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[ロンドン五輪]スペイン代表MFマタ「この失敗から学ぶ」

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 ロンドン五輪を戦ったU-23スペイン代表は、グループステージで姿を消した。オーバーエイジ枠でチームに加わっていたMFフアン・マタは、なぜチームが低調な出来に終わったか、上手く説明できないでいる。それでも、失意から早く回復できると確信している。日本、ホンジュラスに敗れ、敗退の決まっていたスペインは、モロッコとの第3戦に臨み、0-0で試合を終えた。チェルシーの公式HPが試合後のマタの言葉を伝えている。

「この試合の結果がどうであれ、僕たちは何も達成できないとわかっていた。それでもこれまでの試合と同じように、全力で勝ちに行った」とマタは言い「得点するチャンスは多かったのに、決めることができなかった。点を取れないととても苦しいね」と続けた。

「運がなかったのは、間違いないだろう。それでも、フィニッシュは鋭さを欠いていた。そこは間違いなく今後、解決しなければいけない問題だ。大会を通じて1点も取ることができなかった。1試合も勝つことができなかった。でも、僕たちはこのチームに誇りを持っているし、最後まで全力を尽くした。モロッコ戦が消化試合だと分かっていたけどね。すべての試合、試合終了のホイッスルが鳴るまで全力で戦ったんだよ。ガッカリしている。この大会に向けて、高い目標を掲げていたし、それが達成できると思っていたからね。でも、2試合目を終えて、すべてが終わってしまった。落胆も怒りもあるよ」

 EURO2012を制したスペイン代表の一員でもある24歳のMFは、この経験から若手が多くを学ぶことを確信している。

「敗戦から学ばなければいけない。ポジティブなことを忘れ、結果から成長する必要がある。この失敗がキャリアを長期的に見た場合の成功につながるはずだし、僕たちは毎回ものごとがうまくいくわけではないということを学ぶことができたと思う。常に勝つことは不可能なんだ。ここ数年、スペインはすべてを勝ち取ってきたけれど、あらためて頂点に立つ難しさを実感した。若い選手たちには、怒りもあるだろうし、彼らが傷ついたことも理解できる。でも、時間とともに乗り越えなければいけない。新しい目標ができるだろうし、この失敗から学ぶよ。必ず克服するさ」

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