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[デンチャレ]プレーオフ選抜が関東選抜Aを大逆転!福岡内定10番DF橋本悠が劇的V弾含む全得点に絡む大活躍

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DF橋本悠(福岡大3年=鳥栖U-18/福岡内定)が劇的逆転弾を決めた

[2.27 デンチャレグループB第1節 関東選抜A2-3プレーオフ選抜]

 劇的な展開となった。“暴風”の影響をもろに受けた前半を2失点で耐えたプレーオフ選抜は、風上に立った後半に3点を返して関東選抜Aに大逆転勝利を飾った。

 全3得点に絡む大活躍だった。まずは後半5分、右サイドからDF橋本悠(福岡大3年=鳥栖U-18/福岡内定)がロングスローを投げると、FW加藤大晟(鹿屋体育大3年=浜松開誠館高)がニアでそらしたボールをMF松尾亮汰(福岡大3年=龍谷高)が押し込んで1点を返す。

 さらに終盤にかけて関東Aに圧力をかけると、後半40分、橋本が蹴った左CKをDF坂井悠飛(福岡大1年=立正大淞南高)がニアで合わせて同点。そして後半アディショナルタイム5分、FW吉田晃盛(新潟医療福祉大2年=九州国際大付高)のポストプレーから橋本が右足で豪快に突き刺して、試合に決着をつけた。

「風でサッカーにならなかったので、前半はとにかく耐える。関東の上手いサッカーをやられても前半は外に蹴りだして、あわよくばカウンターで一本取れたらと思っていた。無失点で抑えて後半に持ち込みたかったけど、2失点で良かった。2失点だからこそ逆転できたかなと思います」

 今大会のプレーオフを戦った九州選抜では、福岡大でも昨年つけた7番を背負っていた橋本だが、プレーオフ選抜では10番を託された。「小学生ぶり」という背番号10だが、その指名を意気に感じている。「気負いすぎず、楽しくやれる10番でいたいなと思います」。結果で大黒柱たる所以を示している。

 難敵の関東選抜Aを相手に大きな一勝を掴んだプレーオフ選抜だが、気を緩めることはない。橋本も「試合が終わってからすぐに言いましたけど、次を勝たないとこの勝利の意味はなくなる」と緊張感を高める。明日の東北選抜戦に勝てば決勝進出の可能性は大いに見えている。昨年3位だった同選抜を超える好成績を残すことで、歴史に名を残すつもりだ。

(取材・文 児玉幸洋)

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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