーメインくんがいい落としをしてくれたので、自分は枠へ打つだけでした」と振り返る。後半からの出場だったものの、しっかりと仕事を果たした。チームに引き分けをもたらしたMFは「引き分けに持ち込むゴールを決められて良かった」と安堵の表情を浮かべた。

 古橋の胸には、昨年のデンチャレでの悔しい思いがあるという。「去年はなかなか出場機会もなくて、試合に出ても少しの時間だけだった。本当に悔しい思いをしたので、今年こそはという思いがある」と力を込める。

 ベンチからピッチを見つめ続け、唇を噛んだときから早くも一年。再びデンチャレの季節がやってきた。中央大を代表し、関東Bでプレーする古橋は自ら「背後に抜け出すスピード」と話す武器で飛躍を誓う。

(取材・文 片岡涼)

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