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[コマスポ]勝利を奪取し首位浮上へ「しっかりと勝ち点3を」

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 第86回関東大学サッカーリーグ戦(2部)前期・第3節は21日、フクダ電子アリーナで駒澤大が桐蔭横浜大と対戦する。第2節はまさかのドローとなり、あと一歩のところで勝ち点3を逃した駒大。そんな中迎える今節、開幕から2連勝で勢いに乗っている桐蔭大に泥を付け、一気に首位浮上を図る。

 冷たい雨が降り注ぎ、グラウンドコンディション最悪の中で前節・亜大戦は行われた。立ち上がりから厳しいプレスに遭いリズムを作れずにいると、ディフェンスの綻びを突かれ、立て続けに2失点。それでも後半に入り、ようやく攻撃の形を見出すと、早い時間にMF小牧成亘(2年=ルーテル学院高)、前節が“実質”デビュー戦となったMF若山瞭太(3年=暁秀高)によって2点を取り返した。その後ペースを掴むも、「3点目が取れていれば去年と違うチームになっていたが」(若山)と、なかなか勝ち越し点が入らず、そのまま試合終了。悔しさの残る痛み分けという結果を前に、小牧は「引き分けるゲームではなかった」と苦い顔で振り返った。

 次に対戦するのは現在2部リーグで唯一連勝に成功し、単独首位に立つ桐蔭大学。そんな右肩上がりのチームを引っ張るのは、10番を背負うMF引間俊也(4年=保善高)だ。豊富な運動量と確かな技術を合わせ持ち、開幕戦では1ゴール1アシストの活躍をみせた。紛れもないエースの存在感を示している。また守備陣では桐蔭大を名実ともに支える、DF小林誠主将(4年=新潟ユース)からも目が離せない。

これに対する駒大は、期待のルーキーMF中村駿(1年=習志野高)に注目。開幕戦にしてフル出場で2ゴールと、鮮烈なデビューを果たす。後半から途中出場した前節でも、得点には至らなかったが要所で積極的な攻撃参加を見せ、亜大ゴールを脅かした。1年生という点で見ると、すでにスタメンを定着させつつあるDF嶋谷昇大(1年=神戸広陵高)も、駒大勝利のカギを握っている。DF平尾優頼(2年=市立船橋高)やDF川岸裕輔(2年=前橋育英高)が不在のなか、比較的上背のない駒大DF陣内で183㎝の嶋谷。その長身を生かした競り合いの強さで攻撃の芽を摘み、チャンスを量産してほしい。

 前節で全勝優勝は消えてしまったが、無敗優勝は決して夢の話ではない。1位から最下位まで勝ち点差はまだまだ近く、チームの明暗を分けるとは言えないものの、2位グループから頭一つ抜け出すには絶対に負けられない。DF三澤祥馬主将(4年=三菱養和SCユース)が言うように、「しっかりと勝ち点3を取って」、まずは首位叩きを狙う。

(文・駒大スポーツ 河田奈津子)

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