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ベンゲル「私はアーセナルの男だが、未来を語るには早すぎる」

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 約16年に渡り、アーセナルの指揮を執ってきたアーセン・ベンゲル監督は、2014年夏までの契約を結んでいる。英国内では、アーセナルがベンゲルに対して契約延長を申し出ると報じられたが、ベンゲル監督は公式HPで、「私の契約は、まだ2年も残っている。重要なのは、週末のサウサンプトン戦だ」と、週末のプレミア・リーグに集中していることを強調した。

 その上で、アーセナルというチームが自身にとって、特別であると続けた。

「これまでもチームへの忠誠は示してきたと思っている。私は、アーセナルの男だ。それを常に示してきたと思う。だからこそ、私は自分が良くやったかどうか、考えなければいけない。もし、良くなかったと考えれば、自分の未来を考えないといけないだろう。私は長い間、このクラブにいた。クラブで一緒に働いている人々に、厚い信頼を寄せている。でも、私は自分自身のパフォーマンスを評価し、判断を下さないといけない。ただ、今はそのときではない。私の仕事で、2年というのは長い期間だ。クラブのために、出来るだけ良い仕事をしたいんだ。長期契約について話す気分ではない。今シーズン、良い結果を残したいんだ。それがすべてだ」

 来月、ベンゲル監督は63歳になるが、いつまでトップレベルのクラブで指揮を執るかについても、考えたことがないという。

「分からないね。自分くらいの年齢になれば、考えないといけないことなのだろうけど。自分の体調が十分か、野心はあるか、この仕事に要求されることに耐えられるか、自分自身に問いかけ続けなければいけない。そして、最後に決断を下すんだ。私は自分のパフォーマンスを正しく評価できる冷静さと賢さを持っていたい。毎日、良い仕事をしていきたいし、毎日働きたいと思っている」

 ベンゲルは北ロンドンに来てから、3度リーグ優勝を達成した。しばらくタイトルから離れているが、今シーズンのアーセナルは、記憶されるべきチームになると自信を持っている。

「ポテンシャルが非常に高いチームだから、クラブにとっては特別な1年だと思う。このポテンシャルを生かし切ることが、私たちにとって重要なんだ。良い姿勢、良い精神、そして素晴らしいポテンシャルがある。今、私が集中しているのは今シーズン、どこまで行けるか。それだけなんだ」

 ベンゲル監督の下、アーセナルは8シーズンぶりのタイトル獲得を目指す。

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