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酒井一発退場も…シュツットガルトは内田先発のシャルケに快勝し3連勝

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 ブンデスリーガは8日、第16節2日目を行い、DF酒井高徳とFW岡崎慎司の所属するシュツットガルトはホームでDF内田篤人の所属するシャルケと対戦し、3-1で快勝した。酒井と内田は右SBでそろって先発したが、酒井が3-1の後半22分に一発退場。数的優位に立ったシャルケは後半25分に内田をベンチに下げた。試合はシュツットガルトがそのまま3-1で逃げ切り、今季初の3連勝。なお、膝の靭帯を痛めている岡崎は欠場した。

 シュツットガルトは前半2分、MFトラオレの左クロスにFWイビセビッチが右足で合わせ、幸先よく先制点を奪った。しかし、シャルケも同13分、MFジョーンズの浮き球のスルーパスに反応したFWマリカが右足ダイレクトボレーで同点ゴール。立ち上がりから試合は激しく動いた。

 欧州CLから中3日のシャルケに対し、シュツットガルトはELからわずか中1日。日程的には厳しいシュツットガルトだったが、運動量で上回り、試合を優位に運んだ。すると前半38分、左サイドからのクロスボールに競り合ったMFゲントナーがDFフクスに押さえられたとしてPKを獲得。これをイビセビッチがゴール右に決め、2-1と勝ち越しに成功した。

 後半16分にはカウンターからMFホルツハウザーがゴール前に抜け出し、左足でシュート。GKの弾いたボールをイビセビッチが右足で押し込み、ハットトリックを達成した。3-1。勝利を決定づけたかに思われたが、試合は思わぬ展開を見せる。

 後半22分、酒井がボールを奪われると、後方からMFホルトビーに対してスライディングタックル。スパイクの裏がホルトビーの右足首に入り、主審はレッドカードを提示した。酒井の一発退場で数的不利に立たされたシュツットガルト。シャルケは直後の同25分、内田に代えてMFバルネッタを投入し、勝負に出た。

 ところが、反撃ムードもあっという間に立ち消えになる。後半28分、ジョーンズがトラオレに対する危険なタックルで一発退場。10人対10人と数的同数になり、シュツットガルトはシャルケの反撃を危なげなくかわした。結局、試合は3-1のまま終了。シュツットガルトは今季初の3連勝で勝ち点25に伸ばすと、5試合白星なし(2分3敗)となったシャルケに勝ち点で並んだ。


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