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[ケイスポ]慶應義塾大vs明治大 試合後の慶應義塾大コメント

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]

[5.13 関東大学1部・前期リーグ 第7節 慶應義塾大3-2明治大 西川口]

 GWに行われた3連戦で2分1敗と結果を残せなかった慶大。上位に食らいついていくためにも何とか勝利を収めたい慶大は、昨年全日本選手権準決勝で惜しくも敗れた、明大と対戦した。試合は前半、近藤貫太(1年=愛媛FCユース)のハットトリックでリードを奪い、3-1で前半を折り返す。すると、後半も明大の猛攻を何とか1点に抑え3-2で勝利。強豪相手に貴重な勝ち点3を獲得した。

以下、試合後の慶應義塾大学コメント

●須田芳正監督
―今日の試合を振り返って。
「まずディフェンスのところが、相手選手にしっかりと付けたということが良かったですね。取った後は3枚をサイドに出していたので、そこに出すと。しっかりと前にフィードできていたので、そこが得点に結びついて良かったと思います。全体的に良いゲームだったのかなと。後半、最後バタバタになったけど、そんなに崩れることも無かったのですが、その辺のところも質も高めていかなければいけないと思います」

―中盤を3枚に減らした意図と、成果について。
「成果は合格点ですね。意図に関しては、基本的に7枚で守るということで、貫太(近藤選手)と武藤には攻めの方で活躍してもらうということで、守りの方での負担を減らしていくと。逆サイドが攻められている時は、守りなさいということで、同サイドの場合は下がらなくていいけど、その代わり取った時は高い位置でボールを受けなさいという狙いがありました。狙い通りやってくれたんじゃないかなと思います」

―ハットトリックを達成した近藤選手を中心とした3トップについて。
「近藤は3本スルーパスが通ったんですけど、平戸があそこにいるということで、ターゲットにもなるし、キープもできるということで、ボールを取った後に最悪ロングパスが出来るように、起用しました。特に相手が前からプレッシャーをかけてきたときは、そこのロングパスが有効になったんじゃないかなと理解していたので。そこ(近藤のハットトリック)には平戸の頑張りというものがあったんじゃないかなという風に思います」

―先手を取られ、勝利を挙げられなかったこれまでの試合と、今日の試合、大きな違いはあったか?
「守備の部分で明確になったのかなと。自分が誰を見るのかというのが明確になったので、プレスのかけ方がチームの全体の共通理解としてもてるようになったのかなと思います。そこの部分では、順大をしっかりと分析をして、相手に合わすというよりも、自分自身のサッカーをやっていくということを心がけていきたいです」

藤田息吹主将(4年=藤枝東高)
―リーグ戦、これまでの戦いぶりについて。
「経験の浅い選手が多いので、中々勝ちきれなかったり、試合の入りが悪かったりということが多くて、後手になってしまうということが多かったです。今日はしっかりと集中してできたと思います。明治ということで、すごく意識をしていて、プレスの速いチームなので、皆もある程度危機感を持って練習に取り組んでくれたので、結果につながったのかなと思います」

―今日は普段と違う位置でのプレーだったが。
「増田がワンボランチで、そこのところより前で、純土(松下選手)と相手の攻撃を潰していくということを心がけていました」

―3ボランチということについて。
「チーム全体としては、奪って速い攻撃につなげるということをすごく意識していて、取った後にウイングが外に開いているので、そこに当てて攻撃をしていこうと思いました。守備に関しては、しっかりと壁になって中に入ってきた選手をしっかりと潰すということを心掛けていました」

―次節に向けて。
「1試合勝って満足することなく、まだまだインカレ出場圏内には程遠いので、次も勝って進んでいきたいです」

松下純土(3年=国学院久我山高)
―自身の出来はどうか?
「ずっとボランチをやっていなかったんですけど、フォーメーションが変わったということで、今日、今シーズン初めてボランチをやりました。監督からは取ったボールをサイドに展開しろということだったんですけど、こぼれ球も前線に3人いたということもあって、拾えたと思いますし、ある程度展開もできたかなと思います」

―今季2勝目をあげたが、チームの調子はどうか?
「あまり波に乗れていなかったんで、監督からも先週の試合が終わって、今日の試合がまた開幕戦というようなことを言われていました。また新たな気持ちで今週1週間臨んで、今日の試合を迎えることができて、すごく気合の入った試合だったと思います」

―次節に向けて。
「このままいい調子で、また来週1週間もいい準備をして、次の順天戦も頑張って勝ちたいと思います」

武藤嘉紀(2年=FC東京U-18)
―今日の試合を振り返って。
「前半の立ち上がりに(近藤)貫太が点を決めることが出来て自分たちの前回から変わったメンバーで良い結果を残すことが出来たので良かったと思います」

―攻撃陣の手応えはどうか?
「自分のところで人数をひきつけられて、空いた貫太のスペースにパスを出せれば1点目、2点目の様に得点が取れるというのは前から貫太と話してたので、とても良い攻撃だったと思いますし、平戸がしっかりボールを収めてくれたので僕と貫太も自由に動けてやりやすかったです」

―次の試合に向けて。
「次の試合も自分の得点よりもチームのことを考えて、パスを出すときは出す、勝負仕掛ける時は仕掛けるという判断をしっかりして、自分としても得点できればいいなと思います」

近藤貫太(1年=愛媛FCユース)
―試合をどのような気持ちで臨んだのか。
「勝てば上位に上がれるし、負ければ順位が落ちるということで、前節もそうですけど今節は前節以上に大事な試合だなという気持ちで臨みました」

―3得点は大きく試合を決めることになったが得点を取ったときの気持ちは?
「ハットトリックしたこともそうですけど、チームが勝てたことが本当に一番なので、チームの勝利に貢献できたなと思います」

―前線からのプレスが効いていたが。
「守備のやり方を変えてシステム的にも難しかったですけど、皆が順応してうまくやれたので前線からのプレスという面では前半部分は特にうまくいったなと思います」

[写真]中盤からプレッシャーをかけ続けた松下

(取材・文 慶應スポーツ新聞会)

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