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大学選抜、水戸内定DF牛澤健を左SBで抜擢か「難しいけど、自分なりにやりたい」

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左SBでの出場が有力となったDF牛澤健

 第22回大学日韓定期戦が明日24日に行われ、全日本大学選抜が全韓國大学選抜と対戦する。今回は韓国・安養市で開催。これまでアウェー側が勝ったことのない伝統の一戦で、歴史的一勝を目指す。

 これまでCBを主戦場としてきたDF牛澤健(中央大4年=名古屋U-18/水戸内定)が、左SBで起用されることになりそうだ。ただ「自分でもちょっと驚いた」という牛澤も、21日の仁川ユナイテッドとの練習試合にも試されたようで、「難しい部分はあるけど、自分なりにやることをやろう」と前向きに捉えているという。

 初めての全日本選抜の遠征を楽しんでいる。これまで同じ東海地方出身のMF古長谷千博(常葉大4年=清水桜が丘高)とは仲が良かったというが、関西や九州で活動する選手とは接点がなく、同じ水戸への内定を決めるMF長尾優斗(関西学院大4年=G大阪ユース/水戸内定)とも初めて関わりを持つことになったという。

「(長尾は)もともとユースの時に何回か対戦していて、その時から上手い選手だなと思っていたけど、今回改めて上手くて強い選手だなと感じました。今回話したのは寮の話とか、どんな選手がいるのかとか。プロ入りの実感も最初はあまりなかったけど、だんだんと自覚が芽生えてきている感じがあります」

 そしてここでの経験を持ち帰って、チームメイトに還元したいと話す。中央大は現在リーグ最下位。1部復帰初年度で厳しい戦いを強いられている。勝つイメージを持ち帰りたいところだ。牛澤は「守備の面で目の前の相手に負けないこと。攻撃面でも自分から発進して行って、ゲームを作っていければと思います」とイメージを膨らませると、「歴史を変えることはものすごくワクワクする。アウェーの地で韓国に勝つことはものすごく意味があると思うので、全力で頑張りたいと思います」と気合を十分にした。

(取材・文 児玉幸洋)
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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