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マンU「香川の補強はシャツを売るためではない」

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 マンチェスター・ユナイテッドの入団まで、あとは本人のサインを残すのみとなったとい言われている日本代表MF香川真司。この補強について、マンチェスター・ユナイテッドのコマーシャル・ディレクターを務めるリチャード・アーノルド氏は、ESPNの取材に対し、商業目的ではないことを強調した。

 ESPNによると、香川は約15億円から、最高で約22億円になる移籍金でドルトムントからマンチェスター・Uに加入する。29日にはドルトムントのチーフ・エグゼクティブを務めるハンス・ヨアヒム・ワッケ氏が「両チームともに契約をまとめたい」と発言していた。

 今夏、マンチェスター・Uは香川を獲得すると同時に、元韓国代表MFパク・チソンを放出すると報じられている。そのため、アジア市場における商業的な意味合いで香川を獲得するのではないかという憶測が飛んでいるが、リチャード・アーノルド氏は、「私たちはシャツを売るために選手を獲得することはない」と、憶測を一蹴し、「我々は25人の選手全員に頼るのであって、彼らは全員がビッグスターだ。ジョージ・クルーニーが25人いるようなものだ」と、世界的スターの名前を挙げ、全員がスターであることを強調した。

「アジア市場における私たちの成功を見ても、1人の選手に頼ったものではないことが分かるだろう。もちろん、パク・チソンは素晴らしい選手だ。彼は韓国代表のキャプテンを務めていたし、私たちのチームでも、キープレーヤーになってきた。しかし、いつの時代もマンチェスター・ユナイテッドで優先されるのは、個ではなくチームなんだ。ジョージ・ベストよりも、ブライアン・ロブソンよりも、デビッド・ベッカムよりも、エリック・カントナよりも、パク・チソンよりも、チームが優先されるんだ」

「確かに韓国でパク・チソンは圧倒的な人気を誇る。ハビエル・エルナンデスがメキシコで大人気なのと同じよううにね。でも、例えばポール・スコールズも中国で絶大な人気を得ている。彼らは世界中、どの国でも偉大なスターなんだ。私たちの試合は世界中の11億の家で視聴される。これが1年間に60回も行なわれる映画はあるかい? ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットが主演しても、同じように視聴される映画は存在しないだろう」


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