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長谷部が初先発初アシスト!!監督解任のボルフス、4発快勝で8戦ぶり白星

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 ブンデスリーガは27日、第9節2日目を行い、MF長谷部誠の所属するボルフスブルクは敵地でデュッセルドルフに4-1で快勝し、8試合ぶりの白星を飾った。4連敗でマガト前監督を解任したボルフスブルクはギュンター・コストナーコーチが暫定的にチームを指揮。開幕から8試合連続でベンチ外だった長谷部も4-4-2の右サイドハーフで今季初出場初先発を果たすと、2-0の後半19分にはアシストも記録した。

 待ちに待った出番だった。マガト前監督の構想外となり、今季はここまでカップ戦も含めた公式戦全9試合でベンチ外。練習でどれだけアピールしてもチャンスを与えられることなく、シーズン開幕から2か月がたっていた。ところが、前節20日のフライブルク戦(0-2)でチームは4連敗。7戦白星なしとなり、最下位に転落すると、25日にマガト前監督が解任された。そしてコストナー暫定監督が指揮したこの日、長谷部がついに先発で今季初めてピッチに立った。

 ポジションは右サイドハーフ。攻守にピッチを駆け回り、守備で体を張ると、果敢にクロスも狙った。前半44分にはセカンドボールを拾い、右サイドからピンポイントのアーリークロス。FWバス・ドストがフリーで合わせたが、ヘディングシュートはGKの好セーブに阻まれた。

 0-0で折り返した後半立ち上がりに試合は動く。ボルフスブルクは後半5分、スルーパスから左サイドを抜け出したFWオリッチが折り返し、バス・ドストが左足で押し込んだ。さらに同8分、MFジエゴがドリブルで仕掛け、右サイドからグラウンダーのクロス。ファーサイドまで抜けてきたボールをオリッチが左足で流し込み、連続ゴールで2-0と突き放した。

 4試合連続無得点中だったチームが今季初の1試合2得点。すると後半19分、右サイドのスローインから長谷部が絶妙な動き出しで抜け出し、マイナスの折り返しをバス・ドストがニアサイドで合わせた。長谷部の今季初アシストで3-0と突き放すと、後半26分にPKで1点を返されたが、同33分、長谷部からのロングフィードを受けたバス・ドストがつなぎ、ジエゴがPA内で倒され、PKを獲得。これをジエゴが自らゴール左に決め、4-1と試合を決定づけた。

 今季ここまでの総得点がわずかに2点だったボルフスブルクだが、監督解任後初戦で大量4得点を挙げる圧勝劇。長谷部もフル出場を果たし、8月25日の開幕戦・シュツットガルト戦(1-0)以来、約2か月ぶりとなる今季2勝目に大きく貢献した。


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