モウリーニョ監督の発言には答えず

　レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドは、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が述べた「本物のロナウド」発言についてはコメントを避け、元指揮官に向けて何も答えようとはしなかった。

　昨季までマドリーを率いていたモウリーニョ監督は、「私はバルセロナでロナウドも指導した。あいつ(クリスティアーノ)ではなく、ブラジル人の”本物”のロナウドだ」と、C・ロナウドを皮肉るような発言をしていた。

　ロサンゼルスでの会見でこの発言について質問を受けた同選手は、反論や批判を繰り出すことはなく、次のように述べるにとどめている。

「世の中にはコメントするに値しないようなこともある。このことについて何も言うつもりはないし、その理由は明白だ。僕はいつも監督たちを尊敬して、彼らから学ぼうとしている。良いことだけを考えるようにしたい」

　ギネス・インターナショナル・チャンピオンズ・カップで決勝進出を果たしたマドリーは、決勝でモウリーニョ監督の率いるチェルシーと対戦する。試合への意気込みを質問されたC・ロナウドは、「監督と対戦するわけではなく、チェルシーとの対戦だ。勝ちたいと思っている」と冷静に答えている。

　C・ロナウドはまた、自身の契約延長問題についても言及。現時点では交渉に進展はないとのことだ。

「まだ状況は解決されていないし、そのことについて話すわけにもいかない。そうするべき時ではないからだ。もっと先になればもう少し具体的なことが分かるかもしれないが、今は練習と仕事だけに集中したい」

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