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長谷部フル出場のボルフス、王者ドルトムントを下し4戦ぶり白星

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 ブンデスリーガは8日、第16節2日目を行い、MF長谷部誠の所属するボルフスブルクは敵地でドルトムントと対戦し、3-2で競り勝った。長谷部は右サイドで8試合連続の先発出場。3戦連続フル出場で金星獲得に貢献している。

 前節のハンブルガーSV戦(1-1)は今季初のボランチで先発した長谷部だったが、この日は右サイドで先発。前半6分にはFWマルコ・ロイスに直接FKを沈められ、先制を許すなど苦しい展開となった。

 ところが、前半35分、一つのプレーが流れを大きく変える。MFジエゴの浮き球のパスから左サイドを抜け出したMFビエリーニャがゴール前にクロス。FWバス・ドストが右足で捉えたシュートはゴール前のDFシュメルツァーの手に当たったとしてPKを獲得すると、シュメルツァーは一発退場となった。

 キッカーを務めたジエゴは落ち着いてGKの逆を突き、ゴール右にPKを沈め、1-1の同点。さらに前半41分、ジエゴの右FKにDFナウドが豪快な右足ボレーで合わせ、2-1と逆転に成功した。

 後半に入ると、10人ながら猛攻に出るドルトムントがボルフスブルクを押し込んでいく。後半15分にはFWレワンドフスキがPA内でDFシェアーに倒されたとしてPKを獲得。これをMFブラスチコフスキが冷静に決め、2-2と試合を振り出しに戻した。

 数的不利を感じさせない戦いを見せるドルトムントだったが、ボルフスブルクも果敢に勝ち越しゴールを目指す。激しさを増す試合は後半28分、ジエゴからの絶妙なスルーパスに抜け出したドストがGKとの1対1を制し、ボルフスブルクが3-2と勝ち越した。長谷部は終盤はボランチに入って逃げ切りに貢献。ドルトムントの猛攻に耐えたボルフスブルクが敵地で王者に8試合ぶりの土を付け、4試合ぶりの勝ち点3を獲得した。


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