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[関東]U-20代表候補に飛び級招集された明治大新入生DF稲垣篤志が開幕戦デビュー

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開幕戦デビューを飾ったDF稲垣篤志(1年=浦和ユース)

[4.1 関東大学L1部第1節 明治大1-1東海大 味フィ西]

 オープニングゲームに両チームを通じて1年生で唯一ベンチ入りしていた明治大DF稲垣篤志(1年=浦和ユース)が、後半44分から途中出場して大学リーグ戦デビューを飾った。

 右サイドバックに入ると、積極的に攻撃参加。約5分間を思い切ってプレーした。ただ決定機を演出するまでには至らなかったことで、まずは「悔いが残る結果になってしまった」と反省を口に。「開幕戦でデビューできたことは光栄ですが、感謝と責任を重く感じている。流経戦に向けて、練習から頑張っていきたい」と次戦のリベンジを誓った。

 その来週末の試合を前に月曜日から2日間の日程でU-20日本代表候補のトレーニングキャンプに参加する予定でいる。これまでも世代別代表を経験してきた稲垣だが、飛び級の選出は初になる。

 U-20日本代表は先日ウズベキスタンで行われたU20アジアカップで4位に入賞。5月に行われるU-20ワールドカップへの出場権を獲得した。予選メンバーを外れていた稲垣にとってはこれ以上ないチャンス。絶対にアピールするつもりでいる。

 本職は右サイドバックだが、左サイドバックやサイドハーフでもプレーすることが可能で、何より得点に絡むことが一番好きなプレーだという。「(明治で)サッカーはもちろんですけど、人間性で成長できると聞いている。栗田監督のもと、しっかりと人間性を鍛えてからプロになりたい」。入学早々、忙しくなることは大歓迎。DF長友佑都やDF室屋成に続く可能性を秘めた若武者が、希望にあふれた大学生活をスタートさせた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第97回関東大学L特集

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