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19歳FWが欧州へ!京都が久保のヤングボーイズ完全移籍を発表

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 京都サンガF.C.は18日、FW久保裕也がスイス1部リーグ(スーパーリーグ)のBSCヤングボーイズへ完全移籍することが決定したと発表した。移籍は2013年7月1日付となるため、6月22日に行われる水戸戦(西京極)がホーム最終戦、29日に行われる栃木戦(栃木)が移籍前最終戦となる。

 高校3年生だった11年シーズンにJ2で10得点を挙げてブレイクした久保は、年代別日本代表のエースストライカーとしても注目されてきたFWだ。12年2月にキリンチャレンジ杯の日本代表にも選出されているFWは、今季J2でチームトップの7得点。今月9日の熊本戦(3-1)では初のハットトリックを達成するなど、J1復帰を目指すチームを引っ張るひとりとして活躍を見せてきた。

 ただクラブによると本人は「精一杯プレーしてきたつもりですが、まだまだ十分ではないと思います」と口にする。そして「このタイミングで移籍することに対して、自分自身でも相当悩みました。自分自身、スカラーアスリートプロジェクトの選手の一人として、サンガのアカデミーで3年間育てていただき、クラブ、そしていつも応援して下さるサポーターの皆さまのことを思うと、簡単に決断することは出来ませんでした」というが、それでも自身の夢を実現するために移籍を決断した。「『欧州で自分の力を試してみたい』という子どもの頃からの自分の夢を実現するチャンスは、そう簡単にはめぐってこないものだと思いますし、そう考えた時、やはり、移籍を決断するしかないという結論に至りました」。

 これまで後押ししてくれたサポーターへ向けては「サポーターの皆さまにはどんなときでも温かいご声援をいただき、本当に感謝しています」。そして支えてきてくれた人々へ「今後もスカラーアスリートプロジェクトで育った選手の一人として、その名に恥じぬプレーヤーであり続けたいと思います」と誓った。16年リオデジャネイロ五輪のエース候補でもある久保は海外で必ず成長し、結果も残す。

以下、クラブ発表のプロフィールとコメント
久保 裕也/Yuya KUBO

■生年月日 
1993年12月24日
■出身地 
山口県
■身長/体重 
177㎝/68㎏
■ポジション 
FW
■サッカー歴 
鴻南中学校-京都サンガF.C.U-18-京都サンガF.C.
■通算出場記録(※2013年6月18日現在)
J2通算64試合18得点、天皇杯3試合出場3得点
■代表歴
2009 U-16日本代表、2010 U-17日本代表、2011 U-18日本代表、2012 日本代表、U-19日本代表
■久保裕也選手コメント
「この度、スイスのヤングボーイズに移籍することになりました。チームは今、J1昇格に向け、正念場を迎えようとしています。本来であれば、昨年のリーグ戦で結果を出して、チームがJ1に昇格していることが一番重要なことだったと思いますが、昨年は自分自身も思う様なプレーが出来ず不甲斐無い結果しか出せませんでした。また、チームのJ1昇格という目標も達成することが出来ず、皆さまの期待を裏切るシーズンとなってしまいました。

 また、今年のリーグ戦においても、ここまで精一杯プレーしてきたつもりですが、まだまだ十分ではないと思います。その事を考えたうえで、このタイミングで移籍することに対して、自分自身でも相当悩みました。

 自分自身、スカラーアスリートプロジェクトの選手の一人として、サンガのアカデミーで3年間育てていただき、クラブ、そしていつも応援して下さるサポーターの皆さまのことを思うと、簡単に決断することは出来ませんでした。ただ、「欧州で自分の力を試してみたい。」という子どもの頃からの自分の夢を実現するチャンスは、そう簡単にはめぐってこないものだと思いますし、そう考えた時、やはり、移籍を決断するしかないという結論に至りました。

 サポーターの皆さまにはどんなときでも温かいご声援をいただき、本当に感謝しています。また、高校の3年間でお世話になったアカデミーの指導者、その他クラブスタッフの皆さま、更に立命館宇治高等学校の先生方に対しましても感謝の気持ちで一杯です。そんな、サポーターの皆さまやお世話になった方々に恩返しするためにも、欧州で、自分のもてる精一杯の力を発揮し、努力を続けたいと考えています。

 最後に、2年半、ご指導いただいた大木監督とコーチングスタッフ、そして、チームの全選手に対し心より感謝の気持ちを伝えたいと思います。また、今後もスカラーアスリートプロジェクトで育った選手の一人として、その名に恥じぬプレーヤーであり続けたいと思います。そして、今期京都サンガF.C.のJ1昇格を心より願うと共に、いつまでも、京都サンガF.C.のことを応援し続けています。

 お世話になった全ての皆さま、本当にありがとうございました」

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