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A代表初選出の長谷川、“サッカー界のダル”に「地に足を付けて…」

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 日本代表は21日、静岡県内に集合し、23日のアゼルバイジャン戦(エコパ)に向けて合宿を開始した。海外組10人を含む全23選手は約2時間の練習を行い、日本代表に初選出されたMF長谷川アーリアジャスール(F東京)も精力的に汗を流した。

「初めてで多少緊張もしたけど、チームのやりたいことも分かったし、コンディションを整えるのにいい練習ができました」。国内組のほとんどは19日にリーグ戦を行い、中1日あったが、F東京は前日20日に鳥栖戦(3-2)を戦った。フル出場を果たした長谷川にも当然、疲労はあったが、A代表での初練習を終えた表情には充実感も浮かんでいた。

 23人中、10人を海外組が占める今回の日本代表。「一つひとつのプレーとか、感じるものもあった。それを自分の中に取り入れてがんばっていきたい」と刺激も受けた様子で、「チームでやってきたことが認められて、ここに来たと思うし、チームとしてやることを頭に入れたうえで自分の持ち味を出していきたい」と意気込んだ。

 イラン人の父を持つハーフということもあり、代表選出を果たしたときにはメディアで“サッカー界のダルビッシュ”と大きく報じられた。それでも本人は「まだまだそこまでのレベルに達していない。皆さんにそう言ってもらえるのは光栄ですが、もっともっとレベルアップしたい」と謙虚に話す。「これからだと思って、地に足を付けてがんばりたい」。日本代表として踏み出した第一歩。ここがスタートラインだ。

(取材・文 西山紘平)

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