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「3月には勇退をクラブに伝えた」、ファーガソン監督が明かす

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 今季限りでの勇退を発表したマンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督が、決断時期や後任のデイビッド・モイーズ氏への期待を語った。公式サイトが伝えている。

 ファーガソン監督は今月8日に、26年間率いたクラブを去ることを発表した。しかし3月にはすでにクラブに意思を伝えていたようだ。

「妻のキャシーとクリスマスに話し合った時は、2位との勝ち点差は5だった。私は優勝のチャンスが大きいと思っていたが、妻にはとにかくタイトルを獲ることが重要なんだと話した。昨年は悔しい思いをしたので、同じ思いを繰り返したくはなかった。勝利したいと思っていたが、それが見えてきたので3月にはクラブに勇退の意思を伝えたんだ」

 発表前日に英国メディアに一斉に報じられたことについては、「少し油断したところから情報が洩れて、広まってしまったよ。長年このようなことが無いように努めてきたが、実際にはそれは不可能に近いこと。ニュースの存在を受け入れなければならないが、もちろんそこには内容の良し悪しがある。クラブには悪いニュースは入れないようにしているが、今の世の中ではそれさえも難しい」。

 後任人事も速やかに行われ、退任発表の翌日には、エバートン指揮官のデビッド・モイーズ氏の監督招聘を発表した。以前より、モイーズ氏を高く評価していたファーガソン監督は、「私の知る限り、デビッドは働き者で、自分に誠実な人物。自分なりの仕事に対する倫理観を持っているし、フットボールに対してシリアスに取り組んでいる」と改めて評価した。

 ファーガソン監督のマンUでの指揮もあと1試合。「日曜日は勝利しなければならない。WBAはホーム最終戦なので勝ちたいだろうが、私は最後の試合で負けたくない」。キックオフは日本時間19日24時。26年間の集大成を飾るべく、ラストゲームに臨む。

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