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ロシアへ戻った本田「PSGはビッグクラブではない」

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 日本代表のMF本田圭佑は20日、所属するCSKAモスクワに合流するため、成田空港からロシアへ出発した。ビッグクラブへの移籍を熱望している本田だが、今年1月にも獲得の打診があったフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマンについては「ビッグクラブではない」と語ったと、21日付のスポーツニッポン紙が報じている。

 同紙によると、白地にグレーのストライプが入った上下のスーツ、白いワイシャツに革靴、そしてサングラスを身に着けた本田は「(9月のW杯)イラク戦の前にやることがいっぱいある。リーグ戦に向けて準備する」と、7月21日に再開するロシアリーグに向けて語ったという。

 CSKAモスクワは、約1か月後に控えたリーグ再開の前に、7月8日~14日までオーストリアで合宿を行う。その最終日にはパリ・サンジェルマンとの練習試合が予定されている。ミランを欧州王者に導いたカルロ・アンチェロッティ監督が率いる同クラブについては、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督も「本田にとって良い選択肢。新たなレベルに到達できる」と、語っていた。

 直接対決で活躍すれば、今夏の移籍に向けて絶好のアピールとなる。しかし、香川真司のマンチェスター・U入りが報じられた際に、「自分もビッグクラブにふさわしい選手だと自覚している」と語っていた本田は、昨季のフランスリーグ2位のパリ・サンジェルマン入りについて聞かれると「どこがビッグクラブ? その(PSGがビッグクラブだという)考えは、僕にはなかったですね」と語ったという。

 この発言は、欧州でも注目されており、「お金よりもキャリアやサッカーを優先する選手だ」、「PSGの移籍金に動じない選手だ」「それならPSGに加入して、ビッグクラブにしてくれ」と言った声や「CSKAモスクワよりは大きなクラブだと思われるが」といった声が寄せられている。

 目標であるビッグクラブ入りへアピールするためにも、まずは再開するロシアリーグ戦に向けて、準備を整える。

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