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急性白血病のペトロフが現役を引退「生涯最大の挑戦」

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 アストンビラは9日、クラブの公式HPでブルガリア代表MFスティリアン・ペトロフが現役を引退すると発表した。2006年にセルティック(スコットランド)からアストン・ビラに加入したペトロフは、2009-10シーズンからキャプテンを務めていた。しかし、昨年3月に急性白血病と診断され、闘病生活を続けていた。

 クラブを通じてペトロフは「素晴らしいチームメイト、近くで僕を支えてくれた素晴らしい人々、そして素晴らしい家族には感謝しかない」と、謝意を伝えている。そして白血病と診断された時のことを「おかしなことが起きた。最初は、単なる風邪だと思っていた。でも、もっと深刻なモノで、人生が変わったんだ。エミレーツスタジアムで、アストンビラの一員として90分間、アーセナルと戦い、その後に体調を崩した。自分の体のように思えなかった。そこまで深刻だとは思っていなかったのだけど…。診断結果は、ショッキングなものだった」と、振り返った。

 治療によって順調に回復し、日常生活を取り戻せたペトロフだが、選手としてピッチに立つことは叶わなかった。それでも、ここから始まる「生涯最大の挑戦」への意欲を綴っている。

「急性白血病と診断されてから、多くの人が苦しんでいる。病気に苦しんでいる人を救うための基金をつくって、助けていきたい。サッカーとともに生きてきた人生に、僕はとても誇りに思う。同時に僕の身に起きた、おかしな出来事についても、変な話になるけど、感謝をしているんだ。このおかしな出来事によって、多くの人々と触れあえた。そして、このことをポジティブに捉えたいんだ。これは僕にとって生涯最大の挑戦だよ」

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