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[関東]明治大1年生FW坂上輝が堂々デビュー、「4年時に恐ろしい選手に…」栗田監督も将来性に太鼓判

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大学リーグデビューを飾ったFW坂上輝(1年=浜松開誠館高)

[4.9 関東大学L1部第2節 明治大2-2流経大 味フィ西]

 明治大の反撃は、初のベンチ入りとなっていたFW坂上輝(1年=浜松開誠館高)が途中出場してからだった。

 1点ビハインドの後半27分からFW太田龍之介(4年=岡山U-18)と交代でピッチに立つと、同28分、DFを引き付けてMF中村草太(3年=前橋育英高)のマイナスクロスに走り込み、スペースを作ってMF佐藤恵允(4年=実践学園高)の同点弾を“アシスト”。その後も自らシュートチャンスを作るなど、積極的にプレーした。

 先輩の怪我で回ってきたチャンスだった。1日に行った開幕戦の東海大戦で、FW馬場惇也(3年=磐田U-18)が膝を負傷。離脱を要する怪我を負った。栗田大輔監督も「馬場の怪我は相当痛い」と悔やむ出来事だったが、代わって坂上が週明けからAチームに招集されていた。

 栗田監督は「坂上はめちゃくちゃ練習がいい。ポストプレーや運動量もある」と抜擢の理由を説明。そして「あとは慣れ。身体を鍛えれば、4年の時に恐ろしい選手になるんじゃないかなと思うくらいセンスもある」と将来性に太鼓判を押した。

 ただ指揮官の高評価の一方で、本人は直接得点に絡むことが出来なかったことを悔む。また、同じく途中出場した高校の先輩になるMF熊取谷一星(3年=浜松開誠館高)が1ゴールを記録したことにも、大いに刺激を受けることになった。「正確性やゴール前の質が課題。(大学リーグは)フィジカルも技術も差を感じます」と現状を受け止めると、「今日の経験を生かして、また成長した自分を見せられたらいいなと思います」と前向きに話した。


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