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[オ-プニングフェス]関東選抜Aが意地見せる!!インカレ王者・専修大に3発快勝

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[2.26 関東大学オープニングフェスティバル 関東選抜A3-1専修大 西が丘]

 平成24年度関東大学サッカーオープニングフェスティバルが26日に東京・西が丘サッカー場で行われた。第2試合では関東選抜Aと昨季の全日本大学選手権王者・専修大が対戦。関東選抜AがFW阪野豊史(明治大3年=浦和ユース)、FW瀬沼優司(筑波大3年=桐光学園高)2得点で3-1で勝利した。

 関東選抜Aは23日の練習試合で左足大腿を痛めたFW富山貴光(早稲田大3年=矢板中央高)がベンチスタート。また、大平正軌監督が「今回の関東選抜はターンオーバー制を敷く」と話している通りに、この日の関東選抜Aはこれまでの試合で多くの時間出場していたDF畑尾大翔(早稲田大3年=F東京U-18)やMF三田啓貴(3年=F東京U-18)はベンチスタートとなった。最終ラインでは、DF栗山直樹(専修大3年=清水東高)とDF松下純土(慶應義塾大2年=國學院久我山高)がCBでコンビを組んだ。

 専修大は、関東選抜に選出されている選手が不在だったほか、全日本大学選抜メンバーのFW仲川輝人(1年=川崎F U-18)とMF長澤和輝(2年=八千代高)、DF北爪健吾(1年=前橋育英高)とMF下田北斗(2年=大清水高)はベンチスタートとなった。

 試合は立ち上がりから、主力選手を大幅に欠く専修大を関東選抜Aが押し込む。MF六平光成(中央大3年=前橋育英高)とMF佐藤優平(国士舘大3年=横浜FMユース)が起点となり、チャンスを演出した。すると前半16分、FW瀬沼優司(筑波大3年=桐光学園高)がドリブルで中央へ持ち込み、佐藤へラストパス。佐藤が右足シュートを放つも、GK長嶋潤(専修大2年=清水ユース)の好セーブに阻まれた。

 すると直後の前半17分、専修大がカウンターからチャンスをつくるも、栗山が所属先・専修大の攻撃を読み、難なくカット。一転して関東選抜Aが攻め込んだ。最後は佐藤のパスに抜け出したFW阪野豊史(明治大3年=浦和ユース)が右足シュートを決め、関東選抜Aが先制に成功した。その後も関東選抜Aがチャンスを演出。同44分には瀬沼からのパスを受けたMF栗本広輝(順天堂大3年=清水商業高)が右クロス。ニアサイドに飛び込んだ佐藤がダイビングヘッドで狙うがシュートは外れた。

 対する専修大は、なかなかチャンスをつくることはできず。開始6分にはMF星野有亮(1年=静岡学園高)のパスから決定機をつくるが、シュートは決まらない。失点して迎えた前半36分には、PA内に持ち込んだ星野が自ら右足シュートを放つが、得点にはつながらなかった。関東選抜Aリードの1-0で前半を折り返した。

 後半から関東選抜Aはメンバーを変更。三田やGK富居大樹(東京国際大3年=武南)をピッチへ送った。1点を追う専修大もなんとか追いつこうと、全日本大学選抜メンバーの北爪、下田を送り込んだ。

 しかしその後、スコアは動かない。互いにゴール前へ攻め込むも、あと一歩が決めきれなかった。これを受けて、後半20分には専修大ベンチが動く。攻撃の切り札で昨季インカレ優勝メンバーの仲川と長澤を投入。抜群の攻撃陣をピッチへ送った。ここから流れを変えたいところだったが、直後に失点。仲川と長澤の投入からわずか1分後、関東選抜に攻め込まれると最後はPA内左から瀬沼にシュートを許す。2点差に広げられた。

 後半40分には、専修大がようやく見せ場をつくる。敵陣中央でボールを保持した長澤が前線へスルーパス。これに反応した仲川がPA内へ抜け出す。しかし、栗山と松下のCBコンビに止められ、シュートを打たせなかった。

 すると同43分には素早いリスタートから関東選抜Aが攻め込んだ。右サイドへ開いたFW原田開(順天堂大2年=湘南)がドリブルで駆け上がる。グラウンダー気味のクロスに瀬沼が落ち着いて合わせ、3-0。関東選抜Aがダメ押し弾を流し込んだ。直後には専修大も意地をみせる。下田が右サイドに展開すると、北爪が相手を振り切り、右クロス。最後は正面に走り込んだFW鈴木勇二(1年=富山第一高)が左足ダイレクトで強烈なシュートを叩き込んだ。そのまま3-1で試合は終了。関東選抜Aがインカレ王者の専修大に3発勝利を飾った。

[写真]前半17分、関東選抜Aは阪野が先制ゴール

(取材・文 片岡涼)

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