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ナポリ対ユベントスはドロー、勝ち点6差は変わらず

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2位ナポリにとって痛い勝ち点1

 1日に行われたセリエA第27節、ナポリ対ユベントスの一戦は、1ー1の引き分けに終わった。

 勝ち点6差で首位を走るユベントスを捕らえるために勝利が欲しい2位ナポリは、キックオフ後の最初のプレーでハムシクがシュートを放ち、ここ4試合無得点の悪い流れを断ち切ろうという意欲を見せた。

 しかし、やはり主導権を握ったのはユベントスだった。開始10分、左サイドからピルロが左足でクロスを入れると、見事なファーへのボールにキエッリーニが頭で合わせて、早い時間に先制する。

 その直後、ユベントスは敵陣ペナルティーエリア内でリヒトシュタイナーが倒れるが、ファウルは取ってもらえず。18分には、ロングボールからヴチニッチが決定機を迎えるも、GKに触られて追加点を奪えなかった。

 なんとか1点差で耐えたナポリは、高い位置でのボール奪取からショートカウンターを見せて相手ゴールに迫るなど、少しずつ相手陣内に入っていく。

 すると43分、久々の得点が決まった。左からの横パスを受けたインレルがミドルシュートを放つと、ボヌッチの頭をかすめたボールがゴール右に吸い込まれる。

 ヒートアップする両チーム。前半終了間際には、ボールのないところでカバーニがキエッリーニにひじ打ちを見舞い、キエッリーニが倒れ込んだ。追加副審にこれを目撃されていたカバーニだが、主審が提示したのはイエローカード。11人対11人のまま、前半を終えた。

 ナポリは後半のスタートからジェマイリを投入。ブリートスが交代して、4バックになった。

 後半の序盤はユベントスが押し込む展開になる。しかし、決定的な場面はつくれず、勝ち越し弾は生まれない。

 ナポリはしっかり守ってからの速攻を狙いたいところだが、ユベントスも警戒心が強く、なかなかチャンスにはならない。58分にハムシクが左足で惜しいミドルシュートを放つが、GKブッフォンの好守に阻まれた。

 流れをたぐり寄せたナポリに60分すぎにチャンスが続く。セットプレーからゴール前で激しい攻防となるが、ユベントスがぎりぎりのところで耐えた。

 67分、ナポリはパンデフを下げてインシーニェを投入し、攻撃に変化を加える。73分には右サイドからのクロスにカバーニがヘディングで合わせるが、ここもGKブッフォン。その直後には、ハムシクのミドルシュートをブッフォンが弾いたこぼれ球にジェマイリが詰めたが、枠を外してしまう。

 ユベントスは74分にようやく最初の交代カードを切り、マトリがピッチに入り、ジョヴィンコが下がった。

 熱くなるナポリベンチでは、ビゴンSDが抗議で退席を命じられた。

 終盤は引き分けでも問題ないユベントスがリスクを冒さず、ナポリに好機を与えない。ナポリは84分にアルメロを投入したが、逆転弾を決めることはできないまま、1ー1の引き分けでタイムアップを迎えた。


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