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乾を封じた酒井高、右足首の靭帯を負傷も「重傷な感じではない」

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 ブンデスリーガは28日、第9節3日目を行い、DF酒井高徳とFW岡崎慎司の所属するシュツットガルトはホームでMF乾貴士の所属するフランクフルトと対戦し、2-1で競り勝った。右SBで6試合連続の先発フル出場を果たした酒井は「今は勝ちが欲しいので、とりあえず良かった」と勝利を喜ぶと、試合内容についても「前半はうちがやりたいサッカーがハッキリしていた。後半はちょっと間延びした部分もあったけど、(ボールを)取ってから速く攻める部分や、人に対してタイトに付く部分はできたかなと思う」と手応えを口にした。

 酒井自身、対面では乾とマッチアップした。「僕自身としては、チームを警戒するというより、乾くんのところをしっかり抑えれば、攻撃がちょっと遅れたり、ダイナミックさがなくなるんじゃないかなと思っていた」。フランクフルトのキーマンである乾を封じ込める。「タイトに付こうと思ってやっていたので、そこはうまくできた。何回か自分の中で『ちょっと外したな』というのはあったけど、それ以外はタイトに行けていたし、慌てずに対応できていたかなと思う」。その言葉どおり、乾は持ち味を発揮することができないまま、前半の45分間のみでベンチへ下がった。

 クラブは試合後、酒井が試合中に右足首の靭帯を痛めたことを発表した。そのままフル出場した酒井自身は「1試合できているので、重傷な感じではないけど、所々でステップとか痛みが出るところがある」と説明。「大丈夫なので、しっかりケアしていきたい」と話していたが、クラブによると、29日に精密検査を受ける予定で、31日に行われるDFBポカール2回戦のザンクト・パウリ戦は欠場する可能性があるとしている。

(取材 了戒美子)

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