プレミア・リーグは6日に第7節の6試合を行い、ウェストハムはホームにアーセナルを迎えて、ロンドン・ダービーを行った。前半21分にMFモハメド・ディアメのゴールで先制したウェストハムだったが、前半41分にはFWオリビエ・ジルーに同点ゴールを許す。後半に入ってからも、ウェストハムはチャンスをつくるが、得点はできない。逆に後半32分にMFセオ・ウォルコット、同38分にMFサンティ・カソルラにゴールを許し、1-3で敗れている。

　試合を動かしたのはホームのウェストハムだった。前半21分、左サイドでMFアーロン・ラムジーをかわしたディアメが、強烈なシュートをゴール右上に突き刺して、ウェストハムが先制する。前節QPRに勝利し、連勝を目指すウェストハムが、幸先よく先制した。

　一方、前節チェルシーに1-2で敗れ、今季初黒星を喫していたアーセナルに待望の瞬間が訪れたのは、前半41分だった。ピッチ中央でボールを持ったジルーが、左サイドのFWルーカス・ポドルスキへパスを出し、ゴール前へ加速する。ポドルスキが折り返したボールを、PA内に走り込んだジルーがGKの鼻先で合わせて、ゴールを決めた。新加入・ジルーの、待ち望まれていたプレミア初ゴールで、アーセナルが試合を振り出しに戻した。

　1-1で迎えた後半、ウェストハムはFWアンディ・キャロルの高さを生かした攻撃を見せる。しかし、得点を挙げられないと流れは徐々にアーセナルに移っていく。迎えた後半32分、ジルーのパスから最終ラインの裏を取ったウォルコットが逆転ゴールを決めた。さらに同38分には、FWカールトン・コールを投入して、前線を厚くしたウェストハムの背後を取り、サンティ・カソルラが豪快なシュートを決めて勝負あり。

　ウェストハムとの直接対決の連勝記録を5に伸ばしたアーセナルが、勝ち点3を持ち帰っている。

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