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[コパ・デル・レイ]アトレティコが14年ぶりダービー勝利、延長戦でレアル下し10度目のV

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[5.17 コパ・デル・レイ決勝 R・マドリー1-2(延長)A・マドリー]

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝が17日、サンチャゴ・ベルナベウで行われ、アトレティコ・マドリーが延長戦の末、レアル・マドリーを2-1で下し、17シーズンぶり10回目の優勝を飾った。

 21シーズンぶりに実現したコパ・デル・レイ決勝でのマドリード・ダービー。直近のダービーマッチはレアルが10連勝中で、25試合連続無敗だったが、実にアトレティコが99年10月の対戦以来、14年ぶりにダービーを制し、10度目のコパ・デル・レイのタイトルを勝ち取った。

 先制したのはレアルだった。前半14分、MFメスト・エジルの右CKにFWクリスティアーノ・ロナウドが打点の高いヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らす。立ち上がりから本拠地サンチャゴ・ベルナベウで主導権を握ったレアルが均衡を破った。

 アトレティコも前半35分、中盤でボールキープしたFWラダメル・ファルカオが華麗に守備陣を突破。スルーパスに反応したMFディエゴ・コスタが左足でゴール右隅に流し込み、1-1の同点に追いついた。

 両エースが魅せ、試合は振り出しに戻る。レアルは前半43分にエジル、後半16分にFWカリム・ベンゼマのシュートがポストを直撃。後半23分にはC・ロナウドのFKがみたびポストに弾かれるなど、再三決定機をつくりながら運が味方しなかった。

 すると後半34分、判定に苛立ったジョゼ・モウリーニョ監督が主審への執拗な抗議で退席処分を受ける。指揮官不在となったレアル。1-1のまま90分間を終え、延長戦に突入すると、迎えた延長前半8分、アトレティコはMFコケの右CKからセカンドボールをコケが再びゴール前に折り返す。これにニアサイドでDFミランダが頭で合わせ、ついに2-1と逆転に成功した。

 延長後半9分には後方からMFガビのファウルを受けたC・ロナウドが倒れざまに左足を振り上げ、ガビの鼻先をキック。C・ロナウドはこの行為で一発退場となり、レアルは万事休した。リーガのタイトルをバルセロナに明け渡し、欧州CLも準決勝で敗退したレアル。ダービー決戦となったコパも準優勝に終わり、今季はスペインスーパー杯のタイトルを獲得するだけにとどまった。


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